はじめまして、パトタクの発起人の板垣です！

今回、広島で実施する防犯キャンペーン『パトタク』について紹介します🚖

パトタクとは？

パトタクとは『パトロールタクシー』の略で、その名の通りタクシーで街をパトロールする活動です。

要望のある場所や時間帯にドライブレコーダー付きのタクシーでパトロールすることによって、人通りが少なく暗い道や繁華街での犯罪を未然に防止することを目的としています。

公式LINE

期間
6/21~7/4
：公式LINEにてパトロールして欲しい場所と時間帯を募集します
7/5~7/18
：要望のあった場所を中心にタクシーでパトロールします

場所
旧市内（中区、南区、東区、西区）
※交通状況やタクシーの混雑状況で変動します

キャンペーン参加者から抽選で20名様にタクシー金券500円分をプレゼントします！

情報をもとにマップで共有＆可視化

今回のタクシーを活用した防犯キャンペーンでは、公式LINEにて匿名で共有された場所や時間帯の情報をもとにマップで可視化できるようにします！
（公式LINEを友達追加すると誰でも見れます）

このマップをもとに危険性の高い道をあらかじめ可視化することで、避けて通ったり、パトロールや防犯カメラを増やすなどをして未然に犯罪を防ぐことにも役立ちます！

背景

きっかけは、夜道を1人で帰るのが怖いといった女性友達の声でした。

今まで50人程度の女性に話を聞かせていただき、大半の方が特に人通りが少なく暗い道や1人で歩いている時に不安を感じていることを知りました。

中には実際に被害経験はあるけど周りに言い出せなかったり、今でも不安を感じながら外出している方もいました。日本は安全な国と言われていますが、少なからず困っている方がいるのが現状です。

データから読み取る現実

2020年に警察庁から発表された「刑法犯に関する統計資料」によると、2019年に発生した犯罪の認知件数は約58万件のうち、約1／3にあたる約20万件が女性の被害です。なかでも女性の被害者が多いのは性犯罪。「強制わいせつ」は97.2％、強制性交等は96.4％と、圧倒的に女性被害者が多くなっています。また、「ひったくり」の被害も70％以上が女性です。

法務省によると警察に届出を出している人は全体の18.5%程度だと言われています。つまり全体の8割以上の女性が被害に遭いながらも認知されていない状態です。

参考資料
セコム：最新の犯罪情勢から考える女性の犯罪対策
法務総合研究所「第4回犯罪被害実態（暗数）調査」

根本的に犯罪を減らすには？

現状、防犯サービスとして代表的なのが防犯ブザーやGPS連携の防犯アプリなどです。しかし、インタビューでは「いざという時にすぐ誰かに助けて欲しい」「そもそも危険な状況に陥りたくない」といった声が多く既存のサービスでは解決しきれていないのが現状です。
　
根本的な解決を実現するためには、外部環境を変えることが効果的です。たとえば、明るくて人通りの多い場所を選んで移動したり、交番の近くを帰ったりなど。

その中で、注目したのが『交通量』です。Yahooの混雑レーダーと広島県警が発表している犯罪マップを重ねると、人通りが少なくなった流川（繁華街）で犯罪が増加していることがわかりました。
そこで、今回は『1人で怖い』『被害に遭ったことがある』と言った場所を募集して、要望の多い地域を中心にタクシーでパトロールすることにしました。

現在は根本的に犯罪リスクを下げるという意味で、女性専用の相乗りタクシーの実証実験を計画しています。

拡散お願いします！

今回のキャンペーンは参加する人が多ければ多いほど安全な街を作れるようになっています！

普段、怖いと感じる道や子どもの習い事で使っている道などを積極的に公式LINEで共有して一緒に安全な街を作りましょう！

ご協力頂いている皆様へ

今回のタクシーを活用した防犯活動『パトタク』は広島の老舗タクシー会社であるつばめ交通株式会社様の全面協力の元成り立っています。
特にコロナ禍で非常に大変な中でも、課題に共感いただき、広島県民に安心を提供して社会に貢献するという考えのもと全面的にご協力いただいています。

また、広島県警の生活安全部の方々にもご指導いただき効果的かつ安全にキャンペーンを実施できるよう進めることができました。その他、犯罪心理学の先生や警視庁の方にもご意見をいただき勉強になりました。

皆様本当にご協力ありがとうございます！！

お問い合わせ
広島大学4回生
板垣翔大
shota.itagaki@gaiax.com