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採用計画は逆算して考える

株式会社カレッジの大森です、採用支援の会社を経営しております。

前回は人材紹介会社に注力してもらうための心構えについてまとめました。

今回は、採用人数から逆算して、日々どのように採用活動に取り組むべきかについてまとめます。

採用エージェントの目線から言うと、採用施策や日々の活動を聞く際に、「ちょっと不安・・・」みたいな顔をして解像度の低い話し方をしている採用人事さんとお会いすると、これは採用目標充足できないだろうな・・・と思ってしまいます。

採用の領域は営業と似ていて、半年で2名採用!と目標に対して達成、未達成がはっきり結果が出ます。

目標達成する人事さんは、日々の行動やチェックポイントなどがはっきりしている。なので話すときも、顔から自信が溢れています。

では、具体的にどのように日々の行動量を設定すべきか。

採用に至るまでの「変数」


第1ステップは、採用に至るまでの「変数」を知ることです。

例えば、求人広告とダイレクトスカウトで3ヶ月で2名エンジニアを決めたい。であれば

(求人広告)
応募50人 x 書類通過30% x 内定20% x 内定承諾40% = 1名
(ダイレクトスカウト)
スカウト500通 x 返信3% x 書類通過50% x 内定30% x 内定承諾40% = 1名

こんな式を立てます。チャネルによって必要な変数を集めましょう。

・書類通過率どれくらい?
・一次面接から内定まで何%?
・スカウト返信率どれくらい?
・競合厳しい?内定承諾率どれくらい?

と、知り合いや、仲の良いエージェントに聞きましょう。

採用人事をやっている友人で、成果を出している方がおりますが、本当によく連絡をくれます。

「いまビズリーチ、エンジニアスカウトをエージェント側から打っててどれくらい返信あります???」
「媒体だしたいんだけどフォークウェルってどう思う?」

など細かい数字を確認してきます。ぜひ自社の採用計画を立てる際は、過去の実績と、友人・知人にもヒアリングしてみてください。

本やネットの情報でも良いのですが、現場で活動している方に直接聞くのが有効です。

採用したいポジションの給与や仕事内容、採用面接時の質問事項なども合わせて聞ければ、なお良し。

数字を仮定してまずはやってみよう


計画ができたら、まずは1ヶ月集中して動いてみましょう。実際に行動してみて変数が正しいかを確認する。

そして、実際の数字を元にズレを修正していきます。

・返信率が悪い!
→使用媒体を見直す、記事を修正する

・全然内定しない!
→面接までのフローや候補者対応を確認

・内定承諾されない!
→仕事内容や待遇、訴求方法を変えてみる

実際にやってみると痛感するのですが、中途採用マーケットはレッドオーシャン。トライアンドエラーを繰り返し何でも試してみることが大切です。

仮定の数字がおかしい場合もあるので、その際は変数を見直しましょう。

採用人事を孤独にしない

最後に、採用人事は、仮説検証の中で孤独感を感じがち。初めての職種を採用する際には、経営陣も一緒に入って動くのが理想的です。

採用人事に丸投げで、定量的に締め上げすぎるよりも、一緒に変数を確認しながら採用計画を作っていけるように進めましょう。


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