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数のヨミカタの練習1 ~計測は力なり~

1.はじめに

 「とにかく数字がダメ」「計算が遅いしミスが多い」「数字を見るだけで苦手意識を感じる」
でも
 「仕事のために数字と仲良くしたい」「数字アレルギーを克服したい」
という方向けの投稿です。

 深沢 真太郎先生は、彼の著書で、【数字に強くなるには「勉強」より「習慣」】とおっしゃっています。 ※引用元の著書は以下

 数が苦手な方は少しずつ慣れることが重要です。しかし「何からはじめたらいいか分からない」という方に、是非試して頂きたい方法をご紹介します。かなりシンプルでありながら、ニュースや本を読むことはよりもずっと能動的で自発的な練習(訓練)です。
 この方法を実践し、数字と戯れる習慣を身につけてみませんか?

2.数字との戯れ方 その1 
 ~計測と記録~

 まず、することは2つです。
  1)身の回りのことを計測
  2)その計測結果(数値)を記録

 この2つを始めることが、数字と親しくなるための継続作業になります。サブタイトルにある「計測は力なり」の始まりです。

 自分が続けやすいことを選んで、定期的に計測し、記録に残せばいいだけです。例えば、対象は以下のようなものです。

①体重、体脂肪
②血圧、脈拍
③体温
④起床時刻、就寝時刻、睡眠時間
⑤歩数
⑥ランニングの距離と時間
⑦自転車の走行距離と時間
⑧ゴルフのスコア
⑨ゴルフ練習場での打数(球数)
⑩家計簿/こずかい帳
⑪株式投資(売買)の記録と利益(or損失)
⑫給与と税金
⑬残業時間
⑭スマホの使用時間
⑮教科別の勉強時間
⑯読んだ本の数、ページ数
⑰車の燃費と走行距離
⑱飲んだお酒の量(種類別の容量など)
⑲SNSの友達、フォロワーの数
⑳noteのダッシュボードデータ

 計測と記録の次のステップは比較(次節で解説)することです。比較のために、テーマ選び(対象選定)の注意点を記載しておきます。
1)計測対象
 ・なるべく自分が行うこと、自分が積極的に関与することの計測
 ・継続的に計測が可能で、その数値が変化するもの
  ※プロスポーツのやチームの勝敗や順位などは、比較に不向きな場合があります
2)計測頻度
 ・週に1回以上、できれば毎日記録するもの
  ※月1回程度の計測でもOKですが、数値の蓄積に時間がかかります
 ・定期的に計測できるもの
  比較をするためですが、習慣化により継続もしやすくなります
3)記録方法
 ・必ず、日付とともに記録、必要に応じて、時刻や場所も記録する
 ・デジタルデータ(エクセル、専用アプリなど)で記録
  ※いろいろなアプリ(ソフト)があるので、探してみてください
  ※体重計などは、専用アプリでの管理(記録)ができるものが出ています。

3.数字との戯れ方 その2  ~比較~

 計測と記録を継続することで、過去と現在の比較が可能になります。期間が長くなれば、いろいろな切り口での比較(見方)ができるようになります。その変化がどのように起こっているか、以下のような点で分析を行ってください。
1)数字の比較と変化の観察
 ・2つの数字を取り上げての比較
  ※例えば、『1年前(1か月前)と現在の比較』『』 など
 ・長期的(中期的)な傾向、変化の様子(増加or減少or変化なし)
2)変化の特徴と理由の検討
 ・特徴
  規則性の有無
  変化が大きいか小さいか など
 ・理由
  自分の行動と数字の変換の関係性
  自分の行動以外に数字に影響を与えているものは何か など

4.まとめ

 まずは1つでいいので、数字の計測と記録を継続してみましょう。やり方のイメージがつかない方もいると思いますので、今後、私が実際に行っている計測と記録をご紹介していくことにします。
  実はこの“計測” “記録” “比較”の3つは「数のヨミカタ」だけでなく、数のカキカタ(数字を使った説明の方法)にも役立つトレーニングです。繰り返しになりますが、続けるこが重要です。続けるためには自分の興味があるテーマを選び、楽しみながら行うことが重要です。
 『計測の継続は力なり』です!


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