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vsCOVID19 時系列更新記録 台湾編① 2020年4月30日まで←2019年12月31日から 事前準備、官民一体の警戒、IT施策

台湾編② 2020年5月1日〜 へ続く

他国の記録:
日本編① 日本編②  日本編③   韓国編①  韓国編②
イタリア編① イタリア編② アメリカ編①   アメリカ編②  アメリカ編③
ドイツ編① ドイツ編②  

*感染者数データは台湾の新型コロナウイルス対策本部=衛生福利部(厚生省)疾病管制署中央流行疫情指揮中心(サイトがとてもわかりやすい)
メディア 台湾Today より。=データにブレがない。
COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University (JHU) ジョンズ・ホプキンス大学の新型コロナウイルス感染状況ダッシュボード
WHOのデータには加盟を認められていないため記載がない。
※日付は現地時間で記録しています。
※ニュースソースは日本で入手でき、引用元を確認できる主に日本語で翻訳されたものに限られています。
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◎4月30日
感染者累計429人、死者6人のまま(死者6人は4月10日〜)
18日連続で国内新規感染者ゼロ

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は、台湾における感染状況が徐々に落ち着いてきたとの見方を示し、日常生活を段階的に取り戻すため、感染予防に取り組みながら屋外活動や外食を楽しむ「防疫新生活キャンペーン」をスタートさせると発表(詳細は近々に発表)

経済部(経済省)国際貿易局が、消毒用エタノールの輸出禁止を公告
医療用マスクや体温計などに続き  新型コロナ対策物資の確保狙う

台湾のWHO参加、日本の安倍首相「事務局長に伝えた」 外交部「最大限の敬意」

治療薬「アビガン」、日本から提供申し出「あった」が台湾国内には備えがあることや、薬の効果にまだ検証の余地があることなどから「今回は遠慮した」と中央感染症指揮センターの周志浩執行官が説明。

市民からのマスク、298万枚に 最多は「怡君」さんの寄付

◎4月29日
感染者累計429人、死者6人のまま(死者6人は4月10日〜)累計311人隔離解除
17日連続で国内新規感染者ゼロ

台湾、人工呼吸器の国産に意欲 約2億円投じ、関連技術を持つ国内メーカーを集めた「ナショナルチーム」でプロトタイプ製作へ

台米日、コロナ偽情報対策でテレビ電話会議「グローバル協力訓練枠組み」(GCTF)のワークショップ http://mjapan.cna.com.tw/news/apol/202004300002.aspx

台湾製マスク200万枚受け取った日本から感謝の声 日華懇会長は蔡総統に謝意

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=176390&unitname=ニュース-政治&postname=在バチカン中華民国大使館、新型コロナ感染の伊大学へ援助物資
ローマカトリック教会の修道会サレジオ会と台湾には親密な関わりがあり、サレジオ会が創立したローマサレジオ大学を支援。

在宅隔離の徹底を呼び掛ける台中市政府警察局のフェイスブックページ投稿動画が「まるでAV」女性をモノ化していると市議が指摘、「逃走中」パロディーと説明
http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/202004290001.aspx

◎4月28日
感染者累計429人、死者6人のまま(死者6人は4月10日〜)
16日連続で国内の新規感染者ゼロ、

ロイター調査によると、台湾の域内総生産GDP成長率は今年第1・四半期に約4年ぶりの低水準にとどまったと予想されている。新型コロナウイルス危機で、主力の電子製品の輸出が振るわなかったため。

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=176394&unitname=ニュース-政治&postname=新型コロナ対策本部、開設から満100日迎えた 
(フォーカス台湾がまとめたこれまでの主な出来事に*印)

マスク、1日1900万枚体制へ 5月中旬に到達見込み

民進党議員、防護服2300着を大阪市に寄贈 日本の窓口機関が謝意

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=176297&unitname=ニュース-政治&postname=バチカンのホームレスのため台湾がツナ缶などを寄付、ローマ教皇には「電鍋」を

記事:台湾でコロナを封じ込めた「鉄人大臣」の知られざる素顔 〜鉄人大臣の父に影響を与えた日本教育
学校でからかわれた小学生を庇うため、ピンク色のマスクをして会見に臨んだことでも話題になった陳時中氏が、「公」に尽くす背景。

◎4月27日
感染者累計429人、死者6人のまま(死者6人は4月10日〜)
新規感染者も死者も0ゼロ

海外から持ち込まれた感染例と、海上で発生した軍艦「磐石」でのクラスターをのぞいて、国内感染例は連続15日間出ていない
中央感染症指揮センターの陳時中衛生福利部長は、台湾での感染が6月末に収束する可能性はあるとの見解を示した。

記事:公的支援の取り組み https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=154&post=176190&unitname=主張&postname=新型コロナの影響受けた個人に現金救済、国民を苦境から救え 特別予算を組み、低中所得及び弱者(児童、高齢者、身体障害者)を持つ約87万世帯に1人当たり月1,500台湾元(約5,355日本円)合計3か月振り込み。その他、コロナの影響を受けた事業者への支援

記事:オランダ 台湾にチューリップ3999本を贈呈 第一線の医療従事者に感謝
http://mjapan.cna.com.tw/news/apol/202004270003.aspx

海外にマスク「おすそ分け」=個人から寄付募る
https://www.afpbb.com/articles/-/3280640?cx_part=search
1人当たり2週間に9枚を上限に割り当てている配給制のマスク。購入用の専用アプリで自分が寄付したい数を指定できる。1枚5台湾ドル(約18円)のマスク代は、政府が負担するため、購入する権利を海外に「おすそ分けする」形
詳細→ https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=176295&unitname=ニュース-政治&postname=アプリで未購入分のマスクを海外寄付に、「台湾を守り、世界を助けよう」

