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【vol.1】尼崎で「場」を作るコミュニティデザイナー・藤本 遼さん

 今回は、尼崎を拠点に様々なイベントやプロジェクトを手掛けているおもしろプレイヤー、藤本遼さんにお話を聞きました。
 お寺でカレーを食べるイベント?障害のある人もない人も楽しめるフェス?
 藤本さんのいるところに「場」がうまれる、その場づくりの背景にある想いについて語っていただきました!

藤本 遼(ふじもと りょう)
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。場を編む人。大学卒業後に入ったまちづくり・中間支援のNPOを2年半で退職、25歳で尼崎ENGAWA化計画を立ち上げる。以後は尼崎を中心に、さまざまな企画やプロジェクトの立ち上げ・伴走支援を行う。暮らしにおける問題や困難な状況と真面目に向き合いつつ、だからこそたくさんの人が関わるための動線づくりや場づくりに「楽しく」取り組んでいる。別の人生があるとしたらレーサーか小説家。あるいはホスト。最近はゴーカートにハマっている。カレーとたべっ子どうぶつが好き。

—普段はどんな活動をしていますか?

表現は日の気分や聞き手によって変えてます(笑)
今日は、「ローカルで掛け算を作る活動」とか「人の可能性を信じる仕事」と言ってみます!
世の中には、やってみたいこと、興味があることを内に秘めている人がたくさんいて、でも多くの人は役割や立場、常識に自分を押し込みがち。いろんな理由から自分でブレーキをかけていることがたくさんある。
だからそういう人の背中を押す意味で、「やりたい」を「できるかも」「やってみた」そして「できた!」にするための場をつくりたいと思っています。
場を通して人や価値観に出会うことは、その人の可能性を広げてくれると思っているので。

《カリー寺》
尼崎市にある浄土真宗のお寺・西正寺(さいしょうじ)ではじまったカレーフェス

《ミーツ・ザ・福祉》
障がいがあってもなくても楽しめるフェス

—活動している場所(尼崎)について教えてください。

尼崎は「面白がり屋」が多い気がしますね。
市役所職員もパラレルキャリアで起業したり、地域に出たりできる環境があって。若い人にも機会が与えられていて、おもしろいことを始めやすい環境があるのがいいなと思います。

《さんとしょ》
商店街の空き店舗を活用して図書館を開設するプロジェクト尼崎市職員が「副業制度」を活用し設立した一般社団法人「オリコム」、関西国際大、三和本通商店街が協働で運営を行っている。

あと、市の施設内にある専門学校の壁でスマブラをやってみたりとか!そういうノリみたいなものを面白がってやれるところも魅力かな。
何か意味あることをやらないといけない、ふざけられない状態って息苦しいじゃないですか。
遊びをつくること、ぎちぎちを緩めること自体が価値になると思っているので、そこは場づくりの中でも意識してます。

—最近「おもしろい」ことは何ですか?

前提となってるゲームのルールや基準を変えようとしてる人・ことはおもしろい!
新しい、まだ世にない、注目されてないものに着目してる人とか。
その人のならではの人生経験に基づいたものが反映されてるのを感じます。

—どこに行けば会えますか?場所、機会があれば教えてください。

ホームページをみてください!(笑)

直近では、2023年7月22日に「プレー・プレー ・ミーツ!!出演者事前交流会+ミーツ・ザ・新喜劇オーディション+オープンミーティング」@橘公園野球場を開催予定。

お話を伺う中で、藤本さんが手がける多岐に渡るプロジェクトは、だれかの「やってみたい」「おもろそう」という小さな思いに伴走し、一緒に楽しもうとする中から生まれていることが伝わってきました。
活動の幅をますます広げていく藤本さん。今後の活動も楽しみです。

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