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ひろしま美術館に行ったよ!

ひろしま美術館に行きました。
ドービニー展目当てに行ったのですが、特別展のチケットで常設展も見れるということで、ひろしま美術館コレクションを鑑賞してきました。

ひろしま美術館、広島銀行が出資?して設立されたのですね。
美術館って、基本的にはいつだかの実業家が大枚はたいて獲得したコレクションに基づいて運営されていると思っていたのですが、こういうケースもあるんだなぁ~と思いました。
印象派以降の作品が多かったように思います。
(まぁ日本の美術館の絵画って殆ど近代以降のものだと思いますが。)

・レピーヌ「パリ市庁舎河岸のりんご市」
お恥ずかしいことにレピーヌさんを存じ上げていませんでした…。
この絵画、穏やかな晴天の日が描かれているのですが、見ていて爽やかな気分になります。
私が一番好きなポイントは、画面中央左寄りにいるです。
白いワンちゃんが飼い主らしき男性を見上げているんですね。
「元気に走り回っていたところ突然止まって飼い主を見上げて反応を待っている」感じがして、めちゃくちゃ可愛いので好きです。

・シスレー「サン=マメス」
個人的に好きな画家トップ3に入るシスレーによる風景画です。
「ルーヴシエンヌの雪」という絵を見て好きになり、以後の美術館巡りではシスレーの作品を探すようになりました。
有り難いことに大抵の美術館に一枚はあるので、ファンとしては嬉しいです。

さて、この「サン=マメス」、絵の具の置き方が比較的大きいと言いますか、一筆が長いと言いますか、そんな印象の描き方です。
「ルーヴシエンヌの雪」(1874年)や「Villeneuve la Gavenne, Village on the Seine(邦題が分かりませんでした…)」(1872年)だと、まだ一筆のタッチが短かったりします。 
ですが、「マルリーの通り」(1879年)や「ロワン河畔、朝」(1891年)、この「サン=マメス」(1885年)は、前の二つと比べると少しタッチが大きいように感じます。
年が経つにつれて描き方も変わっていったのでしょうか…。

因みに、シスレーは生きてる間に絵がサッパリ売れず、1880年代には生活費を抑えられる地域に移り住むそうです。
「ロワン河畔、朝」や「サン=マメス」などは正にその移り住んだ先の近くの風景です。
他の印象派が徐々に評価されていくなか、どのような心境だったのでしょう。
私がその時代に生きていれば独占出来たのかもしれませんね…。

・モネ「セーヌ河の朝」
モネといえば睡蓮の連作ですが、この「セーヌ河の朝」も全22点の連作なのだそう。
全体的にボヤ~っとした色合いですが、心地よいボヤけ(?)となっています。
普段はハッキリした色合いの絵画が好きなのですが、この絵はハッキリしていないけれども「キレイだな~」と染々感じられるので好きです。

・ゴッホ「ドービニーの庭」
この作品、特別展であるドービニー展で鑑賞したのですが、常設のコレクションということでご紹介。

ゴッホ独特のうねりが駆使された作品です。
ドービニーの終の住みかを訪れたときに製作された作品です。
当時は既にドービニーが亡くなった後だったので、作中に描かれている人物はドービニー夫人では?とのこと。

この作品、世界に二作あり、もう一作はスイスの個人が所有しているそうなのですが、その作品には画面左側に黒猫が横切る様子が描かれているそうです。
ドービニー展の特製?アニメでこの「ドービニーの庭」が紹介されていたとき、猫が歩いているアニメが加えられていたのはそういうことだったのか…!!と後々気付きました。
どんな感じなんでしょう。見てみたいですねえ…。

・ロートレック「アリスティド・ブリュアン」
みなさん、これです。

展示室2に飾られているこの絵画、部屋に入った瞬間に目を奪われました。
この、不敵な笑みを浮かべて振り返っているダンディーなオジ様に目を奪われない人が、果たしているのでしょうか。

飾られている絵画は、ポスター製作のための習作だそうですが、何だろうと関係ない、好き。って感じです。
ロートレック、今まではあまり意識して鑑賞したことなかったのですが、これからはちょっと探してみようかなと思います。
そういうのあるから楽しいですねぇ。

・アンリ・ルソー「要塞の眺め」
ルソーの存在は原田マハさんの「楽園のカンヴァス」で初めて知りました。
それ以来地味~に私の好きな画家トップ3に入っています。

ルソーの絵画、確かに「幼稚」だの「稚拙」だの評価されるのも分からなくはない(それでも私が描くよりよっぽどお上手です…)のですが、全体的に可愛いので好きなんですよね。
特に、多くの風景画の中央に描かれている、ポツンと立っている人物が好きです。
背中姿しか見えないのですが、服装が違ったり、鞄を持っていたりして、個性溢れていたりします。
この姿から画家自身の孤独な心情が読み取れるらしいのですが、個人的には「我々と共にこの風景を満喫している男性」ということで、勝手に親近感を抱いていたりします。
見付けると嬉しくなります。

まだまだひろしま美術館には絵画がありますし、気に入った作品があるのですが、ちょっと疲れたのでこの辺で一旦終わりたいと思います。
特別展と併せて楽しい時間が過ごせました。

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