◎4月26日
感染者累計429人、死者6人のまま(死者6人は4月10日〜)
新規感染者も死者も0ゼロになった。

◎4月25日
感染者累計429人に、死者6人
軍艦「磐石」の乗組員のうち、新たに1人の感染が確認(累計31人に)

衛生当局は濃厚接触者1,865人を特定している。そのうち534人が「居家隔離(=在宅隔離)」を行っており、うち173人について検体検査を実施。結果は154人が陰性で、残りは結果待ち。ほかに1,331人が自主健康管理(自宅待機の必要はないが、定期的に検温して健康管理に努める)」の対象となっている。

来月17日に行われるWHOの総会台湾が参加することを、米厚生長官陳時中衛生福利部長(保健相)と行った電話会談で支持する姿勢を表明

検証記事:「天才大臣」だけでない台湾の強さとは何か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-00000016-mai-int
台湾の内閣が「専門家ぞろいだ」として日本でも注目が集まっている。台湾では、「鉄人大臣」の異名を取る陳時中・衛生福利部長(衛生相)や、IT担当で「天才」と称される唐鳳(オードリー・タン)政務委員らの活躍が目立つ。発足当時は専門家はいるものの国民とのコミュニケーションがうまくいかず、支持率が低迷した時期もあったことなど。

◎4月24日
感染者累計428人に、死者6人=4月10日〜
軍艦「磐石」の乗組員のうち、新たに1人の感染が確認

中央感染症指揮センターは当初4月29日までとしていた「台湾-中国線の縮小」と同30日までとしていた「台湾での乗り継ぎ全面禁止」、いずれも延長

◎4月23日
感染者累計427人、死者6人=4月10日〜
軍艦「磐石」の乗組員のうち、新たに1人の感染が確認

欧州議員22人、台湾が世界保健機関(WHO)に完全な形で参加できるよう支持を求める書簡を欧州連合EU外相に呼び掛け https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00000006-ftaiwan-cn

外交部(=外務省)は、最新の短編動画「新たな人生のはじまり(英語名:Looking Up Again)」を公開。台湾の先端医療の成果を国際社会にアピールすることで、全世界に「Taiwan can help!Taiwan is helping!」というメッセージを伝えるのが狙い。
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=176112&unitname=ニュース-政治&postname=外交部が最新動画「新たな人生のはじまり」を公開、台湾の医療貢献をアピール

リトアニア外相、台湾からのマスク寄付に繁体字の中国語で感謝のツイート

イタリア出身の神父が寄付呼びかけた救援物資、イタリア向けに発送

ローマ教皇庁に再びマスク20万枚を無償提供

◎4月22日
感染者累計426人、死者6人=4月10日〜
軍艦「磐石」での感染者1人増えて累計28人

新型コロナウイルス対策や救済措置などを盛り込んだ改正「新型コロナ特別条例」、特別予算上限2100億台湾元(約7,516億日本円)に

◎4月21日
感染者累計425人に、死者6人
新規感染者3人はいずれも海軍の軍艦「磐石」の乗組員。これにより軍艦「磐石」で発生したクラスター(集団感染)の感染者は累計27人になった。
=衛生当局はすでに接触者349人を特定、そのうち187人を「在宅隔離」、162人を「自主健康管理(=通常の生活を送ることが可能だが、なるべく人ごみを避け、健康管理に努める)」の対象としている。

海軍の統帥(最高司令官)を兼ねる蔡英文総統は、「国軍のことは私の責任」だとして謝罪した。国防部(国防省)に最速での真相究明と誤りの修正を求めたとし、調査の完了後には「決して過失をかばわない」と断固とした姿勢を示した。
http://japan.cna.com.tw/news/apol/202004220003.aspx

台湾政府が日本に寄贈した医療用マスク約200万枚が、貨物機で成田空港に到着。全国の公立病院や特別支援学校などに配布される。→twitterに感謝の言葉があふれる。

マスク「実名制」第3版コンビニのマルチメディア端末で予約購入可能に

新型コロナウイルス対策や救済措置などを盛り込んだ特別条例案を可決成立。このの改正により特別予算に1,500億台湾元(約5,365億日本円)が追加。

◎4月20日
感染者累計422人に、死者6人
新規感染者2人は海外留学からの帰国者(カナダ、アメリカ〜スペイン)

3/21以前に入国した外国人の滞在可能期限、一律30日再延長へ

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=150&post=175733&unitname=ニュース-経済&postname=「マスクナショナルチーム」の名声が世界に、マスク製造設備は8月以降の輸出目指す 、経済部(日本の経産省に相当)が2月はじめにマスクの生産ラインを60本発注したのを皮切りに、製造設備メーカー2社が代表となり、そこに各機械メーカーの経験豊富な職人や若手技術者100人以上が結集し、わずか40日間という計画を大幅に上回る速さで新規の生産ライン92本が完成した。
→海外からは大量にマスク製造を受注。さらに台湾の業者にマスクの製造設備を発注する動きが出ている。

◎4月19日
感染者累計420人に、死者6人
新規感染者22人のうち21人海軍の軍艦「磐石」の実習生及び軍人

◎4月18日
感染者累計398人、死者6人
新たに3人の感染を確認。いずれも
*海軍の軍艦「磐石」乗組員の集団感染発生を発表
15日に下船して台湾各地の公共の場に出入りしていた「磐石」の実習生及び軍人。艦隊の関係者744人を呼び戻して全員の検査を実施

