見出し画像

投資手帳 3月7日

投資は自己責任なので、好き勝手書きますが、先週の日経平均株価、S&P500の株価下げを悲観的に受けた投資家は多かったのではないかと思う。今週も大いに学んで辿り着いた自分なりの答えを簡潔にまとめると
①これまでは米国マーケットへの投資は正解だったが今後はどうなのかわからない。50%以上のマーケットボリュームを持ち、法整備も整っている米国株への投資は理にかなっていたが、結局米国の成長に賭けるというのは個人的には条件付きだと思う。結局世界が米国に期待しているのはハイパーグロース株、つまりイノベーションを引き起こすような企業や技術について我々は期待しているだけであって、米国そのものの成長に期待しているわけではないとうのが私の答え。VTIみたいな米国マーケットの成長に賭けるのは、10代、20代であればいいと思う。10年後の米国を見て、投資方針を大幅に変更する余地があるからだ。それまでは盲目的にETFを積み増すことには何の違和感もないし、私も一部投資をしている。
②今後10~20年後の世界は中国だと思う。中国マーケットについては、上海市場、香港市場で外国人の我々は投資することが出来る。利回りを見ても、マーケットの成長を見ても、中国政府が干渉するリスクこそあるが、ポテンシャルが高いのは事実だ。重点的に投資するべきは中国だという現実から目をそらすべきでないと思う。中国は内需拡大を是が非でも実現するだろう、国民を豊かにして経済を自国で回す以外、政府自体の存続が危うい状況になるのだから、それは政府にとっても、国民にとっても願っていることなのだから、蚊帳の外にいる我々がとやかく言う筋合いはない。その成長の恩恵に冷徹にあやかろうと最善を尽くすのが投資家として最優先すべきこと。
③最後にインドの成長について、確実に大国に伸し上がるだろう。10年前の中国では白黒テレビを見ていたことを知っているだろうか。それぐらい中国という国は劇的に成長した。米国は経済トップの座を早晩、中国に譲ることになる。米国がハイテク産業で世界をリードしていない限り、中国を抑え込むのは容易ではないだろう。その際、他の大国と徒党を組むのは至極自然なことだと思う。米国はインドにすり寄らない理由はない。インドはそうやって着実に前進していくと思っている。

お金は常に利回りの高いところに流れていく。
それはお金の習性で変えることは出来ないのだから、
成長する市場と利回りを踏まえて投資額の配分をするのが
最も素直でシンプルな投資方針なのではないだろうか。

編集後記
ここ数週間の疲れもあってか、今日は午後からひどい頭痛だった。毎週楽しみにしている経済誌などはiPad Proを購入して全て電子版の契約にしているのでコンビニ等で購入する必要もなく、深夜0時には自動配信されてくる。情報のインプットはとんでもなく生産性が高まったし、疑問があれば直ぐにリサーチを掛けて、自分なりの仮説や考えをまとめることが容易になった。体調不良の中、Newsをさらっていると、週末、バイデン政権は1.9兆円の追加救済を取りまとめたという映像が飛び込んできた。異例のスピード感だと思う。明日月曜日から、まずは日経平均株価が反応、続いて中国マーケット、ヨーロッパ、米国と株価上昇圧力が掛かるだろう。先週ハイパーグロース株を積み増し、香港市場ETFである2800を買い増した。現状55ある銘柄を80銘柄まで拡大し、バランス良く各セクターに投資できる環境を整えるそうだ。香港という国はここ数年で様変わりしてしまった。私も駐在していたことがあるが、10年以上前から既に普通語での教育が始まっていたし、大学卒のエリート達と労働階級の人々との格差はひどく、株や不動産投資で一山当てたら勝ち組みたいな空気感があった。国を率いるリーダーがいなければ、時代に飲み込まれてしまうのだということが足元の状況を見ていると痛いほど感じることが出来る。このままであれば、日本も着地こそ違うが、同じような境遇になることは間違いないだろう。明日は我が身だ。生き残る為に投資を続ける以外に選択肢はないが、足場が固まったらリスクを取って国を変えることに取り組むつもりだ。それが叶わぬのならこの国を離れることに躊躇はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?