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(株)おくりバントのHow to 接待・第1回

ゲスト:岡村陽久(株式会社アドウェイズ創業者、オールドルーキーサウナ店主)


●接待したいがお金がない……借りに行こう!

(株)おくりバントオフィスにて、社長の西久保と会長の高山が何やら算段をしていた。

西久保:うちの会社、どうしたら業績伸びるかなぁ?

高山:もっとバリバリ営業しましょう! それには接待、接待、また接待ですよ。ついては、接待交際費もっと出せません?

西久保:いやぁ、お金ないよ……。

高山:困ったな。じゃあ、お金持ってそうな人に借りに行きましょう!

渋谷駅南口からほど近く、渋谷川にかかる橋の上。

高山・西久保:だてさーん、どうも、どうも!

だて:やぁ、高山さん、西久保さん、おひさしぶりです。

高山・西久保:ところで、お金貸してください!

だて:え……お金って……なんに使うの?

西久保:ガンガン営業して、ガッポガッポ稼ぎたいので、接待したいんですよ!

高山:接待ついでに、俺らも美味いもの食いたいんですよ!

だて:いやぁ、お金は貸せないけど……。実は僕、この近くで会員制レストランを始めたんですよ。特別にお食事券あげますから、接待に使ってみてください。

西久保:おぉ~、ありがとうございます!

高山:これで営業がんばれますよ!

だて:がんばって!

●いつもお世話になりっぱなしの〝あの人〟を接待しよう!

そんなわけで、渋谷の会員制レストラン・capovoro(カポボロ)のお食事券をゲットした二人。ここに、おくりバントの〝接待伝説〟が始まる!

西久保:で、誰を接待する?

高山:まずは、日頃からお世話になりっぱなしの、あの人から攻めてみますか。

二人がcapovoroにご招待したのは……

株式会社アドウェイズ創業者、会長、岡村陽久!!!!!

ちなみに、おくりバントはアドウェイズの子会社である。

西久保:今日は俺たちがバッチリ接待させていただきますから!

高山:この店、最高じゃないですか? 俺も初めて来たんですけど!

岡村:はい、capovoroはマジで接待からデートまで超オススメの最高な店です。

西久保:えっ、岡村さん、来たことあったんです?

岡村:一昨日も来てましたから。

高山:マジかよ。じゃあ、逆にこの店、どういうところがいいんですかね?

岡村:え、それもわからずに接待しようとしてたんですか?

高山・西久保:いやぁ、へへへ……

岡村:そもそも接待っていうのは……

ここで一品めの料理が運ばれてきた。

「野菜の前菜盛り合わせ:カリフラワーのパンナコッタ、ローズマリーとズッキーニのソテー、ラディッキオと生ハムのロースト、ナスのカポナータとセロリのトルタ」

ちなみに、capovoroでは毎月、季節の素材に合わせてメニューの変更を行っている。フルコース(8,000円)、前菜だけのコース(2,000円)、アラカルトなど利用方法によって選択可能。高価なワインなどもあり、オーダー内容にはよるが、7,000円~10,000円くらいの予算で利用している人が多いという。

西久保:なんだこれ、めちゃくちゃ美味いじゃん!

高山:やっば!

岡村:ま、とりあえず乾杯しましょうか。

一同:乾杯!!!

岡村:さて、接待というのは、感謝の……

岡村が口を開きかけたところで、次々と料理が運ばれてくる。

「自家製ハムのトンナットソース」
「和牛と無花果のサラダ」
「鯵のマリネ」

西久保:やっべ、これもめちゃくちゃ美味いわ。

高山:ほぅ、どれどれ?

岡村:話、聞きましょうよ……

西久保:高山さんて昔、苦手な食べ物を聞かれて「カルパッチョとかマリネみたいな舐めた食べ物!」とか言ってたよね?

高山:「普通に刺身で食えばいいじゃん」とか思ってたけど……俺のほうこそ、舐めててすみませんでした!

岡村:そうとう良いアジを使ってますね。アジって普通は沖を泳ぎ回ってるから、そんなに脂がついてないんですが、湾とかで根についてるアジは回遊しないから、脂が乗ってるんですよ。これは脂が乗ってて、めちゃくちゃ美味しいですね。

capovoro:うちがお願いしている仲卸業者さんが豊洲で吟味して、届けてくれたアジです。それを一晩締めて、うまみを凝縮させているんです。そのまま何もつけずに食べても美味しいくらいですよ。マリネの味つけも、実は「山形だし」(キュウリやミョウガなどを刻んで和えた山形県の郷土料理)を洋風にアレンジしています。

高山:だから俺が食べても美味いんだ~!

