見出し画像

本日の戦果/文学フリマ札幌8 覗いてみたよ

「文学フリマ札幌」に行ってみましたよ、というお話です。

文学フリマといえば、去年、文学フリマ東京にはじめて足を運び、めっちゃ広い会場を埋め尽くす出店者と来場者の熱気に驚かされました。
そして今年の文学フリマ東京ではミムコさん主宰の「ノトコレブック」にて、間接的ながらも出品者として名を連ねることができました。

だけど、地元・札幌の文学フリマにはついては関心度が低かったなあ。
反省。
よーし、今年は行ってみよう!

会場は札幌コンベンションセンター

国際会議などに使われることもある「札幌コンベンションセンター」大ホールで「文学フリマ札幌8」は開催されていました。

ざっくり160くらいのブースが並び、高校生から高齢の方々まで幅広い層の人々が詰めかけていました。
20代らしき若手の人も多く、そういう意味では東京よりも平均年齢が低そうだったのが意外といえば意外。ま、あちらさんは年季が違うから、ベテランが多くなりますよね(;^_^A

そんな中で私の戦果はこちら!

ちょうどいい量な気がする

ぐるぐる会場を歩く中で目に飛び込んできたのは、岡本雄矢さん「全員がサラダバーに行ってるときに全部のカバンを見てる役割」。

なるほど、これは逸品。
札幌在住の『歌人芸人』だという作者が、身の回りの不幸を綴った「マーフィーの法則」的なフリースタイル短歌。共感しながらサクサク読めてしまう。喫茶店に持ち込んで、ふふん、と軽く笑いながら読むのに最適だ!
ご本人がいらしたので、サインをしていただきました。

おかもと、と書いてあるのかしらん

つづいてはこちら。

真夜中野マヤさんの作品

真夜中野(まよなかの)マヤさん作の「夏のヨル」「冬のヨル」。
「夏のヨル」を無料配布でいただき、いったんその場を離れて、ちょっと読んでから「冬のヨル」を購入(300円。安い!)
文体がさらりと読みやすく、ドラマのようなテンポ感のある展開がなじみやすい。もしかしたら、頭の中で映像を思い浮かべながら描写するタイプの方なのかもしれない。こちらは寝る前にページをめくりたいです。noteページお持ちです。


つづいてはこちら!

無料配布もいただきました

貝塚円花さん。無料のペーパーをいただき、少し眺めました。
うむ。本格派の香り。
それもそのはず、「岡田さんと煙草のこと」は2019年の北海道新聞文学賞で佳作となった表題作を含む短編集とのこと。
まだしっかりと読み込めていませんが、一読したところ、『先発完投』できるタイプのピッチャーでしょうか(例えが意味不明)。
伸びのある速球に多彩な変化球を織り交ぜながらの組み立て。どんな決め球をお持ちなのかはこれから楽しませていただきます。


つづいてはこちら!

まず、絵がユニーク!

「おとぎのカボチャ商会」さんの「かぼちゃポタージュで昼食を」。
手書きイラストとほんわかした文章の絵本です。
お見受けしたところ、文を書かれた三谷さんも、絵を描かれたねこのうみちひろさんもお若い感じ。まだまだ伸びしろハンパない!
期待を込めて購入させていただきました。
三谷さんはnoteページお持ちで、食べ物ネタが豊富のようです。


ほかにも気になるブースはたくさんあったのですが、会場がなんか暑くて(;^_^A 1時間ほどで撤退を余儀なくされました。
それにしても、「文フリ」っていいですね。
「あーこの人が書いたのか」ということから感じられる情報の重要さが、ものすごく大きい。
なんか会場内にいる人みんなが『同志』というようにも感じられ、普段の自分より積極的になれる気がしました。

さあ、この先はどうするか。
ウミネコ編集長が虎視眈々と狙う「文学フリマ大阪」に向けて、私も乱入を企てるかどうか!?

このさきじっくり考えます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?