見出し画像

心だって風邪をひく~世の中は冷たいけど~


こんにちは。りさです。
18歳の時にうつ病になった時がある。その時のことも含めて、今回は「心の風邪」について話していこうと思う。
心の風邪をひいて、どうしたらいいのかわからない、と思ったことのある人にとって、少しは共感できると思ってもらえればいいなと思って書いていこうと思う。


心だって風邪をひく

心の風邪、と聞くとみんなはどんなイメージをするだろうか?メンタルが弱いとか、気持ちの問題でしょ、とか思う人もいるかもしれない。そう思っている人が少なからずいるからこそ、この世の中は生きにくい。


私は、18歳の時のうつ病になった。その前からも心の風邪はひいていた気がする。うつ病がよくなって社会生活に復帰した後も、心の風邪になっているなと感じることがあった。


心が風邪をひくと?

心が風邪をひくと、私の場合は基本的に起き上がれなくなる。熱を出した時の比じゃないくらい身体がだるい。熱を出して寝込んでいる時、「早く良くならないかな~」「寝てなきゃいけないのわかるけど、暇だな」と思ったことないだろうか?普通の風邪なら、身体はだるいが、気持ちにはそこまでの影響はない(私の場合は)。


しかし、心が風邪をひくと、身体はだるいし、気持ちの面もだるい。だるいというか、何も考えられないに近いかもしれない。その時のっ気持ちをあえて文字にすると、「・・・・・」という感じかも。
起き上がれなくなる時は、心の風邪の状態がひどい時だ。比較的、軽い心の風邪の時は


・食欲が増える
・便秘になる



こんな特徴が出てくるかな。私が太る時は、精神状態が安定していない時である。逆に精神状態が安定すると、痩せる。


あくまでも、これらは私の特徴であり、心の風邪の特徴は、人それぞれ違う。ご飯を食べられなくなる人もいれば、全く寝られなくなる人もいる。



「病むわ~」は感覚として違う

私にとって、心の風邪をひいている時、「病む」という感覚はない。SNSや友人に対して「まじで病む。つらすぎ…」とつぶやいたり、話したりしている人がいるが、私の場合、心が風邪をひいている時は、そんな余裕はない。SNSは見るけど、更新しようなんて思わないし、友だちにも親にも連絡できなくなる。ただただ、一人で抱え込む。


ただ、これも人によって感覚が違うだろう。あくまでも、私は「病む」と「心の風邪をひく」は違う感覚であるというだけ。



この世の中は冷たい

「心の風邪」に対して、この世の中はとっても冷たい。熱を出した時は、「みんな大丈夫?ゆっくり休んでね。」と言ってくれるのに、心の風邪をひいた時は、誰も助けてくれない。SNSに「つらい」なんてつぶやいたって、助けてくれる人はいない。それどころか、叩いてくる人もいる。


もし、これを読んでいる人の中に「心の風邪」「うつ病」とかで悩んでいる人がいるなら、「世の中は、冷たい」ということを覚えていたほうがいい。


中には、精神状態が不安定で人前で泣いたり怒ったりしてしまう人もいるかもしれない。ただ、それも気をつけたほうがいい。それを見ている周りの人の中には、「うわ…」「さすがに、キツイ…」と思っている人だっている。それがきっかけで、元気になった時の人間関係にも大きく影響することだってある。


心の風邪をひいている時、「私の辛い気持ちわかってよ」「私大変なんだよ」なんて思うかもしれないが、他人はあなたが思っている以上に、あなたの気持ちを理解することは難しい。(ちなみに、私も心の風邪をひくが、他人の心の風邪についてよくわかならい。)


「大丈夫?一緒にいるからね」と寄り添ってくれる人ももちろんいるが、こういう人には少し気をつけたほうがいい。お互いが共依存になって、心の風邪の沼にハマってしまうことがある。(ユーチューバーにもいたよね。精神疾患の彼女に殴られても殴られても、我慢してしまう彼氏…)



