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与え続けられる人

 子供を育てた方や子育て中の方はお分かりと思いますが、子育てには膨大なエネルギーを必要とします。日本の場合は特に母親に偏りがちであるというのが現状であると思います。父親である私はもう少しできなかったかと反省する所でもあります。

 私には、いわゆるZ世代に属する子供が3人います。2人目が今春就職で3人目もあと何年かで就職する予定で子育ては終わりに近づきつつあります。

 子供が手を離れた後、特に母親はなにをしようかと悩む人もおられるようです。ちなみに私の妻は神社仏閣にお参りするのが大好きで、私も休日が合うと一緒に行きます。

 同じく子育て卒業世代の大空ひろさんのこの記事を読んで、この方がなぜ与え続けられる人なのか、謎が解けた気がしました。

 大空ひろさんは、北海道のアイスホッケーチームである「ひがし北海道クレインズ」の熱心な応援をされています。

 大空ひろさんは2人の息子さんがおられますが、息子さんが大学に進学された後で「空の巣症候群」になったと言われます。

 そんな時にお母さん達はペットを飼ってみたり韓流ドラマにはまったり、ジャニーズや純烈の追っかけを始めたりするそうです。

 こちらの記事はその前にクレインズのファンクラブに取り込んでしまおうという勧誘の内容でありますが、なぜこの時期のお母さんがファンクラブに適しているかを非常に分かりやすく解説されています。

なぜファンクラブに適しているかの以下の理由を示されています。

・時間があり、資金を出す意欲がある。
・無償の愛の行く先を求めている。
・この先も生活の変化が少ない。
・数年後には、孫を連れて来るようになる。
・そうそう心変わりをしない。

 この中で感銘を受けたのは、母というのは「無償の愛」を持っているという所でした。
以下引用です。 

息子を2人育てたことにより、大きな愛を惜しみなく放出することに長けています。
息子というものは、なかなかどうして、簡単な子育てじゃないことは、世のお母さん達の共通認識でしょうね。

スポーツをしているのなら、応援と送り迎えと、大量の食事の世話と大量の洗濯物(野球部は汗と土にまみれている)はつきもので、日常の多くの時間が息子のために費やされます。
そして、それを生きがいとしているのが、お母ちゃんという存在です。(その分、多少暑苦しくもあります😅)

引用終わり

 私は父親でありますが、大空ひろさんほどの無償の愛を子供に対して持てたか、心許ないように思います。また、私の母や妻を見るとやはり母親とはそういうものかと思う反面、子供を愛せないで悩むお母さんもおられることも承知しております。

 愛を与えるというのは、母であれば自然に誰でもできるものではないと考えます。

 また、仕事を引退した後、どう過ごすかというのは今から考えないといけない重要なテーマであると思います。

 以前、記事で紹介した、武田邦彦先生の「老人のウソ」では男性も女性も「お世話」ということが生きる意味になるという話がありました。

 表現は異なりますが、大空ひろさんも正にお世話ができ、与え続けられる愛の人なのだと思います。

 年代の近い大空ひろさんに愛と応援に生きるという見本を見せて頂きました。
ありがとうございました!

冒頭の写真は京都府福知山市にあります元伊勢外宮豊受大神社の御神木である「龍灯の杉」です。

*このnoteは【共同マガジン】これが私のイチオシnoteだ!寄稿作品です。
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