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永守重信さんのような経営者になる方法⑥責任感とは???

前回も話したが、永守さんは「登用される社員の7条件」を明確化している。

7つの条件

①健康管理のできる社員
②仕事に対する情熱・熱意・執念を持ち続ける社員
③いかなるときもコスト意識を持てる社員
④仕事に対する強い責任感を持てる社員
⑤言われる前にできる社員
⑥きついツメができる社員
⑦すぐ行動に移せる社員

永守重信さん著作より

今回は「④責任感を持てる」について考えていきたい。自分は責任感が強い方と言われることが多く、責任を果たすことから逃げないと思っている(面倒なことを忘れたりはするけど)。というか、自分から引き受けるほうでもある(で、他人のためにやってあげて割を食うタイプ笑)。実際、他人の責任を追及する仕事もしているから、そうしているわけではない。元からそういうたちなのだ。任務を実行するのには責任感を持っている。目標達成については正直あまり責任感がないかなと思うし、そうなると「責任感」とは何かわからなくなる。

筆者撮影

責任感を持つのに必要な態度

責任感を持つとはどういうことなのか。責任感とは何か。「自分のやるべきことに対して責任を果たそうという気持ちで、自分の言動とその結果について自分で始末をつけること」だそうだ。
責任とは何か。なさなければならない任務、 引き受けてしなければならない義務、結果の責めを負うこと、といったところだ。

つまり、責任感を持つというのは、自分の与えられた任務を全うしなければならないと思う心・姿勢・態度というところだろうか。

・この任務を何があってもやり遂げます!
・任務のリスクや万が一のトラブルにも対処します!
・この任務のために最善を尽くします!
・(任務が困難に陥っても)諦めません!
・(任務の見通しが楽勝でも)手抜かりないよう注意します!
といった言動だろうか。それを口で示すだけでなく(示さないでもいいけど)、行動で示すということだ。はて、どんな行動をとればいいのか?

責任感のある行動とは

具体的には
□任務を果たし、目標達成のため全力を尽くす
□任務を実行するために「自分がやらねば」と強く意識する
□任務実行のためにできること、最善を尽くす
□任務実行上、困難があっても、途中で投げ出さない、他人に投げたりしない
□任務実行上、困難な状態や見通しが暗くなってもあきらめず、打開策を探り、行動する
といったことだろう。まさにコンピテンシーだ!

責任感を持つ人材をどう育てる?

役割分担を明確にして、本人のやるべき仕事や、責任の範囲を理解できるよう指導するという処方箋がよく言われているが、これはあくまで当然の行動であって、育成方法ではない。つまり、育成ということなのだから
・責任感レベル1~
・責任感レベル10
までを定義し、診断し、どこのレベルまで上げていくかを企画しないといけない。結構奥深いテーマだ。責任感をもてる人材育成のためには、責任感はどうやって生まれるのか?を考えないといけない。

どういった要因がかかわるのだろうか。次回、考えてみる。

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