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第31回乳癌学会総会に出展して参りました。

今回初めて学会というイベントに参加させていただきました。
活動報告としてレポートを書きたいと思います!

乳癌学会の展示ブースには、アピアランスケア商品を作られている企業様や医療機器メーカー様が多く参加されていました。

そして多くの医療メーカーの方や乳がん患者様用の下着メーカー、医療用ウィッグメーカーさんと交流させて頂きました。

学会に来て初めて知った最新のお洒落なアピアランスケア商品

現在のアピアランスケア商品は、とても可愛くおしゃれなものばかりで正直、非常に驚きました。
こんなに素敵な商品が開発されていたなんて知りませんでした。

乳がん患者様用に開発されている下着メーカー

乳がん患者様用の下着はデザインも可愛く、ノンワイヤーのものや前開きのものなど、多種多様にラインナップされておりました。

最新の医療用ウィッグ

医療用ウィッグは1万円台のものからあり、まるで美容院のカットモデルさんの髪型のようにおしゃれにカットされており、ウィッグで美容院でヘアセットしてもらってかのような可愛い髪型になれるということに感動いたしました。

がん患者さまのために開発されている医療機器とアプリケーション

脱毛予防の頭皮冷却装置

また、脱毛予防のための頭皮冷却装置を製造している医療機器メーカーさんともお話しさせていただきました。
抗がん剤治療中に頭皮を冷却することで脱毛の副作用を軽減することができる機器です。
効果としてはかなり個人差があるそうですが脱毛を~50%程軽減できる可能性があり、また治療終了後の発毛が通常より早く回復し始めるというデータがあるそうです。

頭皮を冷却することで、頭部への血流を抑え、抗がん剤が頭部に行きにくくするとうい仕組みですね。
私は乳癌学会で初めてそのような医療機器があることを知り、とても驚きと感動を覚えました。
個人的な感想ですが私が抗がん剤治療をするとなったら50%でも脱毛が抑えられる可能性があるのなら、絶対使用したいと思いました。

抗がん剤治療中のがん患者と病院の医療従事者を繋ぐアプリ

アプリケーションを開発されている企業さまともお話しさせていただきました!
開発されたマイカルテと言うアプリは、抗がん剤を開始したがん患者さまが毎日の体の変化や状態と気持ちを日記感覚でアプリに記録して、その内容が直接病院の担当者と共有できるアプリだそうです。

外来で抗がん剤治療をして副作用が現れるのは病院にいる時ではなく、ほとんどが家に帰ってから。
日常生活の中で、徐々に副作用が生じてきます。
マイカルテは、毎日の副作用症状を記録することができ、その情報がリアルタイムで病院に共有されるので担当者がいつでも確認できるそうです。

なんて画期的なアプリなんだ!とどんどん進化する医療用アプリに本当に驚きました。

毎日不安でも病院に行けるわけではない。でもアプリを更新することで医療従事者に状態をいつでも知ってもらうことができるし、そのアプリの機能でメッセージなどで連絡を取りあうこともできるそうです。
見てもらえてると思えるだけで、副作用がでてきても、安心して過ごすことができますね。
また、登録している患者さま同士が情報を共有することができるそうです。
患者さま同士で情共有できることは、自分のためにもなるし相手のためにもなるので、心強く過ごせるのと一緒に頑張っている人がいると励みになるのではないか思いました。

このアプリがより多くの病院で導入されてほしいと思いました!
導入する病院が増えることで、抗がん剤治療をする患者さまも安心して治療を受けながら日常を過ごせるのではないかと思うと本当に素晴らしいアプリが開発されている!と感動いたしました。

全国の医療従事者の皆様との交流

今回の学会で全国各地の乳腺外科の医師・形成外科の医師、乳がん看護認定看護師の方、その他医療従事者の方とお話しすることができました。

そこで一番驚いたのは、地方の医療従事者の方は、
“アートメイク=サロンで行うもの”という認識が強いことでした。
そのほかにも、

医療アートメイクとサロンのアートメイクは、なにが違うのか知らない。
医療用のアートメイクがあることを初めて知った。
看護師・医師免許保持者が行う施術であることを知らなかった。

と言う方が多かったことに非常に驚きました。

医療アートメイクは東京ではかなり普及してきており、美容クリニックではメジャーになりつつあります。
しかし、地方ではまだまだ認知度が低いということを実感しました。

しかし、抗がん剤で眉毛が抜けて悩まれている患者さまが多いというご相談は全国の医療従事者の方が話されていました。

眉の脱毛に悩まれる患者様に、自分たちの病院(県)の近くで医療アートメイクを受ける場所はあるのか?
病院でアートメイクをすることはできるのか?
などのご相談を多数いただき、色々をお話しをさせていただきました。

学会に参加して改めて感じたこと

私たちの活動のひとつに、ご相談を頂いた医療施設の地域に、がん患者さまを対応できる医療アートメイクアーティストがいるのかを調べ、患者さまとお繋ぎすることです。

また、アピアランスメニューとしての価格でがん患者さまに提供していただける、クリニックを増やすことです。

学会に参加したことで、少しでも地方の医療関係者の方にアピアランスケアとしての医療アートメイクを知ってもらうきっかけになっていれば嬉しく思います。

全国の医療施設・医療従事者の方に、アピアランスケアとしての医療アートメイクを知ってもらい、全国にいるがん患者さまに医療アートメイクが届くように、これからも啓蒙活動に励んで参ります!

弊社の活動にご賛同、ご協力いただける、病院関係者の方、医療アートメイク看護師の方がいらっしゃいましたら、ぜひHPよりお問合せいただきますと幸いです。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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