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毒を吐く その9

BGM Guy Sebastian氏の 'Before I Go'

夜に雨が降った朝、自然に目が覚めた。
太陽は既に上っているはずだが、東側の半分はまだ雲に覆われている。
午前7時前の天気予報では、西側半分の青空が広がり、気温も昨日より5度も上がり、昨日の曇天のうら寒さとは、全く別の日になりそうだ。

朝食の用意より前に洗濯機を回し始め、時間を掛けてコーヒーをドリップし、昨晩の残り物だが、滅茶苦茶美味しくできた雑炊で朝食を済ませる。

X(旧Twitter)のいいねのお返事をして、洗濯物を全てベランダに干し、30分おきに方向を変えて、一年で一番早い日没の今の時期でも、なるべく早く乾燥するように心掛ける。
家中掃除機をかけ、昨晩の鍋の残り物の温め直しで昼食を挟みながら、何日も面倒くさくて日延べしていた、ダクトと床の拭き掃除を、絶大な決心と界面活性剤とアルコールの臨時混合液体の助けを借りて、終わらせる。
吃驚するくらい汚れが落ちた。
食休みとおやつのの時間には、二つのブログの下書きも書き上げる。

ベランダの干し物をひっくり返し、ぱりぱりする程乾いたものから順にしまい込み、空いた場所に寝具も干す。
ベランダと部屋の往復は、少なくとも30回はくだらず、随分あったかい日光も満喫できた。

家から一歩も外出せず、三食とも残り物だけで済ませ、やったことは、家事とXとブログの下書きだけだが、日光は十分楽しんだ。
家の汚れをかなり少なくしたことで、自己肯定感は高まった。
これが「幸せ」だとしみじみと感じる。

ハードルが低いというか、ハードルがない「幸福感」だが。

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