自民党の議員が収賄で逮捕された。

収賄の金額が300万というしょっぱさにはちょっと驚いた。

だってこんなの一昔前なら

所轄のヨゴレが捜査情報流すくらいの金額だ。

ロッキード事件は総額30億円だったしリクルート事件は6億円だった。

いくら陣笠議員とはいえ日本が貧しくなっているというのは

こんなところにも表れるんだなと思ったりする。

それはともかく、カジノというのがそれなりの利権になっていることには

疑いの余地はないだろう。

今回の贈賄側はパチンコチェーンだったけど

大手パチンコチェーンがその利権に食い込むために躍起になっているのは

別に裏側の人間じゃなくても周知の事実だ。

海外のカジノ運営会社も虎視眈々だ。

彼らには膨大なノウハウがあるから、単純に運営のことだけを考えるなら

任せてしまった方が仕切りはスムーズにいく。

だけどそれじゃしょうがないわけで、

国内の企業にやらせて国内に金が落ちないと

税収も周辺利益も落ちない。

でもパチンコの仕切りとカジノの仕切りじゃ全然違う。

いわゆるゴト（不正行為）のネタだって

仕込みから何から違ってくる。

多分、世界各国のゴト師連中が

開業を涎を垂らして待っていることだろう。

その辺の対応は一朝一夕ではいかない。

あの手この手で仕掛けてくる。

コンプライアンスみたいなことを言ってたって

その手のネタを仕入れるのだってルートがいる。

戦後直後の渋谷の愚連隊じゃないけど、黎明期ってそんなもんなんだよね。

綺麗ごとだけじゃうまくいかない。

パチンコチェーンあたりはそんな人材も抱えているかもしれないけど。

ただ少々の対策じゃ防げない。そんな甘い世界じゃない。

僕がいたころのゴトネタも今はもう古いだろうけど

最後は手仕事に戻ってくるってのが通説だから

マジシャンもどきが跳梁跋扈するんじゃないかと思う。

オーシャンズ11みたいに抱き込み工作だってするだろうし

粗暴犯や窃盗犯も増えるだろう。

カジノ慣れしてない素人なんか据え膳みたいなもんだ。

治安が悪くなるというか、まぁ胡散臭いのがうろうろする。

いくら取り締まったってカジノが上流階級の遊びなんてのは

せいぜいモナコくらいなもんだ。

アジアでそれは無理だって。

しかも中韓東南アジアの方が今はお金あるから。

まぁガジリが生息できるだけのサビがあるかって考えると

それはあんまりないんじゃないかなとは思うけど。

観光資源を期待しているのかもしれないけど

デメリットの方が大きい。

カジノで遊んで負けたら窃盗して帰るなんてのがごろごろ来るはず。

日本にその手先はとっくに根付いちゃってるんだから。

まぁでもあれだね。

日本人はそれでも目が覚めないかもね。

いろいろ語りたいことはあるんだけど、

僕今わりとお堅い仕事してるんでやめておきます。