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ChatGPTでの指示の出し方/テクニック

4月に入ってから自社の研究開発部によるAI勉強会が開催され、プロンプトエンジニアリングについての講義がありましたので、非エンジニアの皆さんに向けて共有いたします!

プロンプトとは?

コンピュータに入力する指示のことを指します。

ChatGPTでいえば、「入力する指示」がプロンプトにあたります。
下記の「リクルーターってどんなお仕事?」という部分ですね。

プロンプトの構成

主に4つから構成されています。

指示

何をしてほしいのかを記載する

コンテキスト

背景(前提条件)を付け加える

入力データ

ヒントとなるデータを与える

出力形式

出力する条件や形式を指定する

ChatGPTを使う場面


ChatGPTはとても賢いです。「○○について教えてください」という簡単な指示でも充分ですが、もっと難しいことにも答えてくれます。

例えば、リクルーターがAIを活かすのであれば、
求人票を作ってもらいましょう。

求人票をセロベースから作成するにはとても時作が掛かります。
特に新規ポジションの場合、職種について調べて、業務内容を洗い出して・・・とひとつの求人票を作るだけでも時間を掛ける必要があります。

そこで、ChatGPTを活用します。
ゼロベースから作るはずだったものが、ある程度形になり、そこから肉付けすることが可能になります。これだけでも時短となります。

ただ、ChatGPTは賢いAIですが、指示の出し方ひとつでアプトプットの質が変化します。

そのため、指示の出し方に関するテクニックを下記で紹介します。

テクニック

役割を演じさせる

指示を出すときに、役割を与えましょう。
あなたはリクルーターです。○○ポジションを採用するために、求人票を作成してください」
あなたはフロントエンジニアです。要件定義に基づいて・・・」

役割を演じて回答してくれるので、求める回答の精度が高まります。

必要なステップを入力する

ステップで区切ることで、ChatGPTは何をすればいいか整理した上で、回答してくれます。

例を挙げる

アウトプットの形をイメージさせます。
今回は、テストデータをいくつか作成してもらいました。

ハルシネーション

AIを使う上で、覚えてて欲しいことが2つあります。
AIは必ずしも正しい答えをくれるわけではない、ということです。

①知識がない場合がある

②知識はあるが誤っている可能性がある

下記は、②に該当するパターンです。AIを信じすぎることはやめたほうがいいです。

琵琶湖は日本で1番目に大きい湖です。2番目を聞いているのに、琵琶湖と答えましたね。

AIに騙されないために、
①偽情報を回答する可能性があることを念頭に置く
②プロンプトの内容を詳細にする
③他の生成AIの出力と比較する

ChatGPT以外にも、GeminiやCOPILOTなど他のAIがありますので、出力結果を比較してみるといいですね。

おまけ

出力が途中で止まったら

出力が途中で止まってしまうことがあります。
そんな時は焦らず、「続けてください」「継続してください」と言えば再開されます。

URLにアクセスしに行く

プロンプトにURLを入力することも可能です。
今回は、「人工知能」に関するWikiのURLをプロンプトに入力しました。

シチュエーションを条件としていれる

単純に和訳するより、
シチュエーションを汲み取って回答してくれるので、求めている回答の精度が上がりました。

シミュレーションも可能

ある程度条件を与えることで、シミュレーションすることも可能です。

さいごに

いかがでしたか?

生成AIって便利なツールなので、あらゆることが可能になります!

使いこなせばいい相棒になってくれるはずです!

勉強会はまだまだ続くので、有益情報があれば随時発信します!

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