マガジン

  • 虹が繋ぐ未来

    ”難民”が持つ負のイメージや、従来の暗い情報の伝え方により “難民問題”は解決すべき問題から疎外されるようになりました。 だからこそ、難民の方々や、支援者の、明るく温かい側面を 多角的に、皆様に理解されやすいような形式で お伝えすることを心掛け、作成した記事が収録されています。 タイトルには多様な人種の“難民”の方々に 暗い日々(雨)から抜け出し、 “難民”の方の母国と日本を繋ぐ架け橋を渡って 虹のような希望のある生活を送ってもたいたいという 思いが込められています。 そして、これらの記事が 私達と“難民”の方々を繋ぐ虹の架け橋になるためにも 多くの皆様に“難民”について知っていただくことが大切です。

  • One Stepの歩み

最近の記事

日本へ来た難民

皆さんは母国から逃れた難民がどこへ行き、どこで受け入れられているのか知っていますか? ドイツ、フランスをはじめとしたヨーロッパの国々というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか? 難民受け入れランキング、実は、、、 1. トルコ   370万人 2. コロンビア 170万人 3. パキスタン 140万人 3. ウガンダ  140万人 5. ドイツ   120万人 (UNHCRグローバル・トレンズ・レポート2020 *1 より) となっているんです!

    • 心のケア

      「難民」 このワードにどんなイメージを持ちますか? 世界には政治的な迫害や戦争などの理由で国境を越えて他国へと逃れた方々がいます。 そういった難民の方々の多くは逃げた先での生活基盤の確保、難民として受け入れてもらうまでの厳しく複雑な手続きに問題を抱えています。 そんな彼らにとって 「他国で受け入れてもらえるのか」 「これから生きていけるのか」 といった不安が、精神的に大きな負担となっていることは容易に想像できると思います。 大切な人を失った悲しみ、戦争への恐怖な

      • 音楽は世界共通

        「難民」と「音楽」。  何も関わりがないように思えるが、近年、音楽と難民には深い関わりがある。音楽を通じて難民と関わりをもつアーティストたちがいる。 「子どもたちの弾けるような笑顔とキラキラした瞳、ギターに合わせて、一緒に歌って、体を揺らし、手をたたいているその姿、今でも鮮明に覚えています。」 ギタリストとして活躍されていているMIYAVIさん。2017年11月には日本人として初めてのUNHCR親善大使に任命されている。難民キャンプに足を運んだ時、音楽の力を改めて感じた

        • 100 万人のキャンドルナイト

          100 万人のキャンドルナイトという活動をご存知でしょうか。 この活動は「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉に夏至と冬至の 20 時から 22 時まで電気を消してキャンドルの灯りの下、ゆっくり考える時間を持つことを推奨しています。2021 年の開催日が 6 月 20 日の世界難民の日にあたることから、UHCR WILL2LIVE Music とのコラボレーションが実現しました。 UHCR WILL2LIVE ムーブメントは困難に立ち向かい乗り越えていく難民に

        日本へ来た難民

        マガジン

        • 虹が繋ぐ未来
          6本
        • One Stepの歩み
          2本

        記事

          約85万人のロヒンギャ難民と新型コロナウィルス

          ロヒンギャ難民をご存じでしょうか。 ロヒンギャとはミャンマーのイスラム系少数民族のことです。ロヒンギャは迫害される歴史を繰り返し、難民となりました。1982年に法改正が行われロヒンギャはミャンマーの非国民であるとされ、国籍が剥奪されました。ロヒンギャの人々の多くはバングラデシュに避難しましたが、バングラデシュはロヒンギャの人々を自国民と認めず、国際連合難民高等弁務官事務所の仲介事業によってミャンマーに再帰還させました。しかし、ミャンマーの軍事総司令官は、ロヒンギャはミャンマ

          約85万人のロヒンギャ難民と新型コロナウィルス

          難民パラスイマー

          2011年、シリア内戦勃発。 政府軍に捕まったら入隊。拒否すれば殺される。水、電気、食糧の供給も途絶え、内戦が2年目に入ったとき、アル・フセインさんは、狙撃手に狙われる友人をかばうために、地面に飛び込んだ。 甲高い銃声の後、 自分の脚が見えた。 右足の感覚がない。 5歳から水泳を始め、オリンピアンとなることを夢見ていた彼の未来は戦争でめちゃくちゃになった。 シリア内戦内戦が2年目に入った時に右足を失った彼はなんとか友人らとトルコへ脱出するが、十分な治療は受けられなか

          難民パラスイマー

          活動紹介

          One Stepは、 「食を通して、難民に対する理解と共感の輪を広げるための啓発活動」と、 「活動で生まれた利益の一部を難民支援協会に寄付すること」の2点を軸として活動してきました! 具体的には、次のような活動です。 ・SNS投稿による啓発 ・移民学会への参加 ・勉強会の開催 ・南山大学の食堂とのコラボメニュー販売 ・南山大学大学祭やクリスマスチャリティでの出店 ・地域マルシェでの出店 ・LAWSONとのコラボメニュー開発 SNSによる啓発One StepではTwitte

          活動紹介

          海を渡った故郷の味

          M4Rのバイブルともいえるこのレシピ本。 日本に暮らしている難民の方から教わった故郷の味がこの一冊に詰まっています。 愛する故郷、しかし、そこから逃れなければならなかった...。 そんな難民の方々が食べてきた故郷の味です。 この本は難民支援協会が出版しており、 売り上げの一部は日本に暮らす難民の方々の支援に充てられます☺️ 是非一度ご覧ください! 実際に私たちがこのレシピ本から作ったメニューはこんな感じです^^ Instagramにその他のメニューも載っているのでチェッ

          海を渡った故郷の味

          設立

          2016年、「食を通した難民支援」をテーマに活動する M4Rを南山大学に導入し、M4R at Nanzan が発足しました。 そして、活動の幅を広げるべく、2019年にOne stepという名前に改名しています。 M4Rとは、 ”Meal for Refugee”つまり”難民のための食事” に由来しています。 M4Rは日本各地の27個の大学や高校で導入されており、 2019年度の寄付総額は24万4482円にものぼりました。 私たちは改名後も南山大学でのM4Rの活動を中心