オンラインセレクトショップに対する愚痴

基本的にわたいのnoteってアパレルメーカーあるある愚痴であふれているんですけど。(同じような人の共感で留飲を下げてもらったり、発注している側の人に気づいてもらえてお互い仕事が気持ちよくできたらいいなと思って書いてる)

この3年近くで感じたのはアパレル勉強してない人によるアパレル屋さんの増えたことによるストレス!が、めっちゃ多かった。

オンラインショップのプラットフォームが手軽になったことと、韓国や中国の既成商品を仕入れるルートが簡単になったからか、シロウトさんやインスタグラムでフォロワーめっちゃ多いしおしゃれするの好きなだけでオンラインショップ始めた人が多いんでしょうね。たまにそういう所にもうちの商品は卸されているんですけど、枚数売れるようになってくるとみんなやりたがるんですよ。


オリジナル。


私は前職でいろんなことをやりまくった結果と元々パターンの勉強をしていたので超専門的でなかったらニットも布帛もカットソーもある程度こなせるように鍛え上げられてしまった人間なのですが、アパレル勉強してない人の「作りたいもの像」を汲み取ることの難しさをこの三年弱まざまざと感じることになりました。まあそれで飯食ってるんだけどね。

前に書いていたクソみたいなデザイナー案件なんて日常茶飯事だし何より「何を言いたいのかわからない」が多すぎてびっくりした。

このまえはスリットにリンキング入れてくださいって言われて三日ぐらい首がねじれるぐらい首を傾げた。(リンキングってニットで言う縫い目な。スリットにリンキングしたらそれスリットやないやないかい。「スリットの上の部分きれいにしてください」それはスリットやな??「リンキングを入れてください」ほなスリットとちゃうな??)

フォロワーが多ければ服屋さん出来るんだな、私は3年かけて片親のオカンに無理して学費出してもらって専門家になったのにな、たたき上げで現場でいろいろ勉強してきた人もいるのにな。ハハハ、みたいな気持ちで毎日いっぱいだYO!!!

まあ販売力があるのはインフルエンサー様()やセレクトショップ様()だと思うし、事業に何も口出しはできないんだけどあまりにも知識もないまま進行している人も多々見受けられましてデザイナーとしては閉口気味。こちら側(プロ)からスポンジのごとく吸収してくださる人もおられますよ。仕様書つけて、「ここに希望のサイズを書いてください」ってコメントに対してきちんと書けばもうそれは修正だし、「こうしてください」って写真探してこれば十分な指示だし。もう君はデザイナーになれるぞ!!!でも仕様書を何回つけても「しゅっとしてください」とか「落ち感を出してください」とかふんわ~~~~~りしたコメントをメモだけで送ってこられるんですよ。サイズ後から違うとか言い出すんですよそのパターン!!私知ってる!!!!キエェェェェェ。

服、好きなんでしょ!!勉強しようぜ!!!

パターンの修正についてTwitterでUPしている人もいるし、訊いてくれたらこっちだって全力で答えてるよ。専門用語もインターネットで調べよう!!なんとなくで進めちゃってる人が多くてびっくりだよ!!!


逆にストレス凄いだろうけど、アパレル知識ない人の仕事受けたら儲かるんだろうなw仕事お待ちしてます。

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