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小倉旅行記

🧳小倉に来た!!

福岡県の小倉にちょいと用があり、来た。筆者は東京住みだが1秒でも早く小倉へ来たかったので、始発の電車に乗り、新幹線に飛び乗り、急いで来た。早いことに、小倉には昼頃に到着できた。

小倉での滞在時間が長く、数日かけてあらゆる場所へ行ったり、同じ場所を行ったり来たりと複雑に動き回っていた。それらのことを上手く記事にまとめると、どうしても時系列が実際と一致しなくなった。なので、時系列のことはあまり気にしないで読んでいただきたい。

🧱門司港: レトロな街

最初に向かったのは門司港。駅構内からして早速レトロで感動。駅名標がかわいい。出ると、横浜の赤レンガ倉庫のような趣の建物が立ち並んでいる。あれは何これは何と、同行者の目移りが激しい。

関門橋。通りがかりに、おじいさんから声をかけられた。おじいさんによると、関門橋は今日で開通からちょうど50年とのこと。びっくり。とても節目な日付に来てしまった。

海のすぐ隣を走る鉄道があるみたいだ。海のすぐそばに踏切があるというのは、ちょっと変わった風景だ。

辺りは暗くなり、これまたレトロな街灯が街を包む。同行者がいきなり走り出した。靴の奏でるステップが、門司港レトロの寒空に響きわたる。

🍛焼きカレー: 門司港名物

門司港に来ると、焼きカレーしか食べられないのでは…?と思うくらい焼きカレーしかない。グラタン皿で出てきた。下から米+玄米/カレー/目玉焼き/カレー/明太子という非常に凝った多レイヤー構造。こいつは美味しすぎる。こんな味、東京ではまず食べられない。

🗡壇ノ浦

本州へも行ってみた。関門橋と同じ位置の地下に、人道という歩行者向けの道がある。これで山口県へもお邪魔してみる。

本州から見た九州も…やはり近い。本州と九州はこんなにも近いのか。間の海も非常に速い潮の流れで、海というよりは川を見ているようである。

ここは昔壇ノ浦の戦いが行われた地であるそうだ…壇ノ浦!?中学受験でよく聞いた言葉だが、詳細がよく分からず、遠い世界での出来事のような印象だった。こんな所で争っていたのか。よく潮に流されなかったな。

🟨ドクターイエロー発見

ホテルから新幹線ホームが見える。することも無くなり、手持ち無沙汰に終電間近の新幹線ホームを眺めていたところ、黄色い列車がやってきた。「え?」って思ったら、本当にドクターイエローだった。おお、これで幸せを呼んでくれるのか〜

後日、同行者にこのことと、ドクターイエローは幸せを呼んでくれることを話した。すると、同行者もついさっきドクターイエローを見かけたそうで、周りに花が咲いたように喜んでいる。さっそく幸せが訪れたようだ。

🍝焼きうどん: 小倉名物

小倉にて。昼ご飯は何にしようと街をぶらぶら歩いていたら、「小倉名物焼きうどん」という看板が見えた。おお、こう書いてあるのだから、さぞ焼きうどんは小倉の名物なんだな、と半分騙された気で入ってみた。

言わずもがな、名物だった。学生なら大盛り無料。麺の量としては二郎の大盛り水準だった。こんなにコスパの良い料理があってたまるものか。お会計時、店員さんが「いかがでした〜?」と聞いてきたので、外でこんなに満腹になることなんて滅多にないと答えた。

🫕もつ煮

で、夜はもつ煮を食べに居酒屋へ。だし汁が、なんというか、ありがたい味をしている。お肉はホロホロでびっくり。こんな肉があるのか。食べたことがなかった。多めに頼んだ野菜を控えめに煮ながら、ありがたみを噛み締める。

🛤キハ147鉄道旅

日田彦山線にはキハ147系が走っている。これに乗ろうと準備をしていたところ、乗ろうと思っていた列車に間に合わなかった。次の発車は1時間後とのことで、のんびりその時を待つ。

久しぶりの国鉄気動車。首都圏での電車ではあり得ないほどに縦揺れが激しい。窓枠には落書きがびっしりで、沿線の人々の記憶が刻み込まれている。

採銅所駅で降りた。待合室がレトロだと聞いたのだが、あいにくこの曜日は開いていないみたいで…残念だが入ることはできなかった。駅前は何もない。何かの工場がある以外、何もない!!次の列車までは何十分もあるという絶望。まあ、こんな中で次の列車を待つのも悪くはないだろう。

その他にもぽつぽつと駅に訪れた。

📰待合室で見つけた幸せな新聞

また別の駅に降りてみる。あれ、駅員さんがいない。運賃はどうやって精算すればいいのだ。「せっかく来ていただいたのに、エレベーターもエスカレーターも自動改札機もない駅ですみません。」という張り紙が貼ってあって笑った。

待合室に行ってみた。壁には、「先日、〇〇小学校で授業参観がありました。」と始まる地元紙。授業参観では、百マス計算の競争が行われたそうだ。児童たちが必死に取り組む様子が事細かに描かれている。記事の最後には、最後に保護者へのインタビューが記されている。

なんと幸せな内容なのだろう。東京の駅ではなかなか見ることがない類の記事だったので、つい見入ってしまった。

昼食の場所を探す。県外の方はもちろん、観光協会さえも知らないような街に来たら必ずやることがある。それは、地元の人しか知らないような飲食店に入ることである。

入ってみた。メニューからして面白い。私はこの中から「ダブルもやしそば」を頼んだ。

周りのお客さんを見ると、この近くにあると思わしき町工場の従業員などがいる。地元の隠れB級グルメである。

🔭展望台

日が傾き始め、門司港レトロは西日で輝きはじめる。そうだ、日が沈む前にあの展望台へ登ってみようじゃないか。そう思って、足早に展望台へ入る。うおー、左手に山、右手に海というのはやっぱり面白い景色だと思う。それにしても、九州と本州の間を流れているこれは、海じゃなくて川だと何度も思ってしまう。いい感じに蛇行もしているし。

日没してから暗くなるまで少し時間がかかる。この間にお土産でも見に行こうと思ったが、再入場はできないとのこと。仕方ない、ここで暗くなるのを少し待つ。

九州は、東京よりも日没が遅い。こんな遅い時間まで昼をやっているのかと少し時差ボケのようなものを感じる。日が沈んでから完全に暗くなるまでもしばらく待った。イルミネーションが次々に点灯を始め、やがて展望デッキの照明も暗くなった。きれい。

展望デッキでは、グループで来ている観光客がテーブルをくっつけてパーティーを始めた。彼らの邪魔になってもよくないので、そろそろ降りるとしよう。

購入したお土産。かわいい

🏯小倉城

こちらもイルミネーションがきれいだった。北九州市が60周年を迎えるとのことで、それをお祝いするモニュメントなどもある。時間が遅くて城の中に入ることはできなかったが、周りをぐるぐる探索した。

🐡唐戸市場

フグで有名の唐戸市場へ。

ふぐのフライ

市場ってあまり行ったことがなかった。そんな者から見る市場は、「刺身即売会」などと言えばいいだろうか、そんな印象を受けた。

この新鮮さ、この旨さは通いたくなってしまう。

🚢船

唐戸市場からの帰りは船を使った。潮の流れがバカ速い海を、これまたバカ速いスピードでつっきるのであった。

🎁自分へのお土産

小倉駅にあったお土産やさんで小倉織ハンカチを購入。あと、門司港レトロにあったお店で「門司港」の駅名標のクリアファイルを購入。デザインがかわいい💞

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