逆SEOとは?やることは通常のSEOと変わらない。大事なのは、いかに多くの人に取り上げてもらうか?

今やネットが生活に与える影響は大きいですよね。
何か気になることがあって、GoogleやYahooで検索しない若者はいないのではないでしょうか?

会社にとってネット上の評判は経営に大きな影響を与えます。
過去営業をした時に、取引先が自社の不評を書かれた記事を見て契約に繋がらないケースがありました。
しかも、今では改善して問題ないのに2~3年前の過去記事を引っ張ってきて。。

ネット社会において、消費者や顧客が口コミ・ユーザーからの評価を大事な情報源にすることは言うまでもないでしょう。
Amazonの評価、Googleの口コミ、グルメサイトの点数などなど。

ここで本題ですが、「逆SEO」という言葉をご存知でしょうか?
通常のSEO:意図したページが意図したワードで検索された時、検索順位で上位に表示されるようにすること

”逆”SEO:意図したページを検索順位上位表示させない施策。


例えば、飲食店であれば食中毒が出てしまったとか、大手企業であれば個人情報が流出してしまったとか。
すると、、
「〇〇レストラン 食中毒」
「株式会社〇〇 個人情報流出」
という、キーワードが出てきます。
これでは、ビジネス活動をしにくくなりますよね?

逆SEOの目的が大きく2つ。
 ①記事の検索順位を下げる
 ②オートコンプリートを綺麗にする
※「オートコンプリート」とは、Googleが検索者の負担を減らすため、検索文字入力時に候補を提示すること。
ここで大事なのがサジェストキ―ワードと関連キーワード。

■ サジェストワード
Googleの検索窓に文字を入力すると、関連したキーワードが出てきます。
過去の検索履歴から候補が出たり。
トレンドに沿ったワードが出てくることが多いですね。

画像1

■ 関連キーワード
Google検索の下に出てくる候補です。
過去の検索内容に影響されず、長期的なスパンで検索された関連のワードが出てきます。
また、検索文字のみならずに関連したキーワードが出てくる場合もあります。

画像2

検索結果、キーワードは目まぐるしく変わります。
Googleのアルゴリズムも変更されることがしばしばあるため、過去の施策が急に効果がなくなったり。
意図していないキーワードやページが浮上するケースも多々あります。

■ 誹謗中傷対策は、記事を下げるかキーワードを綺麗にするか
繰り返しになりますが、逆SEOの対象は大きく2つ。
1つが記事に対しての対策、もう1つがキーワードになります。
ネットの「誹謗中傷対策」をサービスとする企業も増えてきたり。

 ①意図していない記事を検索表示外に追いやる
 →(通常SEO)良い記事を作成、メディアに取り上げられる
 →(逆SEO)海外の違法IPアドレスで該当記事をクリック
 ②サジェストキーワード、関連キーワードを綺麗にする
 
→(通常SEO)良質な記事を意図したキーワードで作成する
 →(逆SEO)意図したキーワードで良質な記事を閲覧する
※ここでは、良質なコンテンツをユーザーに求められる情報を提供しているサイトと定義。

■ 人海戦術でキーワードを埋める方法
SEOによる検索順位上位表示は数カ月単位よりも、1年や数年を見てやる必要があります。

誹謗中傷対策をする企業はシステムを組んで膨大な量の検索を起こしているようです(あくまで、Googleの認める範囲内で)。

これを人海戦術でやる場合、例えば何千人が1日3回意図したワードで検索して、特定の記事をクリックすれば数カ月で効果が出ることもあるでしょう。
ただし、緊急事態宣言が出せれた2020年4月以降、Web上の情報量が各段に増えました。
情報量に比例して検索量が増えたため、SEO対策やキーワード変更する労力も増え、効果が出にくくなってきました。

どのくらいやれば誹謗中傷対策は達成されるのか?
それはできるまでやる!の一言に尽きます。
熱烈なファンがいる場合、現在進行形で誹謗中傷のワードが検索されていることになります。
それを上回る検索数をする必要がありますよね。

■Googleが良いサイトだと判断する基準
良質なサイトであると判断する指標の1つとして”直帰率”があります。
クリックする際もただページを訪れてすぐにブラウザを閉じてしまっては、目的の情報が見つからなかったサイトと評価されます。
例えば、記事は見たけどすぐに戻るボタンを押した
 →記事・サイトの質が高くない、とGoogleは判断します。
同様に、
 ・ページの下まで見にいかない
 ・他のページを見ない
 ・外部の関連サイトに飛ばない
などの運用もGoogleとしてはユーザーに求められているのか?と判断されます。

Googleはどのようにユーザーニーズを把握しているのか?と疑問に持つ人もいるでしょう。
では、「掃除機 壊れた」と検索してみてください。
どこにも、掃除機が壊れる原因の記事や壊れたエピソードのある記事は出てきません。
むしろ、直す方法や原因と対策が出てくるはずです。
なぜなら、それこそがユーザーの求める情報だからです、

SEOの大前提は、ユーザーに求められる記事・コンテンツを作成し続けることです。

■ 誰かに取り上げてもらうコンテンツを生みだす
「サイテーション」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
以前までは、自社のホームページのリンクが外部で取り上げられることがSEO上重要と言われていました。
サイテーションは、SNSなどでサイト名が取り上げられることでSEOで上位表示されたり、Googleキーワードに影響を与えたりする内容です。

もちろん、自然な形での被リンクが張られた記事の数は重要です。
プラスアルファで、良い情報をいろんな人に取り上げられるように記事やコンテンツを充実させていくことが大切となっていきます。


■ 最後に
ネット上が一朝一夕で良くなることはありません。
数年前の記事やキーワードが、Googleのアルゴリズム変更で急に出てくることもあります。

急速に変化するネット社会で大事なのは柔軟性
ガラパゴス諸島で生き残るのは、変化に強い生物とダーウィンも言っていました。

過去に固執せず、常に変化の流れを見て流れに乗り、対応していくことがネット社会を生き残り、ビジネスを成功させるカギとなります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?