同棲を始めてから早一年が過ぎました。

家族以外の人と暮らす生活にも慣れ、少しマンネリを感じつつも相変わらずラブラブだった頃。
彼が突然言いました。

「俺、転職しようと思う。知り合いの会社で立ち上げメンバーになるから、お金は今以上にもらえるようになるけど、これから少し忙しくなると思う。」

そのままでも私一人を養うくらいは十分な収入をもらっていたことくらいは普段の暮らしぶりからも感じてはいた。

30代にして今以上に稼ぐようになるのね…(; ･`д･´)
男としてのアドバンテージを上げていく彼を応援したかったし素直に尊敬もしていた。

そもそも彼は人の下につくのはダメなタイプで（）
誰かに指図されるのが好きではなさそうだったので、彼自信居心地の良いところにいけるようならそれを応援しようと思っていた✨

「あと、この家の更新もきたから来月には引っ越そうと思う！いちはも狭いの嫌でしょう？今度はもっと広いところにして、いいところで一緒に住もう＾＾」

（転職に引っ越し！！もっと良いところに住めるのは純粋に嬉しいけど、これからバタバタしそうだなぁ💦）

（そもそも、そういう話はもっと事前に相談とかして欲しかったけど、まぁ結婚もしてないし仕方ないのかな。
というかこれをきっかけにプロポーズはないわけ？！！( ；∀；)）

彼はいつも自分で決めてしまう人で、男らしいといえばかなり男らしいんだけど
当時、彼の金魚の糞の状態でしかない私はいつもどこか少し寂しかった気がする。
もっと私との未来や、二人の将来のことも話し合おうと持ち掛けるべきだったのかもしれない。

「男が自分の人生に精一杯のうちは結婚なんてまだまだ先よー・・・。」

母に言われた言葉を思い出していた。

結婚への曇りが見えてきたけど、その時は新しい家を探すのにワクワクしていたし、
彼と別れる日が来るなんて全く予想なんてできなかった。