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永守重信さんのような経営者になる方法②すぐやる

「すぐやる、かならずやる、できるまでやる」。この言葉は永守重信さん、日本電産の会長、社長の名言である。

永守さんはたった数人の会社から創業し、モーター業界で屈指の企業になり、世界シェア首位の企業、売上1兆円を超える企業に育て上げた、日本屈指のカリスマ経営者である。彼のモットーである「すぐやる」を考えてみたいと思う。

すぐやる・着手の速さ

何かあったらすぐやる事。その場で、相手に電話する、つなげる、仕事のできるに共通するのがこの姿勢である。行政職員、会社員、政治家、NPO活動家・・・・これまで私が見てきた人間において、大事なのは、相手のために仕事が素早くできるか、は大事な要素だと思ってきた。LINEの返信、メッセージの返信など早い人は仕事ができる人が多い印象である。これは、相手のために動くことを優先しているという意味で凄いと思う。特に営業経験のある人はそう。私はすぐ対応することもあるが、マイペースで自分の優先順位を大事にするタイプなので、顧客志向・つまり相手の立場になって、相手のために直ぐ動くということは課題である。私は少し怖かったり自信がない場合は特に躊躇してしまう。
でも、そうした人たちには躊躇もない。永守さんが大事にする価値観「先手必勝」でどんどん道を切り開いていくのだ。

すぐやることのメリット

彼の哲学でもある「先手必勝」という行動哲学。身近に同じ行動哲学を持っている人がいるのでわかるが、すぐやることで、その後の流れができるし、今後の見通しや見極めがしやすい。あとでミスがあったとしても取り返せる。ぐだぐだして着手が遅いと結局後で影響が出てしまう。
行動が早いと、もちろん相手からは喜ばれる。相手のために行動しているので特に、反応を求めている場合は「なんて迅速に私のために動いてくれたのだろう」と思うだろう。お願いした状況の結果がすぐわかることで、次の対応がとれるし、次のステップが考えられるし、催促もしないでいい。相手は信用してくれる。

自分の方にもメリットがある。行動を先行することで圧倒的に知識を得られたり、優位に物事を勧められたりするから。永守さんの言葉を見てみよう。

出勤時間が遅い人は、何事につけても仕事がルーズでミスも多くなりがちだ。逆に早く出勤する人には心にゆとりが生まれる。このゆとりが仕事の成否に大きく影響するのだ。将棋や囲碁の世界でも先手必勝というし、相撲でも立ち合いで勝負が決まる。先んずれば人を制す。ビジネスの世界も同じだ。

永守重信「「学歴では仕事能力はわからない」カリスマ経営者・永守重信が考える"デキる社員の3つの共通点」プレジデントより

彼が言うように先手必勝のメリットは「ゆとり」。最初が肝心と言うがロケットスタートされたら、相手はついていけない。

とはいえ

すぐやる勇気、どうやって持てばいいのか????私もこれは!と言う場合はすぐやるが、少しでもためらいや慎重に考えたいという場合はそういった行動はとれない。
また、すぐやるにしても、相手に何かを求める場合は注意が必要だろう。物事によっては、相手は「追い詰められている」「対応を求められている」と感じてしまうときもある。
とはいえ、できる限り「すぐやる」を実践することはできる限りやっていこう。永守重信さんになるための道は遠い!

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