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それらは、すべて戦利品だったのか?

また過去記事になるし、父に対する怒りを書くことになります。


どうかご容赦を…。



我が家のテレビの周りには小さな人形が、いくつも置かれていたのでした。


それらは、父が手に入れてきた物ばかりだったのです。


母が特別養護老人ホームに入所して、間もなく夜になり警察から電話がかかってきたのでした。


「あなたのお父さんが万引きをしたので、身を引き取りに来てください。」


それは浜松市東区(現在の中央区)の警察からでした。


遠くて夜であったことも考えてタクシーで行くことにしました。


警察の方からは「2度としないように、言っておいてください。」と言われましたが、父を傷つけることになると考えたボクは、無言で帰路につきました。


それから、どのくらい経ったのでしょう。


夜にまた電話が鳴りました。


「ああ~っ」電話の相手の声だけで、また父が万引きをしたことを、ボクは悟ったのでした。


今度は中区(現在の中央区)の派出所からだったので、歩いて向かうことにしたのでした。

派出所から出たとたん、父はすごいスピードで家めがけて歩きだしました。


ボクに悪かったの一言も言わずにです。


そしてボクはテレビの周りにある小さな人形が「すべて父の万引きの戦利品だったのかも」と疑いました。


母が特別養護老人ホームへと入所して、つらいのは父だけではないのに、もう心が折れそうでした。


その後も、父の万引きの話は、父を始めとする誰にも、1度もしないでおきましたよ。


でも、何故2回もするのだろう、やはり「万引きがクセになっていたのではないだろうか」と感じさせる父の態度でした。


その分の罰は身体をもって償うことになったから、もうここまでで終わりにします。


両親とも、昔は輝いていたのに、何故死ぬ前には、哀れな姿になったのでしょうね。


やはり、ボクの我慢したことを考えずに、言いたい放題を言ってきたからなのかな?


終ります。

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ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。