●見た目は地味だが美味い! コンセプトは「アンチ、映え」

岡村:ところで、お店のコンセプトって何か、ありますか?

capovoro:「アンチ、映え」です。見た目は鮮やかじゃない、派手じゃない、写真撮りたくならない。でも、食べたら美味しい! が目指すところです。

高山:えっ、なんで?

capovoro:これには、オーナーの他店での反省も込められていまして……。たまたまある料理がSNSでバズったら、お客さんが皆、その一品だけを注文して、写真を撮っては帰っていくという……。

岡村:それで困ってるお店、けっこうあるって聞きます。

capovoro:バズってお客さんが来てくれるのはありがたいですが、必ずしもいいことばかりではないなと。それより、お店自体のファンになってくれる方を増やしたい。そこで会員制にして、入店のハードルをほんの少しだけ上げる、という試みで始めたんです。

西久保:そういえば、ここの会員になるのに資格とかあるんです? 年収いくら以上とか?

capovoro:「会員になりたい」と申し込んでさえいただければOKです。レンタルビデオ店くらいの気軽さです! 入会ご希望のかたは、ぜひお店のInstagramのDMで直接お問い合わせください。会員様のご予約が取りづらくなるまでは随時募集しております。

高山:身分証とか要るんですか?

capovoro:不要です。

高山:レンタルビデオよりも緩いじゃん!

capovoro:会員になっていただいた皆さんに長くご愛顧いただきたいということに加えて、実は「完全予約制」も大きなポイントです。仕入れなどのロスをなくすことで、満足いただける料理をリーズナブルに提供できるというメリットがあるんです。

●会員制の店は自分のホーム! 大事な接待や会食にメチャ有利

岡村:会員制って、客側にも大きなメリットあると思いますよ。

高山:女の子の前で「俺、会員なんだ~」ってカッコつけられるとか?

岡村:そんな浅いことじゃなくて……。会員って、要するに「常連」になることじゃないですか。常連になると、お店も覚えてくれますよね。で、なにも特別なサービスを期待してるわけじゃないけど、「こちら、どうぞ」って黙ってても気に入ってる席に案内してくれるとか。あと僕、食べるの早いんですよ。常連になると、こっちのペースも熟知してくれて、いいテンポで出してくれるとか。同じ店に行けば行くほど、お店のもてなしの〝精度〟も上がってくるんですよ。

capovoro:たしかに店としても、会員制によってお客さんの傾向がわかります。普通の営業形態だと、すべてのお客さんになるべく公平に、最大公約数的な接客になりがちですが、その人の傾向がわかれば、接客もカスタマイズできます。

岡村:だから会員制って、客にも店にも双方にメリットがあります。お互いが楽なんですよ。それこそ接待なんて、自分がその店で落ち着かなくて、おどおどしてたらダメですよね? 接待こそ、常連になってる店に行くべきです。お店も味方になってくれますから。

高山:もう自分のヤサに連れ込んじゃってるようなもんですね。

西久保:営業マンがもう一人付いてるみたいな安心感ありますね。

●料理のボリュームも調節でき大食漢でも大満足!

岡村:予約制で基本がコースなのも、接待向きです。接待でアラカルトはけっこう危険ですよ。いっしょにメニュー見て、一番高い「茹でタラバガニのなんちゃら」みたいなものがあったとします。そこで「カニクリームコロッケ」注文されたら、「タラバガニじゃないのかよ。安く見られたな……」とかいう攻防があったりするじゃないですか。コースなら、そんな余計な心配もありません。ただ、コースの唯一の問題は〝量〟ですね。人によって足りないとか、多すぎるとか。調整できる幅がないんですよね。これを解決してくれる店は今までありませんでした。でも、capovoroなら大丈夫です!

高山・西久保:なんで?

岡村:パンはお代わり自由、パスタの大盛りまで無料でやってくれるからです!

