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北海道で花咲く『歌劇團』/シークレット歌劇團0931

北海道で怪しく躍動する『歌劇團』のウワサを耳にしたことがあるだろうか。あるとするならば、相当な情報通か、運のいい御仁であろう。
その名も「シークレット歌劇團0931」。
0931と書いて「オークサイ」と読む。
ふざけた名前である。だがふざけているのは名前だけではない。
どこぞの有名歌劇団とは似て非なる個性丸出しの団体である。
その彼女らの今年度の本公演が、きのう初日を迎えたのだった。

2人あわせて111歳

ポスターから放射されるいかがわしさ。
夢組トップを名乗る2人。左が「銀河祐」、右は「紅雅みすず」。
2人あわせて111歳というなかなかの御年である(マジ)。
「地方の中小貴族」という設定で、駆け付けた観客は「平民」。
これは「平素からお世話になっている民」の略称なのだった。

前半は演劇、後半はレビューショー

ステージは前半が演劇、後半がレビューショウという構成。
演劇部分はネタバレを避けるために詳細は記さないが、ざっくり申し上げると、丁寧な長編コント。トップ2人を盛り立てながらの「貴族の小芝居」をニヤニヤしながら満喫する。
ちなみにこの公演は全編を通じて録音録画、SNSでのの発信OKという驚きの緩さなのであった。

後半のレビューは合間に客いじりや小ネタをはさみ、「ザ・フレンドリー」といった感で、20年ほどの活動の間に『沼る』リピーターが増加し、来年は札幌市内の「旧四季劇場」での公演が決定している。
うんまあ、ぼちぼち北海道名物のひとつに認定してもいいのかもしれないw

レビューショウはこんな感じ
貴族が平民に「かりんとう」を与える「スイーツタイム」

レビューショウには貴族が平民の口に次々とかりんとうを放り込む、通称「スイーツタイム」があり、歓喜の輪が広がる。……というか会場の平民たちはなぜかみな手ぬぐいほっかむり状態になるのだが、その理由はまたの機会にでも。

拝謁を賜りました

そんな貴族の舞台後の楽屋をお訪ねする機会を得ました。恐悦至極。お二人のパワーには「まだまだ私も老け込んでいられないな」とエネルギーをいただきました!
このお二人のラジオ番組のオープニングナレーションを私が担当したのですが、2年半、ずっと使い続けていただいている。
「この先もずっと使うからな」
とのお言葉もいただき、感謝感激!
ま、そのうち若手に座を奪われるのは当然としても、その心づかいがありがたいですね。

そんなこんなで、北海道民の隠れた娯楽「シークレット歌劇団0931」の公演についてお伝えしました(^^♪

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