中央政府は18日より、国軍に対して1日18万9,000枚のマスクを支給することを決めた。1人当たり1日1枚。

記事:台湾のマスク施策の流れがわかりやすい
アベノマスク騒動を尻目に。台湾「Eマスク」システムの快進撃 https://forbesjapan.com/articles/detail/33864

◎4月17日
感染者累計395人、死者6人
新規感染者も死者も0ゼロ

財団法人工業技術研究院(工研院、ITRI)が、新型コロナウイルスの新たな検査システムを開発。感染初期の0~7日目までの体内のウイルス濃度が低いときでも検体検査が可能で、その感度は90%に達する。小型で携帯可能な上、ウイルス感染の有無が1時間で判明することから、空港などでの水際対策に有利。=現在までの台湾の新型コロナウイルス感染者のうち86%は海外から持ち込まれたものであり、この数字は水際対策の重要性を浮き彫りにしている。

*現在、新型コロナウイルスの検出方法は、(1)核酸増幅法検査(PCR検査)、(2)カプシドタンパク質やスパイクタンパク質を検出する方法、(3)抗体検査の3種類。それぞれ潜伏期間、感染期、回復期の検査に適した検査だ。そのうち、ITRIが開発したシステムは、潜伏期のウイルスの核酸分子を抽出して行うPCR検査。

◎4月16日
感染者累計395人、死者6人
新規感染者も死者も0ゼロ

日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は16日、台湾から医療用マスク200万枚の寄贈を受けると発表
https://news.livedoor.com/article/detail/18130454/

◎4月15日
感染者累計395人に、死者6人
新規感染者2人

マスク海外支援第二弾が始動、新南向政策対象国・欧州諸国へ
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=175400&unitname=ニュース-政治&postname=マスク海外支援第二弾が始動、新南向政策対象国・欧州諸国へ

台湾からローマ教皇庁にマスク28万枚を寄付
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=175399&unitname=ニュース-政治&postname=中華民国(台湾)、ローマ教皇庁にマスク28万枚を寄付

欧米からの入国者は事前申告高齢者等と同居の場合「防疫旅館」
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=175407&unitname=ニュース-政治&postname=欧米からの入国者は事前申告、高齢者等と同居の場合は「防疫旅館」へ

◎4月14日
感染者累計393人のまま、死者6人のまま
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=175406&unitname=ニュース-政治&postname=新型コロナ、台湾では36日ぶりに新規感染者ゼロ

台湾「WHOは、台湾が提供したコロナ情報を無視」 米中と4者応酬
https://www.asahi.com/articles/ASN4F6VBBN4DUHBI01N.html

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=175344&unitname=ニュース-外交&postname=欧州議会と独連邦議会の議員ら計127名が書簡で台湾のWHO参与求める 今年のWHO総会(世界保健総会WHA)に台湾を招くよう

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=175343&unitname=ニュース-政治&postname=感染収束せず、マスクの一括買い上げと輸出制限を6月末まで継続

◎4月13日
感染者累計393人、死者6人
新たな感染者は5人(いずれも海外で感染。うち4人は感染拡大で多数の国が国境を閉鎖し行き先を失い、中南米沖で漂流を続けていたクルーズ船「コーラル・プリンセス」の乗客。4月4日にようやく米フロリダ州マイアミ港に入港し、帰国へ)

最高学術研究機関・中央研究院(中研院)が新型コロナウイルスの複製を抑えるカギを発見、新薬の開発に向けた選択肢の一つとして注目されている

◎4月12日
感染者累計388人に、死者6人

記事:台湾はいかに民主的に新型コロナウイルスとの防疫戦を展開しているのか
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00853/#
対策の経緯、中心となって活躍した閣僚の背景、会見・twitter・Facebookを有効活用し成功した広報戦略、台湾の民主主義について

◎4月11日
感染者累計385人に、死者6人

台湾当局は、世界保健機関(WHO)に対し昨年12月末、「中国・武漢で特殊な肺炎が発生し、患者が隔離治療を受けている」との情報を伝え、警戒を呼びかけていたと明らかに https://www.asahi.com/articles/ASN4C728CN4CUHBI01P.html

◎4月10日 
感染者累計382人、死者6人に

台北市内48箇所の公設市場でもマスク着用を義務付け

マスクの枚数や購入の曜日別などにルールはあるが、色や模様はルールなし。
ヒョウ柄、迷彩柄、民間信仰の航海の女神 媽祖の柄も。

◎4月9日
感染者累計380人、死者5人(3月30にから変わらず)
新たな感染者は1人
(すでに感染が確認されている大学宿舎のルームメイト)

マスクの生産量が増えたため、9日から14日に一度マスクの購入可能枚数を増やし成人用3枚→9枚子ども用は5枚→10枚を購入可能に

中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)が午後の記者会見で、ソーシャルディスタンス(人と人との距離1.5m)が保ちにくく感染リスクが相対的に高い「酒店」(キャバクラなど)と「舞庁」(ダンスホール)の営業を全て休止させると発表

◎4月8日
感染者累計379人に、死者5人

世界保健機関(WHO)が記者会見の席上、テドロス事務局長は台湾ならびに外交部(外務省)から人身攻撃、人種差別を受けていると強く非難。→台湾は事実無根と反論、謝罪を要求。 https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=175226&unitname=ニュース-政治&postname=WHO事務局長への人種差別は事実無根、台湾はエチオピアの医療人員育成にも協力

◎4月7日
感染者累計376人に、死者5人=3月30日から変わらず
新たな感染者は3人、全員海外からの帰国者

3M米国政府による強制的な買い上げを拒否したとされることが話題となった微粒子用マスクのN95マスクを開発した台湾出身の発明者について 記事、N95マスクの生みの親は台湾出身

