77.堺市をまわる理由

当時大阪の堺市に住んでた僕は、まず堺市をまわってみることにした。

堺市をまわることにした理由は、主に下記の3つであった。

理由①交通費を気にした

どこをまわっても自由なのだが、交通費は営業マンの自腹。
なるべく出費を抑えたいという気持ちがあった。

契約1件で2000円の収入なのに、1日の交通費が2000円以上かかってたら、契約1件分はただの交通費ってことになる。
と考えたら、何かやだなと。

理由②移動に時間をさきたくない

このマガジンのタイトルに"効率のいい副業を"とあるように、僕は単純に「1日にいくら稼いだ」ということ以上に、時間効率を重視していた。
この仕事はフルコミではあるが、時給に換算したらいくらになるか。という考え方。

時間効率の面で考えると、移動にやたら時間がかかるのはいいこととは思えない。
近場でもそれなりに稼げるなら近場で十分。そう思った。

理由③後でまわっても手遅れな地域と判断した

堺市は大阪市や兵庫の繁華街に比べたら、そこまでお店が多くはない。
お店が多い地域の方がアタックできる数が多いわけだから、堺市は決して熱い地域ではない。

しかし逆にいえば。
堺市ぐらい中途半端な地域(失礼な表現だが)は、僕より先に他の営業マンがまわってたら、その後でまわってもほとんど契約がとれないことも予想できる。

だったら僕が先に堺市をまわって、堺市でとれる契約は大方僕が頂いてしまう。で、コツがつかめた頃に繁華街をまわって、他の営業マンの取りこぼしを頂く。
そういうやり方もアリじゃないかと考えた。

まず堺市をまわってみる。
このやり方が正解かどうかは微妙なところだが、とにかく自分でいろんなことを考えて動いていた。

ただ上からの指示に従って働くだけでは、頭の中の成長はなかなか進まない。
自由がきく仕事というのは、リスクはあるが、自分でプランニングできる人にとってはやりがいのあるものでもあるのだ。