舞台を読んだ


西加奈子 舞台
読みました

自意識過剰で、人の目線を気にしすぎている主人公の葉太

ニューヨークで鞄を盗られるも、かっこつけて平然としてしまうほどに

葉太はいきすぎているけど、気持ちはわかる。

言葉にしないけれど、人間はみんな多少なりとも共感できるのではないかな、

"〜する私、俺"や、
"いかにもな〇〇" ではしゃぐこと、に、
葉太は異常なくらいに羞恥する

葉太のように、それを気にすれば気にする人ほど、それに憧れているし、それを悟られないように生きているのかなー?

「誰だって、この世界という舞台で、演じている」
かっこよくいえば確かにそうだな〜

西加奈子さんは、インタビューで、
ニューヨークが好きだけど、ニューヨークの街並みは、どこもフォトジェニックでニューヨークすぎる。
そんな"ニューヨークすぎる"が故に、楽しめない人がいたら、楽しいだろうな
と話していた。

作家さんのインタビューあんまり見たことがなかったですが、
何かの思いを伝えたいという気持ちより、
エンタメで書いていることに、私はなんだかうれしかったです

★★★




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