◎4月6日
感染者累計373人に、死者5人
新規感染者は10人、そのうち9人は海外感染
米国に200万枚 EUなど欧州諸国に700万枚並びに国交樹立国に国際的な人道支援の第一弾として計1,000万枚のマスク寄付

台湾人医師が公開した「エアロゾル・ボックス」設計図、世界20か国で採用
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=174846&unitname=ニュース-政治&postname=台湾人医師が公開した「エアロゾル・ボックス」設計図、世界20か国で採用

◎4月5日
感染者累計363人に、死者5人 
新規感染者は8人、全員海外感染

BBCの記事:Taiwan's coronavirus response is among the best globally
https://edition.cnn.com/2020/04/04/asia/taiwan-coronavirus-response-who-intl-hnk/index.html

◎4月4日の記事
感染者累計355人に、死者5人
新規感染者は7人、そのうち6人は海外感染

台湾のコロナ対策が爆速である根本理由「閣僚に素人がいない」 https://president.jp/articles/-/34226「国民を守れる国」は何が違うのか

◎4月3日
感染者累計348人に、死者5人
新規感染者9人、 そのうち7人は海外感染。

◎4月2日
感染者累計339人に、死者5人
新規感染者10人、そのうち8人は海外感染
*病院、ケアセンターを全面的に面会禁止に

◎4月1日
感染者累計329人に、死者5人
新規感染者7人は全員海外感染
*社会的距離の行動指針を指揮センターが発表

1日付けのプレスリリースの中で外交部(外務省)は、感染状況が深刻な国々の医療・防疫人員を支援し、「Taiwan Can Help!(台湾がお手伝いします)」という一貫した精神を示すと共に、防疫に向けた国際的な協力強化を訴えるとしている。「Taiwan Can Help」は台湾が世界保健機関(WHO)への参与を求めていく上でのスローガン。

◎3月31日
感染者累計322人、死者5人
新規感染者16人のうち14人は海外で感染し流入、2人国内感染

記事:台湾はなぜ、WHOにとって頭痛の種なのか?
https://www.bbc.com/japanese/52102309

◎3月30日
感染者累計306人死者5人に(前日から3人増)
新規感染者8人、そのうち7人は海外感染
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=174607&unitname=ニュース-政治&postname=台湾の新型コロナウイルス感染者、累計306人に

蔡英文総統は、北部のマスク用不織布製造工場を視察し、4月の1日当たり生産量を2000万枚(当時の倍)とする目標を掲げた。

蘇行政院長(首相に相当)、空港での検体採取と「在宅検疫」の強化は「効果を発揮」と評価 https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=154&post=174513&unitname=主張&postname=蘇行政院長、空港での検体採取と「在宅検疫」の強化は「効果を発揮」と評価

前日のWHO発言を受け、外交部(外務省)は、新型コロナウイルスの感染例や予防措置の詳細について台湾が世界保健機関(WHO)に提供した情報が他の加盟国に共有されていないと批判
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-taiwan-who-idJPKBN21H1GL

中華民国、自国民向けチャーター便で日本人などのペルー出国に協力
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=149&post=174527&unitname=ニュース-外交&postname=中華民国、自国民向けチャーター便で日本人などのペルー出国に協力

◎3月29日
感染者累計298人に、死者2人(=3月29日から変わらず)
新規感染者15人、そのうち14人は海外感染

WHOは、台湾について異例の声明を発表し、台湾の感染状況を注視していると表明。台湾の対策から教訓を得ていると主張した→30日に台湾は反論

◎3月28日
感染者累計283人に、死者2人
新規感染者16人、そのうち14人海外感染

◎3月27日
感染者累計268人に、死者2人
新規感染者15人、全員海外感染

新型コロナで「在宅検疫」、実際のプロセスを体験レポート(記者は台湾に居留証を所持し台湾で働いている日本国籍)https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=190&post=174419&unitname=特別報道-政治&postname=新型コロナで「在宅検疫」、実際のプロセスを体験レポート

◎3月26日 感染者累計253人に、死者2人
新たな感染者17人

◎3月25日 感染者累計 235人、死者2人
https://www.nna.jp/news/show/2024776
新たな感染者19人、全て域外感染とみられる。

◎3月24日
 感染者累計216人、死者2人
*台湾での乗り継ぎを全面的に禁止

◎3月23日
感染者累計195人、死者2人
時事通信の記事
台湾、初動成功も試練に直面 コロナ対策  中国封じても海外ルートの感染者急増
https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/amp/article%3fk=2020032200281&g=int

◎3月22日
感染者累計 169人、死者2人
新たな感染者16人、そのうち13人は海外で感染
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148&post=174035&unitname=ニュース-政治&postname=台湾の新型コロナウイルス感染者、累計169人に

「政府が日本に1000万枚のマスクを寄付した」といった出どころ不明の情報もネット上に流れ、外交部(外務省)は「全くのデマだ」と火消しの声明。

◎「台湾でも都市が封鎖される」とうわさが流れ、保存食やトイレットペーパーなどの買い占めが目立つようになったことに対して、蔡英文総統は「生活必需品の在庫は十分で、買い占めや備蓄をする必要はない」と訴え。

◎3月21日
感染者累計153人、死者2人
新たな感染者18人
渡航中止勧告の対象を全ての国・地域に拡大し出境を実質的に禁止。
実質的な鎖国

◎3月20日
感染者累計135人、死者2人に
2人目の死者=入院治療していた80代男性が死亡。高血圧や糖尿病、腎臓の疾患があった。
新たな感染者27人。そのうち24人は海外渡航歴があり、海外で感染したとみられている。渡航先は欧米に集中。

