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【世界ALSデー月間特別寄稿、ALSでも親が務まるの⁉️】

動けない・喋れない
そんな人間に親が務まるのか?
私は務まると思う
というか務めなくてはいけない

娘小6、息子小3
娘にはALSになる前の私の記憶があるが
息子にはない

息子とキャッチボールをしたこともない
自転車も逆上がりも教えたこともない

娘はどんどん『女性』になっていく
男親には理解出来ない領域に入っていく

でもこれって健常者でも同じだったかもしれない
仕事にかまけて子供の顔を見なければ
理解不能になっていくだろう

大事なのはお互いに向き合うこと
愛してると子供達に伝えること
生きる術を伝えること
それはALSの身でも出来る

娘の名前は太陽のように自ら光を放つ宝物を意味する
息子の名前は地から空までを巡る大きな強い男を意味する
妻と考えに考え抜いて付けた名前だ

名前にふさわしい生き様が出来るように
最低限導くのは
「名付けたもの」の責務だと思う

『血』のつながりは一生続く
神様にも断つことは出来ない
それはALSでも変わらない

親になるには覚悟がいる
ALSになってしまったが
一生続く『親の責務』を
妻と共に全うしたい

恩田聖敬

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