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誕生日おめでとう、わたし。

28歳になりました。
正直、よく生きてこれたなっておもいます。

9、10日とお休みをいただき、伊豆に来ています。
ひとりきりでリゾートホテルに泊まるという大変な贅沢をして、おまけにバリのスパまで体験してきました。

やっぱりご夫婦やカップルの方々が多いので周囲の目が気にならないといえば嘘になりますが、もしかしたらこんな風に気ままに出掛けられるのもこの先なくなっていくかも知れませんし、あんまり気にせずこの時間を大事にたのしみたいとおもいます。

さすがに恥ずかしくって予約時には言い出せなかったのですが、コース料理の給仕をしてくださったスタッフさんとの会話の中でぽろりと「誕生日なんです」と口にしてしまいましたらなんとバースデーケーキをいただきました。

やっぱりひとりだしなんだかはずかしいきもちは限りなくあったのですが、それ以上にひとことでも一期一会の関わりでもやっぱり祝っていただけたことがうれしかったです。

また、スパでのことなのですが、人の身体に触れるお仕事ってすごいなぁ、、とものすごく新鮮な気持ちで驚いてしまいました。
ダイレクトに手を触れていくのってわたしは身内であってもなかなか経験がないので、全く知らない人に対して毎日毎日施術をするってどんな感じなんだろう?と半分記憶を飛ばしながらゆるゆる考えておりました。

でも、もしかしたらわたしがやっているおくり化粧も近いところがあるのかもしれないですね。
なんの関係もなかった方のところにうかがって、故人さまへお着せ替えをしたりお化粧をしたり。
それを毎日毎日違う現場で繰り返していくのですから、よくよく考えると不思議なことですしなかなか想像しづらいことなのかもしれません。

実は自分でもなんで続けられているのかよくわかっていないのです。
もちろん表面的な理由として
・一人時間が確保される
・一度として同じ現場はない
・車で自由に移動ができる
等あげることはできるのですが、よく周りの方から言われるような特別な感情とか想いってそんなに持ち合わせているとはおもっていないのです。
好きだからやってる。
と言うにはちょっとハードルが高いなぁ、と思うことも多々あります。

でもなぜだかもう関わりはじめてから4年と7ヶ月になるんですよね。

ひとつ、大きいとおもっているのは師匠の存在。
今はもうなかなかお逢いしたりお話する機会がありませんが、彼女でなかったらきっとこの仕事につくことはなかっただろうな。といまでも切におもいます。

でも、あとはなんなんだろう。

ありがたいことだとはつねづねおもいます。
必要としていただけることにはいつも励まされ助けられています。

いまはそれでじゅうぶんかな。

28歳。
どんな年になるんでしょうか。
きっと、なるようにしかなりませんからね。
行きたい方向に歩いていけるように。
これからもつづけていけるように。

ここまで生きてこられたことに感謝して。
また、お目にかかれますように。

おくり化粧師 Kao Tan

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