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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」岡谷鋼機(7485) 2018/10/16

※このレポートは2018年10月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンクの変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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       石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆


   ◇銘柄研究 岡谷鋼機(7485)
   ◇コラム 平成の最後のバーゲンセールが始まったのかもしれない


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◇銘柄研究 岡谷鋼機(7485)


 本日は、1669年(寛文9年)創業で1937年(昭和12年)に設立された、岡谷鋼機を研究銘柄として取りあげます。

 岡谷鋼機の歴史は、江戸時代の1669年(寛文9年)の名古屋にさかのぼります。1937年(昭和12年)には株式会社岡谷商店を設立、その間大阪・東京にも進出を果たし、着々と専門商社としての地歩を固めてきました。
 現在の岡谷鋼機株式会社に改称したのは1943年(昭和18年)のことです。

 349年に及ぶ岡谷鋼機の事業展開は、常に時代の先を読み、築き上げてきたノウハウを武器に、企業成長のために突き進んでいます。


 岡谷鋼機は、現在「鉄鋼」「情報・電機」「産業資材」「生活産業」という4つの事業分野において9部門のビジネスフィールドを擁する独立系商社です。


岡谷鋼機の6か月間の株価のチャートです。
https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=6month&scode=7485&ba=3&n_cid=DSMMAA13


 10月に入ってから、過去最高値を更新していた米国株が急落しました。
 10月3日と10月4日に連続で予想以上の大きな下落を起こしたので、世界中の株式市場で下落が起こりましたが、いつものパターンで日本株が一番大きく下げました。

 私はこの下げは、日本企業の中で過去最高利益を更新しているのにPERが10倍未満と株価が利益に対してとても低い好業績企業の株価を、さらに下げてくれたので、そのような企業の株を安く買うチャンスがまたやってきたのだと考えています。

 9月のSQ後から、私は株への投資額を増やしていたので、今回の下げはポートフォリオに打撃を与えましたが、全く冷静に、今回下げた株の中から、投資対象として魅力があり、ポートフォリオに加えたいと考えていた企業などを少しずつ買い増しています。

 大げさに言えば、この下げは平成最後の大バーゲンセールかもしれないと考えています。


 今日の研究銘柄としては、先週のコラムで研究銘柄候補としたトーヨーアサノを考えていました。しかし、トーヨーアサノの株価は10月4日には一旦は下げたのですが、10月5日にはストップ高比例配分となり700円も上げてしまいました。

 なぜこれほど安いか不思議に思っていた株ですから、上げても不思議はありませんが、この暴落時に一気に上げたことで、他の業績の好調な低PER株にもいつ投資家の資金が入ってきてもおかしくないという考えを強くしました。


 先週のコラムに書いたトーヨーアサノの情報です。


『6.トーヨーアサノ
9月26日の業績上方修正のIR
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/bbd01x/

直近の決算短信
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/b6raas/

株価のチャート
https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=3month&scode=5271&ba=1&n_cid=DSMMAA13 』


 他にも、10月5日には下げすぎた企業の株価がリバウンドをスタートしています。10月5日には米国株もリバウンドをスタートしました。

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 ただ、これだけ大きく下げたので、しばらくは乱高下が続く可能性も高いです。日本株も同じように乱高下をすると思います。


 安くなった時に業績を伸ばし続けている企業の株をなるべく安く買うのが、株で利益を上げる一番良い方法だと考えています。

 そこで、本日は岡谷鋼機を研究銘柄として選びました。

 岡谷鋼機は着実に利益を確保している企業であることが、本日の研究銘柄として選んだ一番の理由です。

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