◎3月19日
感染者累計108人、死者1人
*新型コロナで初の学校内集団感染確認。当該校が2週間休校に

外国人の入境を原則として禁止
https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200318/amp/k10012337801000.html

「感染防止策は第2段階に入った。向こう14日間がカギを握る。われわれは一段と強い決心で試練に立ち向う必要がある」と蔡総統は台北の総統府で記者会見し、台湾社会に呼び掛け

記事:新型コロナ、蔡政権はなぜ迅速かつ的確に対応できたのか
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59779
感染病対策は現在に至るまで台湾の危機管理システムの根本をなす重要分野。
*副総統の陳建仁は、感染症対策に知見有
公衆衛生学研究の高等教育機関としては世界最高峰と言われているアメリカのジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院において人遺伝学ならびに疫学分野での博士号を取得。
*次期副総裁に任命された蔡総統の片腕の頼清徳も、医師であるだけでなく、公衆衛生管理分野では定評のあるアメリカのハーバード大学公衆衛生大学院で公衆衛生管理修士を取得した感染症対策の専門家
*厚生労働大臣にあたる衛生福利部部長陳時中氏は台北医学大卒(歯科)

◎3月18日
感染者累計100人(前日+最多の23人増)、死者1人

SARSよりも地球規模に感染が拡大し、3月に入り「中国以外の海外ルート」からの感染リスクが意識されるようになった。
*米国と防疫に関する共同声明発表。新薬やワクチン開発で連携 

◎3月17日
感染者累計77人、死者1人

*高校以下の学校の教員、生徒、児童の出国を全面的に禁止
記事:新型コロナ 用意周到だった台湾の学校再開
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200315/pol/00m/010/006000c

◎3月16日
感染者累計67人に、死者1人

記事:中国と密接な台湾は、なぜ感染者が50人規模にとどまっているのか?
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/062200025/031200012/

◎3月15日 感染者累計59人に、死者1人
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=173428

◎3月14日 感染者累計53人に、死者1人
◎3月13日 感染者累計50人に、死者1人
◎3月12日 感染者累計49人に、死者1人
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=173311
*マスク購入実名制の新制度(2.0)施行。インターネットでの予約受け付け開始

◎3月11日
感染者累計48人に、死者1人
◎3月10日
感染者累計47人に、死者1人
◎3月5日
感染者累計45人に、死者1人
記事:新型コロナ対策が進む台湾 政府から支給されるマスクを買いに行ってみた
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakamiho/20200305-00166237/
未曾有の混乱にありながらも、台湾政府による情報は今、何がどうなっているのかを丁寧に知らせることに重点が置かれており、ある種の安心をもたらしている

アメリカで最も権威のある医療雑誌『JAMA』公式ウェブサイトで台湾の新型コロナ対策が詳しく紹介された。
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=172747&unitname=ニュース-文化・社会&postname=台湾の新型コロナ対策、米医療雑誌『JAMA』で紹介される

3月4日
記事:https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=151&post=174159&unitname=ニュース-文化・社会&postname=中華郵政、新型コロナで103カ国・地域への航空郵便物の取り扱い休止

◎3月3日 感染者累計42人に、死者1人
◎3月2日 感染者累計41人に、死者1人
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)を「二級開設」から「一級開設」に格上げし、各省庁に対してより強い権限を持つことに
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=154&post=172523&unitname=主張&postname=蘇行政院長、中央感染症指揮センターのレベルを「一級開設」に格上げ

◎3月1日
感染者累計40人に、死者1人

記事:台湾の新型コロナ責任者が国民の圧倒的支持を集めるワケ台湾の新型コロナ責任者が国民の圧倒的支持を集めるワケ 嗚咽しながら決死の会見 https://president.jp/articles/-/33338

◎2月29日
感染者累計39人に、死者1人
記事:「日本とは大違い」台湾の新型コロナ対応が爆速である理由(時系列)
https://president.jp/articles/amp/33332?page=1

◎2月28日
感染者累計34人に、死者1人人
*国内で初めて院内感染発生

記事:台湾の新型コロナ対策が「善戦」しているワケ
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18823?page=2
*1995年李登輝政権が整備した全民健康保険制度
*同時に導入された健康保険カード。のちにICチップ内蔵され既往歴や診察を受けた病院などのデータ、処方箋、予防接種、アレルギー、妊娠記録など
*旧正月と重なり工場が停止されていたがマスク不足パニックが起きないよう備蓄を放出、買い占め転売を防ぎ、国内製造マスクはすべて記名制に。上記健康保険カードが活用された。公平性のある制度
*李登輝が打ち立てた「民主主義」
『中国の覇権主義に直面する台湾は、自主的な思想を持たなければならない。台湾の国民が持つ共通の意識は『民主主義』であって『民族主義』ではない』
政府は情報を公開し、国民の安全健康第一を掲げ、国民も公徳心を発揮して行動する。
(マスクの在庫管理や健康保険カードのシステムなどを迅速に構築したオードリー・タンIT大臣についての参考記事:台湾政府で「デジタル大臣」を務める唐鳳氏(38歳)インタビュー https://toyokeizai.net/articles/amp/327954?display=b&amp_event=read-body )

◎2月27日
*病院の医療従事者やソーシャルワーカーの出国一律禁止
◎2月26日 感染者累計32人に、死者1人
◎2月25日 感染者累計31人に、死者1人
◎2月24日 感染者累計30人に、死者1人
◎2月23日 感染者累計28人に、死者1人

