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勉強ってのは”伏線回収”だ!~化学編~

先日の数学の記事、多くの方に見ていただきまして大変ありがたく思います。
全然専門でもない私ですが、少々熱くなってしまいましたね 笑

さて、今日は!!化学の話!

#化学がすき

(数学の話も是非に。。。)


■科学?いいえ、化学です。

日本語で音として発音してしまうと被ってしまうので、
割かし”化学(ばけがく)”という読みをされることが多いですね。

科学はScience化学はChemistry、と明確に区分されている学問です。
もっと深く表現すると、”科学”は”物事を全体的に表現する学問”、
化学”は”理屈を表現する学問”、じゃないかなぁと思っています。
故に、多岐に渡って化学という表現は使われます。

物理化学、生物化学、電気化学、植物化学 等々。。。

それぞれの大枠の学問の中でさらに理屈を追求する、
そんなイメージですね。

どうしても化学のイメージって、高校化学のイメージが強すぎるので、
試験管”とか”白衣”とか、割ときれいなイメージがあるのではないでしょうか?
(扱う分野にもよります。。。マジで。)


■化学を意識すると、情報に踊らされなくなる

全てを理解する必要はありません。
意識する”だけで十分です。
(すべての化学的知識をカバーするなど、そもそも無理ですから。。。)

化学を意識すると、必然的に理屈っぽくなります
そりゃそうですよね、”理屈を表現する学問”ですから。
もっと言うと、めちゃめちゃ疑り深くなります。

情報があふれる現代において、この視点はとても重要だと考えます。

特に”対エセ科学”としては効果テキメンです。
何しろエセ科学には理屈が破たんしている部分が必ずありますので、そこを見つけてしまえば絶対に引っかかることはありません。

私が前に見つけた面白製品の一つに、
「貝殻由来の炭酸カルシウム製剤で食品をきれいにする」
というものがありました。
それを使って食品を洗うと、緑色に変色し、それは農薬なんだ、
というものでした。

なるほど、パッと見おもしろいですよね。
でも普通に考えれば、炭酸カルシウムは水に溶ければアルカリ性を示す物質だし、食品の表面は大概の場合”酸化”によって劣化していきます。
酸とアルカリが出会えば起きることは、、、
そう中和ですね。
中和して緑色を呈する薬品が少量配合されていればナンボでも作れます。
(有名どころだとBTBとか?口にしてはいけないと思いますが。。。)

上記はちょっとわかりやすいですが、
昨今のワクチン騒動や市販薬の体内挙動等、
実生活で使える点はものすごく多いのが”化学”なのです。


■暮らしを豊かにするために”化学”は発展してきた

身の回りの多くのものに化学的な知識は活用されています。
それこそ日用品なんて化学の知識てんこ盛りです。

我々はそれを意識しなくても、メリットを享受することはできます。
ただ”なぜこうなのか?”という疑問を逐一持つことが、
化学的アプローチの第一歩なのです。
そして、この姿勢は仕事でも私生活でも広く活用できます。

「○○なのは当然」「△△にいちいち疑問持つ必要ある?」
でも全然問題ありません。
というかむしろ、その方が大多数です。

でも一度立ち止まってみてください。
「なぜ手洗い用の食器洗剤と食洗器用の洗剤は区別されているのか?」
「なぜカレーの隠し味にチョコレートや醤油を入れるとおいしくなるのか?」
「なぜアルコールで拭くと除菌されるのか?除菌と除ウイルスの違いは?それは何%で効果が表れるのか?濃度が変わると効果は違うのか?」

疑問を抱こうと思えば、いくらでも湧いてきます。
そしてその辺の疑問は「特定の専門家が一度答えを導いているもの」です。

こういうことを考えると、社会には驚きがあふれているし、
余計なものに振り回されなくて済みます。

ただ上記の通り、理屈っぽくなるので人には強要しませんが。。。


■高校化学はバカにできない

多くの人が最初に触れるであろう化学との接点、高校化学。
これが結構バカにできません。

私は人生で唯一赤点を取った教科が化学ですが、
大学受験以降でもっとも得意な教科は間違いなく化学です。
今でもその頃に学んだ知識はバリバリ使えています。

結合の話も、電離の話も、原子の話も、役立つ知識は盛りだくさんです。
変な本を買うくらいなら、高校化学Ⅰの教科書を買って勉強した方がよっぽどいいと本気で思っています。

世の中の理科系ニュースの大半は高校化学の知識の範囲内で十分カバーできます。
もちろんPCRやらノーベル賞やらの話まで行くと、少々大学レベルになってしまいますが、基礎があれば抵抗なく理解できると思います。

そういう意味でも、基礎教育ってのは大事なんだとつくづく感じています。
特に昨今の流行り病を見る限り、「もっとまじめに理系教育した方が良いのでは?」とさすがに将来を案じてしまいます。。。


ぜひ、みなさんもどっぷり化学の世界に浸かってみましょう!

マンガが好きな人なら、”Dr. STONE”がおススメです!
これこそ化学の実用化!って感じがして、入門編としてはとても良いと思います!



おにぎり紳士🍙

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