ISTP?の包括的EQ(心の知能指数)テスト結果

最近、ソシオニクスの感情機能の質問に答えたので、続いて感情に関するテストを受けてみる。
EQとはしばしば認知能力であるIQと対比されている以下に示すような非認知能力である。

EQとは、Emotional Intelligence; 感情知能のこと。
EI(エモーショナル・インテリジェンス)とも表現されます。
私たちSix Secondsはこれを、
「目指すべき成果を生むために、感情と思考を効果的にブレンドする能力」
と定義しています。

ピーター・サロベイ博士(イェール大学プレジデント、Six Secondsのアドバイザリーボードメンバー)とジョン・メイヤー博士(ニューハンプシャー大学)は、1997に感情知能EQを再定義し、
感情知能とは
 (1) 情動を正確に知覚する能力
 (2) 思考を促進するために情動を利用する能力
 (3) 情動とその意味を理解する能力
 (4) 自己の情動を管理したり他者の情動に対応する能力

としました。

感情を認知し、理解するといったEQ(感情知能)の活用を促進することで、やる気、根気、向上心、創造性などを得たり、生活、仕事、人生の目標実現のために、それらを有効に活用することができます。換言すると、目指すべき成果を生むために、自己や他者の感情に関しての認識や自己管理を高め、感情と思考のバランスをとる能力が「EQ; 感情知能」となります。

EQは開発し、活用することにより、ポジティブな変化を創りだし、日常生活、仕事、人生の成功へと導きます。IQ(Intelligence Quotient=知能指数)が遺伝的な資質による学習能力であるのに対し、EQは誰もが開発可能。そして、EQスキルとして有効に活用することができます。

シックスセカンズジャパン:https://6seconds.co.jp/eq-articles/emotional-intelligence

テストはこちら


結果はこちら

  左:テスト結果             右:心の知能指数の特性

このテストは「心の知能指数の特性」理論を基にしているとあった。
調べているとTrait Emotional Intelligence Questionnaire(TEIQue)というものがあるようだ。心の知能指数の特性には4つの要素(幸福・自制心・感情性・社交性)+1つの独立した側面と、15の性格特性がある。

特性幸福が一番低い結果と出てしまった。。。。。

各項目の説明


①順応性(Adaptability)

柔軟性があり、新しい状況に適応することを厭わない

②自己主張(Assertiveness)

率直で、自分たちの権利のために立ち上がることを厭わない

③感情認知(Emotion perception)

自分や他人の気持ちを明確にする

④感情表現(Emotion expression)

自分の感情を他人に伝えることができる

⑤他人の管理(Other management)

他人の感情に影響を与えることができる

⑥自己抑制(Self-regulation)

感情をコントロールする能力がある

⑦衝撃制御(Impulse control)

思慮深く、衝動に身を任せることが少ない

⑧人間関係(Relationship)

充実した人間関係を維持できる

⑨自己肯定感(Self-esteem)

成功し、自信に満ちている

⑩自発性(Self-motivation)

意欲的で、逆境に直面してもあきらめそうにない

⑪社会意識(Social awareness)

優れた社会的スキルを持つ熟練したネットワーカー

⑫ストレス管理(Stress management)

プレッシャーに耐え、ストレスを調整する能力がある

⑬特性共感(Trait empathy)

他人の視点に立つことができる

⑭特性幸福(Trait happiness)

明るく、人生に満足している

⑮特性楽観(Trait optimism)

自信があり、人生の「明るい面を見る」傾向がある


テスト結果は以上だが、EQについて調べるうちに、シックスセカンズという感情機能の研究等を専門とする組織が行った調査結果を目にしたので少し見てみる。

EQと健康水準の相関(横軸:EQスコア、縦軸:国別健康指標)