「お店で焼いているパンはお代わり自由」
「ケールとバジルのパスタ」
「ポモドーロパスタ」

高山:マジ!? このパンめちゃくちゃ美味いんですけど。

岡村:「パン屋?」ってくらい美味しいですよね。それにパスタが2種類出て、両方大盛りにしてくれたら、高山さんでもさすがに満足でしょ?

高山:大満足ですよ!

岡村:さらにメインも二品、出ますからね。

「ラムのステーキ」
「穴子のフリット」

高山:逆に、これで満足しない人、おかしいでしょうよ!

西久保:なんかもう完全に店の回し者みたくなってるじゃん……

●岡村が指摘するcapovoroの〝接待に使える〟最強ポイント

岡村:そろそろ本題に入りますけど、このcapovoroは料理の美味しさや接客だけでなく、大事な接待や会食に使うお店として最強の「強み」があります。

高山・西久保:なんすか!?

岡村:ズバリ、立地です。

西久保:立地? たしかに渋谷駅から近いけど?

岡村:接待は最後、いかにお客様に気持ちよくスムーズに帰っていただくか……。つまり、いかに「空車」のタクシーが走ってるかどうかが大事なんです!

高山:そこ~?

岡村:今、渋谷では本当にタクシーが捕まりません。駅の付近は停まってるけど、街中は客にならない若者ばかりだから、運転手も避けるんですよ。週末に道玄坂なんか行ったら、アプリで呼んでも小一時間来ないこともあります。でも、capovoroは明治通り沿いじゃないですか。恵比寿方面から渋谷駅に向かう空車タクシーがバンバン走ってきます。体感ですけど、たぶん「日本で一番、空車タクシーが走ってる場所」です。ほら、見てください。来たでしょ?

高山:あ、ほんとだ。

岡村:「じゃあ2軒目、行きますか」となったときにも、ここでタクシー拾って、三茶・恵比寿・六本木の〝三大飲み場ゴールデントライアングル〟のどこでも行きやすいじゃないですか。測ったら、ここがだいたいゴールデントライアングルの中心でしたよ。

西久保:へぇ……(絶対、測ってないでしょ?)

岡村:もう一つ、渋谷の大問題は駐車場がないことです。あっても高いんですよね。でも、ここは近くに使える駐車場が3つもあります。お酒を飲まない人なら、自分の車でも安心です。もちろん駅からも近いし、バス停もすぐそこ。こんなにアクセスのいい店、ないですよ。

●来ればもしかすると岡村さんに会えるかも?

岡村:あと、向かいのコンビニの奥に、いい喫煙所があります。

西久保:もはや関係ないことまで褒め出してるじゃないですか……

「自家製ミルクソルベ」。さらに「自家製プリン」も食べたが浮かれて写真を撮り忘れる有様

高山:いやぁ~、デザートも美味いなぁ。

岡村:そんなわけで、capovoroの良さはわかりましたね? ここで接待をしようというのは大正解です。がんばって、おくりバントの業績向上に繋げてください。

高山:はい、ありがとうございます。マジ最高だったので、今度は岡村さんの奢りで連れてきてください!

岡村:いや、それは……。でも、僕もしょっちゅうこのお店には来てますからね。ちなみに会員制といえば、僕もサウナ好きが高じて、会員制「オールドルーキーサウナ」を経営しているのですが、オールドルーキーサウナの渋谷忠犬ハチ公口店からも近いですから。夕方にサウナ入って整ってから、ここに来て美味しいもの食べたら、もう最高ですよね!

西久保:しっかり宣伝もぶっこんできましたね。

岡村:宣伝だけじゃ申し訳ないから、もしcapovoroに来たお客さんが偶然、僕を見つけて声をかけてくれたら、オールドルーキーサウナのビジターチケットか、記念のサウナストーンを差し上げます!

高山:すげぇ~、プレゼント企画まで!

西久保:なんか、あやふやな企画だけど……。とりあえず我々は今後もcapovoroで接待道を極めていきますので、よろしくお願いします。今日はありがとうございました。

岡村:ありがとうございました!

そして解散後……

高山・西久保:すげ~、本当に空車のタクシーすぐ来るわ!

本日のまとめ
・capovoroのコンセプトは「アンチ、映え」
・会員制といってもレンタルビデオ店並の気軽さ
・美味しいのはもちろん大食漢も満足なサービスの良さ
・「空車」のタクシーが(体感上)日本で一番拾える
・もしかすると岡村さんに会えるかも?

capovoro 公式Instagram

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