東方におけるチートとツールの境界

 はじめに私の立場を明らかにしておくが、東方Project作品において(スタンドアロンアプリケーションのゲームにおいて)どのような外部プログラムやハッキングプログラムを使用しようと自由であり、自己責任であると言える。
 なお、スコア大会などに提出されたリプレイファイル等にそれらのプログラムの痕跡が発見された場合は、その大会の定めるところによる罰則が下されるのだろう。

 また、ここでは外部プログラムを実行中のゲームプログラムに何らかの影響を与えるもの、として語る。すなわち、score.datを退避するプログラムは外部に存在するプログラムであるが、ここでいう外部プログラムとは呼ばない。

 ここでは、外部プログラムには『チート』と『ツール』の2種類がある、と定義する。これはあくまでも定義づけである。
 『チート』とは、作者の意図しない動作をさせるものであり、『ツール』は作者の意図する動作を正確に再現するものである。

図1.ツールとチート

 図1に示すように、東方におけるVSyncPatchの大部分は『ツール』である。しかし、BugFixTH10Power3という、風神録貫通装備Power3の異常な攻撃力を本来の値と思われるものに訂正する機能(定義ファイルによってON/OFF可能である)は、ツールなのかチートなのか判断が分かれる。例外的なものであるが。

 無敵等についてのチートについては明らかにチートである。これらは自己責任で用いられるべきものである。これらを利用することに問題はないと考える。未クリアのエンディングを見ようとも自由である(多分とても味気ないので、私はおそらくやらない)。
 LNNスレなどの練習において任意の場所から任意の状態で練習するものもチートの類であり、自己責任で行われるべきである。モラル的に問題がありそうには思うが。

 なお、チートやツールはスタンドアロンのゲームにおいては容認されるべきであるが、ネットワークゲームにおいては容認されるべきではない。開発側の負担や金銭的ななにがしかが絡むので、多くは規約によって禁止されている。


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