心の風邪をひいたらどうすればいいか

心の風邪をひいたら、ひたすら「休む」という選択肢を取るのが一番。普通の風邪をひいた時に休むのと同じことだ。


これは、個人的な考えだが、心の風邪をひいている時は、親も含めて他者との連絡はしないほうがいい。連絡しても、きっといいことない。親密度が高い相手であればあるほど、自分の感情をむき出しにしてしまい、相手を困らせてしまう。困らせることで余計に不快な気持ちになるよりは、連絡せずにじっと休む方がいい。(私の場合、連絡する余裕もなくなるほうが正しい気がするけど)


誰かに連絡をするのは、少し元気になってからのほうがいい。連絡する相手が、「心の風邪」に理解がある人なら、「ちょっと調子よくなかったんだ」と伝えてもいいかもしれない。「でも、今は元気になったから大丈夫」と伝えれば、相手も安心する。しかも、「無理はしないでね。」「休む時は休んでね」と優しいを言葉をかけてくれるし、その言葉を自分も受け入れやすい。


心の風邪をひいている時に、他人から「無理しないでね」と言われると、何を考えだすかわからない。「うるせー」と思うかもしれないし、「無理したくて無理してるわけじゃない」と思うかもしれない。もしかしたら、「そんなこと言ってないで、今すぐ来てよ!」なんて思ってしまうかもしれない。


心の風邪をひいて誰かにSOSを出した時、あなたは間違いなく、自分が望む言葉をかけてほしいいと思うし、自分が望む対応をしてほしいと思う。しかし、相手からしたら、そんなの無理だ。どんなに気持ちに寄り添っても、他人の気持ちなんてわからない。「もうなんで私のことわかってくれないのよ!」と思うくらいだったら、心の風邪の時は、一人で休むのがいい。それが、自分のためであり、相手のためでもあるから。


「一人で耐えられない」と思ったら、病院に行くことをおすすめする。病院に行けば、ちゃんと病名を付けて、薬を出してもらえる。あ、病院に行くときの注意点だが、精神科のお医者さんは、比較的に冷たい。淡々とあなたの病状を聞いて、診断し、薬を出してくれる。これは、お医者さんが悪いわけではない。精神疾患を抱えている人全てに共感力高く関わっていたら、お医者さんがつぶれてしまうからだ。



心の風邪をひくことは悪いことなのか

心の風邪をひくことは、しょうがない。風邪をひきやすい人がいるように、心の風邪をひきやすい人がいる。その程度は大きかれ少なかれ、心の風邪をひくことはしょうがないのだ。


世の中は、心の風邪に対して冷たい目を持っているが、心の風邪をひいたら、休めばいい。原因がわかっているなら、そこから逃げたっていい。
休むことに罪悪感を感じる必要はない。


もしかしたら、あなたの身近にでさえ、心の風邪に理解をしてくれない人がいるかもしれないが、そういう人はもうしょうがない。理解してもらおうとするほうが、大変だ。諦めも肝心である。



心の風邪は少しずつわかってくる

自分の心の風邪については、風邪をひくたびに理解が深まる。「ああ、こういう症状があるんだな」「あれは前兆だったんだな」こんな風に。自分の心の風邪についてわかってきたら、対応がしやすくなる。18歳でうつ病になって10年くらい経つが、対応策がアップデートされている。ちょっと調子に乗って、心の風邪をぶり返した時も、「あ、そういえば今まではこうやってたのに、最近やってなかったな。だから調子悪くなったのね」と振り返えられるようになる。


私はあなたの心の風邪の状態はわからないし、完全に共感してあげることもできないが、同じように風邪をひいている人がいることを知ってもらえれば嬉しい。きっと2021年も何回か心の風邪をひくだろうが、その時はゆっくり休んで、できる限り元気に過ごせる時間を多くしたいなと思ってる。


記事読んでくれてありがとうございます。サポートしていただけたら、最高に嬉しいです!✨人の考えはそれぞれ。そんな中で、共感できる部分が少しでもあったら嬉しいです。