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#89 心配事の97%は起こらない

最近読んだ本のはじめに書いてあったことです。
何となくそうかなと思っていました。
ワイルコーネル医科大学が行った調査結果では、

・不安症の人が抱いた心配事の85%は実際に起きなかった
・不安が現実になった場合でも、79%は予想より良い結果だった
・心配事が予想より悪く終わるケースは全体の約3%だった
無(最高の状態):鈴木祐

要するに心配ないことをあれこれ心配していたのです。
世の中には、一時的に気分が良くなるアドバイスが溢れています。
その時は確かに気分が良くなりますが、
問題が解決したことにならないのに。

人生に何らかの不安や生きずらさを感じてしまうのは、
なぜでしょう?

表面的な理由として
・クラスの中でも友達ができない
・承認欲求が強すぎる
・やりたいことが見つからない
などがあります。

本書にもあった苦しむとは何か?を知り
人それぞれの根本的原因を見つけていきたいと思います。

私は、気の小さいことが悩みで人前で話すことは
絶対に無理でした。
それで、人一倍承認欲求が強いから手に負えません。
学生時代は野球をしていましたが、時々こんな状況に遭遇します。
守備側、ノーアウト満塁、打者は4番、一打逆転の場面、雨、プレッシャーとしては最骨頂です。
その結果、神経性胃炎になり胃が垂れ下がったこともあります。

人生が薔薇色だとは言えませんが、
苦痛だけに彩られているわけでもありません。

ブッダ曰く「生きづらさは人間のデフォルト設定」だそうです。
人は、ポジティブな情報よりネガティブな情報の影響を
強く受けやすく記憶に残るといわれています。
ニュースの実際の比率が半々であっても、
デフォルト設定のため、人はそう感じるのです。

決してあなただけに限らず、
全ての人に備わっているのです。
少し安心しましたか?

また、ポジティブな情報も長続きいません。
新居に引っ越ししても、給料が上がっても、
好きな人から告白されても
その喜びは、ほぼ半年後に元の精神状態に戻ってしまうのです。

つまり

嫌なことは後まで残る。良いことはすぐに忘れる

もうおわかりですね。
私たちが不安や生きずらさを感じるのは
誰もがデフォルトであり当然のことなのです。

いわゆる私たちの本能でもあります。
ホモ・サピエンスの時代は
現代では考えられないほどの脅威にさらされていた訳ですから
臆病になることが最適だったということです。

では、どうすればいいか?

遺伝子レベルにつきなので、あきらめるのです。
開き直りです。

重荷を負うて遠き道を行くがごとし
徳川家康の遺訓

そして、心配事の97%は起こらないことも
忘れないでくださいね。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。
godaigenso


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