​Six Secondsが開発したEQテストSEIは、2019年1月までに160の国や地域で、約26万人が受検。Six Secondsは、世界各国の受検者のEQスコア(X軸)と、WHO世界保健機関が発表している「ヘルスケアへのアクセス」「メンタルヘルスアへのアクセス」「幸福度」を合わせたNational Wellbeing Metrics(国別健康指標;Y軸)によってクロス分析を行い、EQスコアと健康水準に相関があることを発見しました。同時に、日本のEQスコアは世界最下位、健康水準はメンタルヘルスへのアクセスの低さ、幸福度117か国中54位という背景から、中央値を下回りました。経済的に発展し、街のインフラが整備されてきたこの国において、心のインフラが整っていないこと、心を整える知識や知能を多くの日本人が活用していないことが明らかとなりました。

EQのデータは、日本を含む世界25か国に拠点をもつシックスセカンズの調査によるものです。上のグラフの〇の色が濃いのは、ポジティブな思考や行動を生み出すために感情を制御する能力(感情のナビゲート)能力が高いことを示します。

さらにグラフの〇の大きさは、EQスコアとともに導き出されるWell beingを示しています。WHOの国別健康指標とEQ側からのWell beingが相関していることも、グラフからうかがわれます。

シックスセカンズジャパン:https://6seconds.co.jp/eq-articles/eqcolumn-tenseiyoshida-01
https://6seconds.co.jp/eq-articles/release-190123

EQと健康水準の相関:https://www.6seconds.org/emotional-intelligence/research/

これは2018年ごろの調査結果だが、2023年の調査結果でもアジア圏のEQスコアは低いとのまとめがあった。高齢化が進んでいる国と関係があるかと思って調べたが、特に関係なかった。出生率もそこまで関係なさそうだ。このあたりは因果関係が逆か。普段から、こういった方面には思考を働かせていない(社会情勢には昔から興味がないので知識が乏しい)のでよくわからない。

日本で言えば、僕は労働環境に問題があると思っている。総務省の労働力調査によると6000万人弱が雇用者のようである。やりがい搾取、サービス残業、過労死、給与問題など、雇用者がどこまでが不満に感じているかわからないが、失われた30年という結果を見るに思わしくない心情だと想像する。

僕自身は、特にやりたいこともなく生活のために働いている。その労働が日常の大半を占めているため、幸福度の低下につながっている。
仮に労働問題が解決しても別の要因で幸福度は上がりづらいかもしれないが、目下のところ、僕の幸福度を下げている最大の要因は労働であると思っている。

EQとサクセスファクターの関係:https://6seconds.co.jp/eq-articles/20211020

こちらのグラフは、横軸がEQスコア、縦軸がサクセスファクター(達成意欲+対人関係への意識+ウェルビーイング+クオリティ・オブ・ライフ)だが、正の相関がありそうに見える。

まあ、これは何となくわかる。EQが高いと人生の幸福度が高いような気はする。金持ちが金を呼ぶように、幸福が幸福を呼ぶのだろう。

EQと年収についても正の相関関係があるようだ。
平均して、心の知能指数が 1 ポイント上がるごとに、年収が 1,300 ドル増加するとの報告がある。(https://www.talentsmarteq.com/articles/increasing-your-salary-with-emotional-intelligence/

これについても、EQが高い人間は外向的でポジティブ思考な傾向が強いと思うので、自己肯定感が高かったり、うまく他人と関わることでエネルギーを補充したり、社会への帰属意識が高いなど、日々の幸福度合いへつながることが多いと考えられるため、正のループが生じ、年収増加にもつながっているのだろう。

僕の包括的EQテストの結果では、すべての項目が低いというわけではないが、他人との関係や感情認知など自分が弱点だと認識している項目が低く出ている。これらの要因から特性幸福が一番低い結果になっていると思われる。

外向的とひとくくりにすると語弊があるが、内向的な人間より外向的な人間の方が明らかに色々と楽しそうだと昔から身をもって感じている。

幸い、自己肯定感はそこまで低くないと思っているので、そこを起点に
高めることができると言われているEQを少しでも高めて、幸福感を上げる方向にもっていきたい。

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