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撃沈のフルマラソン / スピード持久力ってなんだ? / 大本命ITJでもスピード持久力は大事そうな予感

撃沈のフルマラソン

まず今年中に記録した僕の持ちタイムから。

5K 18’22”
10K 37’25”
ハーフ 83’06”

GPSによる計測違いなどあれど、概ねこの範疇に収まる。上のデータは全部Stravaから取得。全て2023年4月。

今年の走行量は、

4月 320 km, 1682 m D+
5月 300 km, 4576 m D+ 軽井沢TR (20Kでretire), 天城アタック
6月 276 km, 2551 m D+
7月 355 km, 5926 m D+ 中央アルプススカイラインジャパン
8月 316 km, 3010 m D+
9月 367 km, 8552 m D+ 上州武尊山sky view trail 80K

上記練習量を経て、明らかに巡航速度や体のキレが良くなっている自信があり、実際Tペース走での速度・余裕度は段違い。だから、強くなっている自信があった。

また、理屈っぽい人間としては実感だけではなく、このタイムを切れればサブスリー出来る!などのベンチマークとなるような指標が欲しいところ。

経験則に由来するネット基準のフルマラソンサブスリーについてのベンチマークが、

5Kが18’30” (PR: 18'26")
10Kが37分台 (PR: 37'25")
ハーフ84分台 (PR: 83"06")

と言われていることから自分の中ではサブスリーはほぼ確実であった。
(VDOTはかなりスタミナタイプ向けの指標となっていることが知られており棄却させていただく。とある報告ではフルマラソンにおいてキロ 15-30 秒 ほどの違いが出たとの記述もあった)

レース当日。

ウォームアップではほぼ疲労が抜けていて、変な疲れの雰囲気もない。朝の軽量化も充分に行えていたので、レース中の腹痛の心配もない。ただ、日光が少し強そうな雰囲気があり、ここだけが心配だった。

レース開始。

今回のレースはハーフまでは緩やかな下り基調、ハーフ以降は緩やかな登り、36 kmからはまた下りという展開で進む。
ハーフまでは実際余裕を残して走ることが出来ていた。退屈に感じるほど。

しかし、そこからの折り返しでグッと辛さが増してくる。そもそもの若干の登り基調、そして、ペースメーカーが小さく強度を上下させるのでその強度がボディブローのようにダメージとして効いてくる。(一定ペースで走りたい……)
31 km地点でペースメーカーがスピードを上げたタイミングで気持ちが切れて脱落。マジか……という感じ。その時点では悔しさなどなく、マジか……という気持ちのみ。そこからぼーっとほぼ放心状態だったけれど、ゴール直前で、応援してくれた友人やこの大会に出るために休日の業務をお願いしている先輩、同期などに申し訳ない気持ちになり、涙が出来てきた。情けない。

大会後に知ったことだが、上州武尊で僕より14分ほど速くゴールされた山内選手が、今回のフルにも出場されており、3時間のタイムでゴールされ女子優勝されていた。

これを見て、マジか、と声が漏れると同時に実力差を思い知らされたような気持になったことを覚えている。

スピード持久力

この結果を同職でもあり、サブ2.5、100Kではサブ7をするほどの超絶トップランナーに相談したところ、ありがたいことに練習のログまで見ていただき、スピード持久力が足りないのでは?という指摘を受けた。
また、お世話になっている治療院の先生にも同時並行で相談させていただき、同様の指摘をいただいた。

スピード持久力。要は速いスピードを維持し続づける能力。
どういうレースに出るのか?によってメニューは変わってくるけれど、
例えば、

  • キロ4 で 10 -12 km (ハーフ寄り)

  • サブスリーペースで 12-16 km (ハーフ~フルまで)

  • Race Pace + 15-30秒くらいで30 km走 (フル寄り)

など。イメージとしてはイーブンペースで押していく能力である。
うむ。一番嫌いな練習である。

いや、なぜ嫌いかと言われると、

①    生化学的な裏付けがやや不明慮。
②    故障を誘発しやすい
③    アドレナリンが出にくいのでただただ辛い

という訳である。
①についてがかなりの懸念で理論的裏付けがあんまりはっきりしないものに手を出したくない訳である(そんなこと言ったらトレランなんて理論は)

うん、大本命のIzu trail journeyには要らない能力だな~とか考えていた。そうだっけ?

(追記)
スピード持久力の涵養目的で実施されるペースランニングには2つの変数がある。ペース、持続距離(時間)だ。
面倒なので変化させるのはひとつだとして、我々が目指すべき方向性はどこなのだろうか?ということ。
たとえば、4’15”/ km x 10 kというメニューを考えた時に
1. ペースが4’00” /kmで走れるようになること
2. 持続距離が15 kになること
と、ふたつの方向性がある訳だけど、ハーフで速くなるのならば1を、フルマラソンを目指すなら2を目指していく必要があるわけです。
実際には時間集約的な要素やメカニカルストレス等々の因子があって、1番のアプローチを選んでしまいがちだけど、フルマラソンやるなら2についても注目してあげる必要があるよね、ということ。

大本命ITJでもスピード持久力は大事そうな予感

さあここでITJのコースプロファイルを見てみよう。

問題はスタートから八瀬峠までの区間である。13.3 km, 794 m D+。
3 km林道を下った後に、Gravel master, 5 km, 150 m D+。
記憶が正しければ、この21.1 km区間、ずーーーっとかかり続けていた記憶がある。

( ,,`・ω・´)ンンン?

雲行きが怪しくなってきたぞ。

そうだ、一昨年、奇跡的に9時間8分という好タイムでゴール出来た際の記録を見てみよう。

HR 140-150でずっと推移している……。

……という訳で、これからスピード持久練をやっていこうと思います。
まずは今週末の沼津スマイルハーフから。
サブスリーペース (4’15” /km)でハーフマラソンを走る予定です。

さー頑張るぞ。

当面の目標はもちろんITJですが、フルについてもこのままでは終われない。リベンジレースを決め、そこに向けて戦っていきます。

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