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【すれ違い】男性版マリッジブルーにご用心

私が結婚の話を出してからというもの、彼は私から距離を置くようになっていった。

話かけても上の空のことが多く、
一緒に暮らしているのにどこか距離感があった。
そしてこの一件以来、彼は私に触れようとしなくなった。

私はこの空気をなんとか変えなくちゃ!と空回りばかりしていた気がする。
彼との関係修復に努めたけど、結局は何をしても無駄だったんだろうなと今では思う。

年末になる前に再度、彼と話ができそうな日があったので恐る恐る聞いてみる。

私「前に私が話したこと覚えてる…?考えてくれたかな?」
彼「…うん。考えてるよ、ずっと。
最近、転職したっていうのもあるけど、今すぐにいちはを養ったり、幸せにしたりする自信がないんだ。
付き合いたての時はただのサラリーマンだったけど、今は違うし、そんな責任を俺は負えない。
そもそも結婚をする自分の姿が想像つかないし、子供を欲しいと思ったこともない。。
いちはのことを嫌いになったとか、他に好きな人ができたわけでもないし、今でもいちはのことが好きだから別れたくもないんだ。
でも27歳の年頃の女性と住んでいて、ずっとこのままでいたいっていう俺の考え方もずるいし、いちはにとってよくない状況だっていうのもわかってる。
最近ずっとこのことに悩んでいて、何も手につかなくって、正直考えることに疲れた。
しばらく、一人にして欲しい。
年内にと区切りを勝手につけられても、今すぐに結論なんて俺だって出せないよ。」

こんなようなことを言われたのを断片的に思い出す。

この言葉を聞いた時、少し予想はしていたものの
彼との未来がないことを受け入れるのが辛くて悲しくて、
とてもショックで…耐え切れずに彼の前で泣いてしまった。

彼も私が泣いたのにびっくりしたのか、固まっていた。

「同棲している彼氏に結婚願望がない。」

2年も同棲して、結婚したいと思わせることができなかった自分を責めたし、
こんなに彼を追い詰めてしまっていたことも申し訳なかった。

心を塞ぎこんでしまった彼を結婚させる気にもっていけるほど、私に恋の力なんて残っていなかったし、これから先の未来を想像すると絶望した。

ただ泣くことしか当時の私にはできなかった。

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