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のの奥様ストーリー【5】

5:
 言われるがままに手伝い、するすると落ちていく服、下着。久しく触れていなかった若い肌。すらりとした体が動くだけでどくどくと胸がうるさい。
 逆に脱がされる時は、彼女は楽しそうで雰囲気も終始明るかった。
「指名してくれるの、本当に嬉しくて。お互い楽しかったー、って思えるように頑張ってるんです」
 そうだ、それがいいと思った。ここまで来たからには楽しみたい。
 俺は意を決して、リクエストする。
「ちょっと念入りにシャワーしたいんだけど。その、お互い洗ったりとか……」
「もちろんですよー! そういうこと言ってくれるのも嬉しい!」
 ひときわ明るい笑顔に、俺はむずむずと嬉しくなった。プレゼントの希望が通った子供のような、久しぶりの心地だ。
 取った時間は90分。しっかり楽しめるはずだ。
「熱かったら言ってね、沢木さん」
 暖かい浴室に、声が響く。彼女の手には、たっぷりと泡をつけたスポンジがきらめく。
 肩から、首、胸、腹、背中……とくすぐったいぐらいに軽く滑り出す。含んだ湯が少し熱いぐらいだが、それが冷えた肌には気持ちよくて、性感とは別に唸ってしまった。

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