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[韓国語会話]使い分け「~に似ている」は 비슷하다? 닮다?

今日は、日本語の「~似ている」の意味を持つ単語について考えてみたいと思います。
 少し勉強された方はご存知かもしれないですが、辞書などで調べると単語が2つくらい出てきます。
 一つは「비슷하다」で、もう一つは「닮다」です。

「비슷하다 」

 こちらは、人、物、風景、様子や状態など、幅広く使われます。両方を対等に置いて少し比べて言う感じがあります。
 用法としては、前の方に 「-하고」「-(이)랑」を置いて言います。

・명동은 신오쿠보하고 비슷하다.
  (明洞は新大久保と似ている。)
・한국 사람하고 일본 사람하고 얼굴이 비슷하다.
  (韓国人と日本人と、顔が似ている。)
・제 친구랑 비슷한 사람을 봤어요.
 (私の友達と似ている人を見ました。)

 また、「비슷하게」の形で、副詞としてもよく使われます。

・저 레스토랑 요리랑 비슷하게 만들고 싶어요.
 (あのレストランの料理と同じように作りたいです。)
・어제랑 비슷하게 춥네요.
 (気のと同じ位さむいですね。)
・지난번하고 비슷하게 해 주세요.
 (前回と同じ感じにしてください。)

「닮다」

 こちらは、主に顔に使う印象ですが「 비슷하다」よりもっと性質や特徴が感じられます。
 一番の特徴は、対象同士に「順番」があるということです。「(後から現れた)後ろの方が、(既にその人の記憶にある)前の方に似ている」というニュアンスがあります。
 用法としては、前の方に「-을/를」が来ます。また、既にあったのを貰う?持ってくる?感覚なので、時制が必ず過去形です。

・아들이 엄마를 닮았어요.
 (息子がお母さんに似ています。)
・내 친구는 옆모습이 영화 배우 ○○를 닮았다.
 (私の友達は横顔が映画俳優の○○に似ています。)

使い分けのポイント!!

① 「비슷하다」の方が幅広く使えるが、人の顔と遺伝的に貰った感じでは「닮다」を使う!

②前に来る助詞が違うので、「-하고 비슷하다」「-을/를 닮다」の形で覚える!

③「닮다」は「-을/를 닮았어요」のように、いつも過去形として言うのにも注意!

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