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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」AGC(旭硝子)(5201) 2018/07/31

※このレポートは2018年7月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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       石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆


 ◇研究銘柄 AGC(旭硝子)(5201)
 ◇コラム 前年同期比で大きく利益を増やしている株を少し多めに買う


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◇研究銘柄 AGC(旭硝子)(5201)


 本日は、1907年(明治40年)創業の硝子メーカーであるAGCを研究銘柄として取り上げます。


 AGCは、5月1日に研究銘柄として取り上げた企業です。
 5月1日の終値は4510円でした。

 5月8日に2019年12月期の第1四半期の決算短信が発表され、5月8日の終値は4520円でしたが、5月9日から窓を開けて株価が上昇し5月9日の終値は4770円。そして5月21日には高値4930円、終値4850円でした。

 AGCを良いタイミングで研究銘柄にできたと思ったのは、この時までで、5月22日からAGCは下落をつづけて5月30日には安値4335円をつけました。

 そこから一旦は5月8日の4520円の株価を超えて、6月12日の終値は4635円までもどしました。しかし7月4日には安値4120円と大きく下落しました。
 7月4日の安値4120円が底となり、7月27日の終値は4650円となりました。

AGCの6カ月の株価のチャートです。
https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=6month&scode=5201&ba=1

 まさにトランプ大統領の発言や、朝鮮問題などに世界トップのガラスメーカーであるAGCの株価も振り回されたと思います。

 AGCの業績が悪くなっているとは思えないので、需給で翻弄されて株価が乱高下したのだと考えています。

 7月31日には、AGCの2019年12月期第2四半期の決算短信が発表されます。最近の株価の戻りは、AGCの業績を期待しての戻りだと考えています。


 先週のコラムで研究銘柄候補として日本板硝子を取り上げました。
 しかし、財務内容や技術、そして子会社の多彩さ、子会社であるの伊勢化学工業のヨウ素と天然ガスの権益(規模は日本トップクラスです。そしてヨウ素の権益は世界トップ級です)の大きさから考えると、やはり選ぶならAGCだと判断して、AGCを本日の研究銘柄として選びました。

 第1四半期決算発表後の上昇と大きな下落を見ると、フライングで投資するのは怖いです。しかし今度もし、AGCの株価が大きく下げた時には、良い投資対象になるのではないかと考えています。


 今日の研究銘柄として、最後まで迷ったのは出光興産です。ただし、出光興産は石油元売りで、原油価格が上昇傾向にあるときは大きく利益を増やしますが、原油価格が下がり始め、大きく下がると赤字になることも多く、長期投資の対象ではないと考えているので、研究銘柄にするのは避けました。

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