ミニストーブおよびメスティンの使い方

ミニストーブとメスティンの使い方を画像で説明します。

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新品のミニストーブには青い保護シールが貼られています。これは剥がして使ってください。

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ミニストーブを使うときにはこのように展開し、メスティンのサイズに合わせて配置します。スターターキットのメスティンは、ミニストーブ2個、固形燃料(20g)二個を使って炊飯するように設計しています。

使い方は簡単で、まず固形燃料を乗せます。火を扱うので、くれぐれも周辺に燃えやすいものを置かないようにしてください。

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ライターで火をつけたらメスティンを載せます。メスティンの持ち手は熱に弱いので、調理するときは開いた状態にするようお願いします。

野外で炊飯する際には、炎が風であおられて生煮えになったりすることもあるので、なるべく風の当たらないところで、風防も利用して炊飯してください。

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炎が消えるまで待って、消えてから十分程度蒸らしたら炊飯終了です。

固形燃料の炎は燃料が残り少なくなると青っぽくなり、特に昼間には火が着いていることが見えにくくなったりするので、しっかりと炎が消えていることを確認してから、その後の操作に移るようお願いします。

使用後のミニストーブは大変熱くなっているので、冷めるまで待つか、軍手などで手を保護してから触れるようにしてください。


続いてメスティンの使い方です。

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スターターキットでお送りするメスティンは、基本的にはそのまま使ってもらって構いません。

メスティンを使う際には、バリとり(容器の縁などのギザギザをヤスリで落とし滑らかにする)、シーズニング(メスティンを使い始める前に、満々に水を張ったメスティンでこめぬかや米を煮て表面をコーティングする)という行程をとる人もいますが、スターターキットに入っているメスティンはどちらも不要、という触れ込みのメスティンです。もちろん、気になる方はやって貰っても良いと思いますが、少なくとも固形燃料を用いた通常の炊飯では、シーズニングの効果は目に見えなかったので、個人的にはあえてやる必要はないかな、と考えております。

メスティンは密閉度の高い調理器具です。内部が沸騰して圧力が高まると、蓋が開いて外れてしまうことがあります。

調理する際には、なにか蓋の上に重りになるようなもの(野外であれば石や、あるいはシェラカップなどの耐熱性の容器など)を載せてください。この際、メスティンは熱伝導性の高いものですので、上に置いた重りが熱くなっています。くれぐれもやけどに注意してください。逆に、これを利用して、炊飯の上でシェラカップなどを利用して、なにか他のものを温める、という使い方も可能です。

調理中、蒸気が吹き出して、そこから湯などが漏れてくることもありますが、これはある意味メスティンの仕様でもあります。家庭用の鍋の蓋には大抵蒸気抜きの小穴が開けられていますが、メスティンにはそれがないので、逃げ場を失った蒸気が一点から吹き出してくるのです。

多少漏れて濡れてしまうのはしょうがないものとして、寛大な心で使ってくださることを願います。野外や、キッチンのシンク、まな板の上など、多少濡れても気にならない場所でお使いいただくと良いと思います。

濡れるのを防止するために、ミニストーブの下に新聞紙やバスタオルなどをしくのは、火災の危険性があるので避けてください。

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