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【ボドゲ制作!】小ロットパックでボードゲームを作ってみよう!

こんにちは、おにもちぱんです。

今回は萬印堂さんのベーシックパック(旧:少ロット応援パック)について書いていこうと思います。

萬印堂さんのベーシックパックってなに?

  • 50部の小箱ボードゲームが作れる。

  • 化粧箱×1個、カード×36枚まで、説明書×1枚(裏・表)が1セットになってる。

  • 38,500円とめちゃくちゃ安い!

と「ボドゲを作ってみたい!けど製作費が高いな~」と迷っている方に超お勧めのプランです。実際のところ、38,500円で化粧箱のボドゲを50部作れるプランなんて、他じゃ見当たりません。

で、このベーシックパック、実際どんな品が出来上がるの?と思われる方もいるかもしれません。そこで、私がベーシックパックで制作した作品がコチラっ!

左【それ何キロカロリー?】、右【HIDE and SHARK】

こんな感じです。カードや箱にはPPやエンボス加工は施されません。
が、それでもめちゃくちゃ奇麗です。

どうぞ見て下さい、いい色でしょう?
余裕の色だ、印刷力が違いますよ

それと個人的に、化粧箱を開け閉めする際のパコパコ鳴る音が大好きです。化粧箱…好き…。

さて、どういったものが出来上がるのかは分かりました。
じゃあ、どういった形で萬印堂さんからモノが届くの?というわけです。
当然、カードが奇麗に並べられていて(丁合といいます)、説明書も折られていて、まとめて化粧箱に収められている形で届く…わけはありません。
ベーシックパックは、費用を限界ギリギリまで下げたプランなので、ある程度のこと(主に丁合!)は、こっちでやらなければなりません。
というわけで、萬印堂さんからベーシックパックの製品(HIDE and SHARK)が届いたところから、私がやっている手順を追ってみましょう。ここから写真が多くなりますよ~。

まず、段ボールが届きます。
中には化粧箱と、説明書入りの封筒、そしてカードの束の包み
説明書は50枚+予備
説明書は化粧箱に収まるよう、8つ折りにします
折り終わったら、重しを載せて放置します
※折り目で浮き上がるのを防止
さて、次はカードです
包みの中はこんな感じ
36枚×50部÷9枚=200枚+予備
カードは枠からすぐ外れます
ひたすらカードを枠から外します
外し終わった残骸…
全て外し終わったら、種類ごとにカードをまとめます
※HIDE and SHARKのカードは36種類
さて、次は化粧箱です
50箱+予備があります
汚れや傷のチェックをしながら化粧箱を開けて並べます
カードを一種類ずつ化粧箱に入れていきます
※これはあくまで私の丁合のやり方です
どんどん入れていきます
カードを全種類入れ終わったら、100均グッズで帯留めします。
不要な工程かもしれませんが
なんか帯留めされていた方が嬉しくないですか?
帯留め完了!
重しでぺったんこになった説明書を入れていきます。
ここでBGPさん制作のサメ駒が登場!
※HIDE and SHARKはサメ駒を用いるため、別途購入
サメを並べるだけの簡単なお仕事
蓋を閉じればHIDE and SHARKの完成~♪

ここまで、二人体制でおおよそ3時間ちょっとです。一人なら7時間は掛かりそうですね💦
ちなみに萬印堂さんの通常プランだったら、1セット36枚のカードが帯留めの状態で納品されます。ベーシックパックはこの辺の手間を削って、価格をぎりぎりまで下げているわけですね。


カード36枚と説明書しか入らないの?

いえいえ、全然入ります。現に私はサメの駒(厚さ8mm)を入れてますし。

  • 箱の深さ:20mm

  • カードの厚さ:0.27mm×36枚=9.72mm

  • 説明書の厚さ:0.08mm×8つ折り=0.64mm

単純計算で20-(9.72+0.64)=9.64mmのスペースがあります。説明書の折り目の厚さ等を考慮しても、8mm程度のモノなら全然入ります。
そのため、追加でカードを入れるもよし、何らかのコンポーネントを入れるもよしです。

こんな感じで厚さ8mmのミープルが16個入ります。

カード36枚だけでゲーム作るのは難しいな~という方は、追加コンポーネントを使用しての制作も全然アリだと思います。


ゲムマに出展してみる?

さて、このベーシックパック。50部38,500円です。めちゃくちゃ安いです。
ですが、ゲームマーケット出展となると、印刷費の他に、ゲムマ出店費、イラストの外注費、チラシ・ポスター等の広告費、テストプレイや試遊会等の宣伝費、その他諸々雑費…とにかく費用が掛かります
50部を仮に2,000円で売って完売した場合、収入は100,000円。
100,000円で、これらの費用が賄えるかというと…、結構難しいです。
いや、イラストの外注費がね…、高いのよ。
ですが、ゲムマの売上はゲームシステムの出来はもちろんですが、ぶっちゃけイラスト(デザイン)に大きく掛かっていると思います!(←超個人的意見)
なので、イラストはできれば外注したい…。

じゃあ、赤字にならない為にはどうするの?っていう話です。
単価を上げるのも手ですが、小箱が2,000円超過で売れるかというと…うん、難しいと思う。
なんとか経費を下げる案を考えなければなりません。
まぁ、今はスキマ等の安く絵を依頼できるサイトもありますし、最悪AIとかでも…ゴニョゴニョ…。

また別途の案なのですが、ベーシックプランに話を戻します。ベーシックプランは一気に100部は依頼できません。
ですが、50部が納入されたあとなら、さらに追加注文することができます。
ということは、100部7,7000円です。
100部を仮に2,000円で売って完売した場合、収入は200,000円。
これなら、経費を賄えそうですね。ゲーム1個の単価も下げられるかも。
※そもそもゲームが100部売れるのかって話は置いといて…

他にも経費を抑えられる手段はいろいろありますが、基本、ゲーム制作・販売は工夫です。「頭を使って工夫する」私の好きな言葉です。
限られたリソースでやりくりして、自分なりの最適解を見つけてください。ではでは、今回はここまで。

そうそう、次回のゲムマチャレンジのテーマは「36枚のカードで構成されているゲーム」です。
なので、このベーシックパックはまさに最適ですね!


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出展作品は2点!試遊卓もあるので、是非遊びに来てね!

予約も受付中~♪

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①カロリー摂取系トリックテイキング『それ何キロカロリー?』

2-4人/15-20分/7歳以上
ビッドなし、切り札無し、フォロー必要なしの何でもありのトリックテイキング!さぁ、カードを獲得してカロリーを摂取しよう!でも食べ過ぎると倒れちゃうよ💦

カロリーは幸せ。美味しいよ!

②サメが襲ってくる神経衰弱『HIDE and SAHRK』

2-5人/10-15分/6歳以上
サメが見張っている海で宝を集めよう!カードの「」か「」どちらかが一致すればカードは獲得できるよ!でもサメに見つかるとカードは獲得できないから注意して!ありそうでなかったまったく新しい神経衰弱です!

サメがいるフカい海の底で、ジョーズにめくって宝を集めよう!


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