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祖父におねだりした                                 小さな着物

約30年前、
祖父とおもちゃ屋さんに
出掛けたのを思い出しました。

おそらく、
りかちゃんの服を買ってあげるよ!
と言われ、喜んでお店に行った気がします。

テーラーの仕事をしていた祖父は、
出掛けるときには、
どこに行くにも、
さっとジャケットに袖を通す。
そんな姿が印象的でした。

でも、なぜか
お財布を持たずに、
ズボンのポケットにお金を入れていた
ビシッとしているようで、
ラフなような、
そんな祖父が大好きだったなと。

そして、
出掛けたおもちゃ屋さんで、
みつけた
見たことのなかった 
りかちゃんの着物!
洋服ではなく、
これがいい!!と無邪気に
おねだりして買ってもらいました。

今、考えれば、
たぶん、洋服より
高かったんじゃないかな?
と思うけど、
いいよいいよと買ってもらい、
すごく嬉しかったのを思い出しました。

そんな着物が、
実家の押し入れから出てきました。

懐かしい気持ちとともに、
「持って帰って、
わたしのりかちゃんに着せたい!」
と言う娘に、
こんな時がくるなんて
なんとも嬉しい気持ちになりました。

ところが、
着せてみると、
ジェニーちゃん用?だったのかな、
大分長くて、引きずってしまうくらい。

洗濯をして、アイロンをかけましたが、
襟元は少しくすんでいます。

じゃぁ、
長さを少し調整してみよう!
とお直ししてみることにしました。

腰の部分で折って縫い止めて、
おはしょりにします。

せっかくなので、
くすんだ襟元は、
黄緑のハギレで新しくして、

帯揚げと帯留めも、
色を変えてみようかな?と、
↓こんな感じになりました。

裸足や靴っというのも?なので、
ビーズと糸で脱着できる足袋をつけて

古い物でも、
ちょっと工夫と手間をかければ、
また使える!ってところに、
わくわくするなぁと思います。

おじいちゃん、
ひ孫が遊んでるよ~笑

娘よ、
大事に遊んでね!

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