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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」NDS(1956) 2017/08/01

※このレポートは2017年8月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆


 ◇研究銘柄 NDS(1956)
 ◇コラム 焦らずに決算発表を待って動きを確認してから投資を実行すべき


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◇研究銘柄 NDS(1956)


 本日は、1956年(昭和29年)に設立されたNDSを研究銘柄として取り上げます。


 NDSは創業以来、電話からインターネット、モバイル通信に至るまで、日本の通信インフラ工事を行い、今では「ソリューション&エンジニアリング企業」として様々な分野で事業を展開しています。

 NDSの旧社名は日本電話施設株式会社です。2012年10月に社名変更を行いました。四季報によると、中部地方が地盤のNTT電話工事業者大手という位置づけです。


 NDSの中核事業は、光ファイバー網整備やモバイル基地局の建設、ETCなどの道路関連設備、オフィスビル等の通信設備や電気設備の施工を行う「総合エンジニアリング事業」です。

 また、オフィスや学校内のネットワーク環境構築、セキュリティシステム、案内表示や施設予約などのシステム構築を行う「ICTソリューション事業」も展開しています。これらの技術を支えるために、技術士やCCIEといった高度な資格の保有者をそれぞれの事業に配置しています。


 本日NDSを研究銘柄に選んだ理由は、米国が利上げをしても為替が円安にならず円高方向に進んだ時に、事業に影響を受けない内需型の企業だからです。

 内需型のビジネスを行ない、自己資本比率が58.5%と高く、PERが10倍未満の低PER(=9.6倍)そしてPBRが0.5倍未満(=0.47倍)の低PBR銘柄であること。

 そして配当利回りが3%を超えていることもあり、投資家がリスクを嫌っても(=リスクオフとなっても)、投資していて安心できる企業だと考えたことが一番大きな理由です。

 まず、本日の研究銘柄としてNDSを選んだ理由を具体的に説明していきます。

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