◎2月22日
台湾、日本への渡航警戒レベル2に引き上げ 
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55969700S0A220C2NNE000/
衛生福利部は引き上げにあたり、日本は「感染者数が110人に達し、その多くで感染源が分かっていないため」と指摘

◎2月21日
感染者累計26人に、死者1人

感染拡大地域として指定されている日本や韓国などへの渡航歴を健康保険カードに登録すると発表

https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=189&post=171936&unitname=特別報道-政治&postname=去年の段階で感染拡大に注目、台湾のマスクメーカーが見事な対応   創業73年目の老舗マスクメーカー中国衛生材料生産中心股份有限公司は、昨年の12月末、ドイツのベルリン・ファッションウィークに参加していた同社の張徳成運営長はその時すでに新型コロナウイルスの感染状況に注目していた。昨年11月にはマスクの原材料の在庫をあらかじめ増やしていたが、12月末に感染が徐々に広がっているのを見て父親である張豊聯董事長と討論、さらに在庫を増強したのである。その時の補充量は5月から6月までの出荷分をまかなえる量だった。医療用品を製造する企業として、常に緊急事態に備え、7割の力で仕事をし、3割を余力として残している=「七三法則」。余力があるので迅速な対応が出来る。

◎2月19日
感染者累計24人に、死者1人
◎2月17日
感染者累計22人に、死者1人
防疫に科学技術を応用、健康保険のビッグデータを統合して新型肺炎に対抗
・この肺炎では症状が軽いケースが多いが感染力は強いこと。
・この肺炎は発症からの治療に時間がかかること。このため末端での医療人員に対する負担が相対的に大きく、そうした人員は特に辛労が重なる。

◎2月16日
感染者累計20人に *台湾内で初めての感染者が死亡
60代の男性で、台湾中部在住のタクシー運転手。B型肝炎と糖尿病の病歴 

中央伝染病指揮センター(中央流行疫情指揮中心)の指揮官を務める陳時中(Chen Shih-chung)衛生福利部長(日本の厚生労働大臣に相当)が国民に詳細な報告。接触者の追跡調査、海外渡航歴のない人の感染という事態を受け、国内の管理体制と安全対策の強化も発表

◎2月12日
中国人と台湾人の父母の間に生まれた子どもの台湾への入境に対して、陳時中氏は中央流行疫情指揮センターとしての強権を発動して前日の政府方針を撤回させた。入境禁止に決定。https://www.msn.com/ja-jp/news/world/中台カップルの子供の入境、台湾で論争-中国籍は禁止に/ar-BBZXRuq?srcref=rss

◎2月11日
*香港、マカオ住民の入境を禁止

WHO新型コロナウイルス専門家国際会議では、オンラインでの台湾の参加がようやく認められた。(台湾の参加を容認すべきとの声が各国の間で広がったため)

中国人と台湾人の父母の間に生まれた子どもの台湾への入境を、台湾政府は当初、台湾籍か中国籍かを問わず入境を認める考えを示した。
→「台湾籍を選ばなかった子を受け入れる必要はない」との反発多く→夜に「中国側に頼れる親族のない未成年に限る」と受け入れ枠を絞ることで理解を求めた。

◎2月10日
*5路線の航空直行便を除き、台湾―中国間の海・空の便運航停止
◎2月9日
感染者累計18人に
◎2月8日 
感染者累計17人に
◎2月7日
*中国、香港、マカオに14日以内に入境または滞在していた外国人の入境を禁止 香港、マカオ住民には、入境後14日間の隔離期間を設ける。

◎2月6日
感染者累計16人に
*中国在住の中国人の入境を全面的に禁止
*国際クルーズ船の寄港を禁止
*マスクの購入実名制開始

*この日、日本から、横浜港に停泊している「ダイヤモンド・プリンセス」の台湾人乗客1人の感染が確認されたとの通知があった
https://www.google.co.jp/amp/s/www.yomiuri.co.jp/world/20200206-OYT1T50220/amp/

◎2月5日
台湾住民に対して中国への渡航中止を勧告
(この後海外渡航順次制限)

◎2月4日
感染者累計11人に

夜、帰台者の隔離施設への搬送・収容などすべてが完了した後、陳時中衛生福利部長が会見を開いた。同日午前1時から3時まで空港の格納庫で検疫に立ち会い、その後隔離施設への搬送にも同行するなど、連日の激務でほぼ24時間眠っていない状態での会見=チャーター機に陽性患者が1人いたことについて「これこそが彼らを連れて帰ってきた理由。我々が最大限の力を尽して彼を助ける」「患者の数は増えてほしくない。だが、逆に考えると命を救うことができる」と話した後に落涙国民の心を打った

*陳衛生福利部長による会見について:
つねに質問する記者が納得するまで打ち切られることなく陳氏とスタッフが回答し、その全てを動画配信で公表した。ユーモアと人情を感じる会見によって陳氏のTVBSが実施した世論調査では支持率91%に達した。(極めて珍しい高さ)

*隔離者へ協力の理解を求め、隔離施設周辺住民の不安には丁寧に説明して払拭。隔離体制の整備、隔離期間、検査の頻度、陰性と出て帰宅許可が出た後も自己管理と訪問による確認など、どれをとっても危機管理意識が日本と大差

◎2月3日
*全国の大学、高専の始業式を25日に延期すると発表

夜、武漢から247人の台湾人を乗せたチャーター機が、台北の桃園国際空港に到着
当初は台湾側から飛行機を送る予定だったが、中国側がこれを拒否。中国東方航空の機体が使用された。当初は台湾側から飛行機を送る予定だったが、中国側がこれを拒否。中国東方航空の機体が使用された。(= 台湾側としては今度こそ台湾の飛行機で、医療チームを乗せるなど機内感染を防ぐ万全の態勢で臨みたいが、中国側は「台湾はあくまで中国の一部である」ということを誇示したい。)
到着したチャーター機は旅客ターミナルではなく、空港の格納庫に誘導された。格納庫内には救急隊や警察、検疫官、輸送バス隊が完全防備態勢で待機。まず検疫官が機内に立ち入って状況を確認し、帰台した人々に今後の流れを説明。

