遅ればせながら、朝ドラ「虎に翼」見始めました😆

すごく良いです！そして毎回考えさせられます。
女性の立場って今も昔も実はあんまり変化ないかもしれないと。
時代は変わり、すごく便利になってきたけど、もちろん家事も便利な道具のおかげで時短はできるようになったかもだけど、根本的な社会の考え方が変わってないと、ドラマ見ながら思いました。
脚本にそんな意図を感じてます。

今回のDV夫との裁判のお話の件、まさに共同親権が採決成立される今に一石を投じてるのかなと。

私がなんで昔も今も女性の社会的立場はそんなに変化ないと思うかというと、圧倒的に上に立つ女性が少ないという現状があります。
まず、政治の世界に女性が少ない。閣僚にもほとんどいない。これでは、政策にも法律にも女性の声は届きにくい。
さらに、官僚にも上の職位に女性は少ない。激務も理由なのかもしれないですが、政治や経済、行政の世界に女性が少ないのは、その激務に耐えうる環境が、整ってないからです。

まずその環境を整えなければ、現状も変わるはずはありません。そして環境を整えるのは上の人たちの役目です。ですが、現状、上の世界は男性ばかりで、女性が受けて来た数々の理不尽を完全に理解されてる人たちではない。なので、環境を整えるにもどこから手をつければいいのか分からないのでしょう。
おそらく、昔よりは働く女性の環境改善をしてくれようとする男性もいるはずですが、その方法も、なぜそれが必要なのかも、残念ながら本当の意味で分かってくれる男性はいないと思います。

ドラマ内での、和菓子屋のシーンのように、あきらめの境地、スンとした雰囲気、今の停滞している日本の経済や社会の中での女性の諦めを象徴してるかのようです。
その中で、寅子や学友たちが、諦めず、いつか法律も変わる、変えていかなくてはいけないという信念を持って前を向いていくストーリーはとても心に響きます。

私もおかしいな、変えたほうがいいのではなきかな、と思うことがあったら、小さいことからでも少しずつでも良い方向に向いたらいいなと思いながらまた毎日を過ごしていきたいと思います。

半年間、本当に楽しみに見たいと思うドラマです。

あとキャスト良い〜。桂場役の松山ケンイチさん。
「どうする家康」も「さよならホスピタル」もすごく役にハマっていて、楽しみです。新しい推しになりそうです✨