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セラピスト業界を体験してみて

いろんなお客様の足を見ていくと
本当にいろんな足があります。
足の形、大きさ、厚みが異なっていて
どうすれば時間内に満足したケアができるか
が最大の課題でした。

働き始めて1カ月経つと
職場から系列店舗の全セラピストの
売上表が送られてきました。

それを見て
「うわ。こんなのやってるんだ!」
とびっくりしてしまいました。

職種は違いますが、
営業職の方から昔は順位が毎月出て
成績が上がらないと給料が減るという話を
思い出しました。

私は下から数える方が早かったです(笑)
私自身は「そうだよね〜!」
と納得していました。

むしろ、これから入職するであろう
新人の若い子がこんなのだされたら、
ショックを受けるのではと心配でした。
同期には新人の子はいなかったので
問題はなかったのですが。

個人事業主として雇われたセラピストは
上から売上げを上げろ~!と間接的に言われ、
同じ職場のセラピスト同士では静かな戦いが
あるのだなと感じました。

私の中では
売上げを上げるように強制されることに
とても違和感がありました。

すべてのところがそうとは限らないけれど、
私の体験ではこのように感じました。

ある店長からは
売上がこれだとやばいよとか、
これだけシフト入っているなら
これぐらい稼がないとというような
「~べき」という言葉が多かったです。
状況はその時々で変わってきているのに
過去のデータと比較するには難しいのでは?と
感じるようなこともありました。

企業も売上げを上げるためには
セラピストのやる気をアップさせるために
いろんな企画をやります。
企画者も大変だろうなと想像してしまいます。

昭和の時代のように
直接的に「これじゃだめ、やる気あるのか」
等の言葉は言われないにせよ、
昭和のような雰囲気が隠れていて
ちらちらと垣間見える感じでした。

実際に自分でお店を出すとしたら、
その道1本だとやっぱり売上げに
追われるんだろうなと感じました。

そうすると最低限の生活費は別で稼ぎ、
サロンは細々と楽しみながらやっていく方が
私には合っているような気がします。

実際に働いてみてその業界の中身が
見えてくるもの。

セラピスト業界とはどんなものかを知る
貴重な体験ができました。

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