乗客は飛行機を降り、格納庫内で青い服を着用(識別用なのか防護用なのかは不明)。問診や検温、荷物チェックなどの後、チャーターバスや救急車で、3カ所の隔離施設に搬送された。このときのチャーターバスの運転手は防護服を着用するなど、十分に安全が考慮されていた。
cf.日本のチャーター便第1便の帰国者を運んだバスの運転手は、マスク1枚の軽装

◎2月2日
*全国の小中高校の始業式を2月25日に延期すると発表
今月10日までの予定だった旧正月の冬休みを2週間延長して、24日まで休校

◎1月31日
新たな感染者1人=感染者累計10人

*台湾で生産されたマスク全て政府が買い上げへ
28日のマスク対策をしたもののマスクの品薄状態が依然続いていることから、厳重特殊伝染性肺炎(=新型肺炎)中央流行疫情指揮中心(Central Epidemic Command Center)は30日夜、31日以降、台湾で生産されるマスク400万枚を政府が買い取り、一般市民向けに1日約260万枚、医療機関や検疫機関、備蓄用として1日約140万枚を放出することを決めた。2月15日まで
政府にとっても特定の物資に対して「強制徴収」という手段を用いるのは初めて
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?post=170212&unit=148&mofa_login=true

◎1月30日
新たな感染者1人=感染者累計9人に

蘇貞昌行政院長(首相)、政府の感染症対策は、さまざまなケースを想定し、研究を重ねた上で判断を下すと共に、感染拡大の状況に応じて随時相応の防疫対策を講じる必要があると述べた
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=154&post=170334&unitname=主張&postname=蘇貞昌行政院長、万全の備えで新型肺炎対策を

蔡英文総統は総統府で談話を発表し、「国民を迎えに行きたい」「武漢地区に滞在している台湾人が適切な援助を得られることを願い、中国側への働きかけを継続する」と訴えた。

WHOは再三見送っていた「緊急事態」を宣言したが、台湾はその際の緊急会議にも、オブザーバーとしての参加すら許されなかった。

◎1月28日
新たな感染者3人=感染者累計8人に

衛生福利部疾病管制署(=台湾CDC)は28日より、政府が備蓄していたマスクを1日600万枚ずつ市場に放出した上で、その小売価格を1枚8台湾元(約29日本円)、1人当たりの購入数を3枚に制限するとした。

◎1月27日
新たな感染者1人=感染者累計5人に
  
1月23日に武漢が封鎖されたのを受け、武漢へのチャーター機派遣を中国政府に打診するとともに、台湾人の保護と帰国を要請した。だが中国側は回答を保留!
*日本政府は1月26日から中国政府と協議を開始。中国側の要望にできる限り応える形で、その3日後には全日空のチャーター機を武漢に送っている

世界保健機関(WHO)は1月27日、新型コロナウイルスによる肺炎(以下、新型肺炎とする)の世界的なリスクについて、それまで「並」としていた評価を「高い」に修正。中国国内のリスクは依然、「非常に高い」

◎1月26日
新たな感染者1人=感染者累計4人に

◎1月25日 春節
*ここまでのスタートダッシュが鍵だったと後に言われる。

マスクについて
その後、製造業者への残業代の政府補塡ほてんや、国軍兵士(予備役)による生産協力体制などで、マスクの増産体制をさらに支援している。国民には、「マスクは足りているから安心して」とアナウンス。当初1枚8元だったマスクを同5元(18円)に値下げ 
IT大臣の活躍により配給システムや在庫データ整備
https://www.google.co.jp/amp/s/www.mag2.com/p/news/439197/amp
*「マスク国家チーム」を結成。短期間のうちに生産ラインが92本に達し、44日間のうちに生産能力は13倍に

◎1月24日
新たな感染者2人=感染者累計3人に

中央伝染病指揮センターが、行政院および経済部と協力して「*マスクの輸出や高額な転売の禁止等」を決定。
デマ情報も流れ、台湾国内でもマスク不足が深刻になり始めた直後の素早い決定
1.マスクの台湾からの輸出の禁止 出国者の持ち出し制限 個人輸出も原則禁止
2.マスクの高値転売などの公正取引監査の強化
3.政府備蓄マスクの放出 コンビニなどで1枚8元(28円)1人3枚までの提供
4.マスクの国内生産業者への増産依頼
5.マスクの政府買い取り保証
6.マスクの正しい使用方法の啓発
*日本では中国にマスクを寄付する動きが盛んになったタイミングで、台湾では逆の政策が早々に決定・施行された

◎1月23日
中国武漢市が封鎖。
*武漢の歳封鎖に伴い、武漢からの旅行者の入境を禁止。武漢との直行便運航停止
台湾政府も伝染病発生レベルを上げ、警戒態勢を強化。「中央伝染病指揮センター」を陳時中・衛生福利部長が直接指揮することになる。台湾行政院(内閣)の蘇貞昌(Su Tseng-chang)行政院長(首相)や各閣僚も集まり、政策を協議

◎1月22日
総統府で、蔡英文総統が「国家安全ハイレベル会議」を招集
中国・武漢からの旅行者の訪台を止める
(その後、中国人の入境を原則的に禁じた。クルーズ船の入港もいち早く禁止)

