今年の4月から社会人になった
長男と長女に
お年玉を下二人の弟にあげてね〜
って連絡したら
長男から「無い」と
心無い返事が返ってきた

別に沢山でなくても良くて
お金じゃなくても良いんだけど

はいどうぞ
ありがとう

っていうやり取りが
離れて暮らしている兄弟の中で
ちょっとくらいあっても良いじゃない

って
私は思ったのだけど

そんなに嫌なことなのかな
なにが彼の心を冷たくさせてるのだろう

私の育て方のせいなのかなって
結局そこに辿り着く

長男はデキ婚で授かった

半分嬉しくて
半分悲しくて

そんな出産

周りの友達は仕事をしたり遊んだり
そんな中で子育てについて話す人は誰もいなくて
今みたいに色んなコミュニティもなくて
親には心配かけたくないし、相談してもお母さんなんだからと頭ごなしに言われるだけで
一人で閉じこもる育児だった

知らない場所での生活

何もわからない子育て

自分なりに必死でやってきた子育てだったけど

3人目と4人目を育てて今思うことは

長男は犠牲者だった

私自身がまだ大人になれてないから
感情のコントロールもできなくて
しょっちゅう怒りをぶつけてた
足蹴りしたこともあるし
頭を殴るのも日常茶飯事

厳しくしなきゃと
何時間も説教をするものだから
常に私の目を気にする子供になっていた

中学生になる頃に
弟二人が続けて産まれ

今度は私はその子たちの育児にかかりきりで

ちゃんと見てやれてなかった

強烈に覚えてるのは

修学旅行のとき
自転車の荷台に大きな荷物を載せて
学校に向かう彼の後ろ姿
私は修学旅行用のカバンさえ
買ってやれなかった
お金がなかったのではなく
買いに行くことをしなかった
そして後悔した
カバンくらい買いに行けたでしょ
あんな古いカバン、可哀想でしょ
何してるの？私
文句１つ言わず
40分かかる道のりに向かった後ろ姿に
私は涙したのだった

彼が就活を始めたとき
自分を深堀りしないといけなくなり
今までの人生を振り返ったときに
きっと辛い思い出が沢山出てきたのだろう

涙声で電話してきたことがあった

なんでこんなふうに育てたん？

彼からの言葉に私は何も言い返せなかった

大切に想っていたんだけどね
いつも気にかけていたんだけどね
帰宅する時間が遅いときは心臓がドキドキしてたんだけどね
受験の時はお弁当二つ作って頑張れって思ってたんだけどね

でも
気づいてあげれなかったこと
きっと沢山あるんだろう
いっぱい我慢してきたんだろう
もっと甘えたかったのかもしれないし
もっと話を聞いてほしかったかも知れない
もっと認めてほしかっただろうし

ごめんなさい

出来損ないのお母さんで
本当にごめんなさい

このお正月は
一度長男に向き合おうと思う
ボタンのかけ間違いは
きっと１つだけだと信じて