◎1月21日
*台湾で最初の感染者確認1人目 武漢から帰台した50代女性
機内で当該の女性と接触があったと見られる46名についても追跡調査。全員が陰性と確認

武漢地区の危険レベルをレベル3「警告/Warning」に引き上げ
*WHOもようやく「ヒトからヒトへの感染」の可能性を認めた(遅い!)
*日本が、武漢の危険レベルをレベル2まで上げたのは1月23日。厚労省はHPで、武漢市からの帰国者および入国者の「自己申告」を、空港等でのポスターや機内アナウンスで促す措置を取ったと報告していた。

◎1月20日
*「厳重特殊伝染性肺炎 中央伝染病指揮センター」を設置
日本でいう「非常災害対策本部」https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=169833
全省庁と地方政府の横断的な連携で伝染病対策に取り組む体制が整った。このニュースはすぐに国民に伝えられ、政府は積極的対応に乗り出しているから安心してほしい、というメッセージにもなった。(*日本は1月30日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置)

台湾疾病管制局は、「外科手術用マスク4,400万枚、N95マスク190万枚、陰圧隔離室1,100床を保有している」ことを明らかにし、それをいつでも使える状況にあると発表

◎1月16日
武漢から1月6日に日本に帰国した中国人男性が10日に発病、16日に陽性と確定されたことが日本で報道され、衛生福利部でも検討の対象とされた。衛生福利部は、タイと日本の例を分析し、ヒトからヒトへの感染は排除できないとして、さらに武漢地区への危険レベルをレベル2の「警示/Alert」(防護措置の強化)まで上げ
※日本の厚労省は「ヒトからヒトへの感染リスクは比較的低い」とコメント、HPに表記

◎1月14日
タイで武漢から来た中国女性が陽性反応で隔離されたことを衛生福利部が確認。タイからの入国者や帰国者への特別検疫体制を検討したが、14日時点では見送ったとも発表された。台湾当局は細心の注意を払いながら、情報を独自に収集し判断を下していた。

◎1月12日
(最初のWHOチームが武漢に到着する1週間以上前)
台湾の当局者が武漢に飛び中国の状況には警戒を要すると確認

◎1月11日
総統選=蔡英文総統が高得票で再任を決めた。
蔡総統は、台湾が2003年の重症性呼吸器症候群(SARS)の流行で大きな痛手を負った当時の中国大陸部関連の業務を担当する「大陸委員会」主任委員で、陳建仁副総統は衛生署長だった。2人は感染症防止の最前線で中国当局と何度も交渉した経験を持つ

SNSでデマ情報が流れたが、台湾政府はすぐに虚偽であると発表。ウソ情報、虚偽報告などのデマを流した者は「社会秩序維持保護法」あるいは「伝染病予防治療法」で罰せられると警告

◎1月8日
すべての国際線と中国・厦門アモイ、泉州、福州などの船舶の往来についても警戒レベルを上げる決定。また2019年12月31日から1月8日までの武漢地区からの帰国便数(13便)、帰国者についての検査人数(1193人)、疑義のある案件数やその症状(8日時点で感染者なし)も明確に国民に報告。管理体制が整っていることを積極的に国民に開示。その後も、台湾での検査状況と武漢・中国での伝染病情報は、毎日アップデート

◎1月7日
武漢地区の危険レベルを早々にレベル1「注意/Watch(一般的予防措置の遵守)」に引き上げ

◎1月6日
台湾行政院(内閣)が中国での正確な情報を把握するための調査体制強化を指示
*日本はこの日に初の注意喚起

◎1月5日
「中国原因不明肺炎 疫病情報専門家諮問会議」が陳時中(Chen Shih-chung)衛生福利部長(日本の厚生労働大臣に相当)の召集で行われ、経過観察を10日から14日に延長することなどが話し合われた。

◎2020年1月2日
専門家などによる「台湾衛生福利部 伝染病予防治療諮問会」の「旧正月春節インフルエンザ対応整備会議」において、武漢の肺炎についての対策を討論。医師の診察時のN95マスク装着の徹底、入国検疫の再強化と帰国後10日間の経過観察、旅行経歴の告知の徹底などが話し合われ、即日実行に移された。 

◎2019年12月31日
朝5時半、台湾衛生当局の高官、羅一鈞氏がインターネット掲示板中国本土の医療関係者が原因不明の肺炎について警告するテキストメッセージなどを要約している投稿を発見。早くから警鐘を鳴らして当局から訓戒処分を受け、自身も感染して死去した武漢の医師、李文亮氏の告発もあった。

約3時間後、台湾北京の衛生当局に詳細を問い合わせる電子メールを送信。その日の午後になって中国・武漢市衛生健康委員会は「原因不明の肺炎が27例、うち重症7例が確認された」と発表
医師たちは自主的にSNSで互いの情報を公開し、共有し、官民一体となって危機対応をスタート。

台湾衛生当局世界保健機関(WHO)にも電子メールを送り、中国の一部の患者は治療のために隔離されていると報告

羅氏は武漢との航空便を調べ、直行便が週12便あることを把握。
台湾政府の衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)は、即日最初の注意喚起。同日夜には、武漢からの帰国便に対する検疫官の機内立ち入り検査、空港等での入国時の検疫強化を指示し、即実行。発熱の症状がある乗客は即座に入院させることになった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-08/Q9ZPE7T0G1LE01?fbclid=IwAR36w8hrhZ0FV0SuDSq0HiLBzN3TxgFeKKWkFIRZvC9oZsmH4B-_iR8KoEc

cf※日本の注意喚起は年明け1月6日


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