無題

Livedoorに別れを告げて新大陸に来た

2018年4月24日にスマホアプリ、『ロード・トゥ・ドラゴン』の備忘録の更新を完全に終えて何ヶ月かが経ち自分は野生に還っていた。もはやこの獣の咆哮を聞く者は自分以外だれひとりおらず、そのまま森かどこかで朽ちていくはずだった。だがSwitchではつばいされたゲーム、『オクトパストラベラー』が自分を呼び覚ました。尽きることのない飢えを満たしてやる……その声に導かれ、自分は旅を始めた。精神の旅だ。2D-HD、コマンドバトルシステモ、サウンド……世界は美しかった。すぐに夢中になり、自分は野原を駆け巡り、息づく人々と言葉を交わした。そして久方ぶりに、吠えた……。

野生の咆哮とはつまりあふれる感情や体験をTXTにする行為だ。人によってはそれが歌とか劇だったりするだろう。自分は野生を解放するしゅだんを昔からTXTと決めているのでTXTだ。そしてその場所は決まってブロゴだった。ロードラをやっていた時の感情は全てブロゴに書き表されている。やりたければかつてのようにすればよい。自分は再び爪を研ぎながらオクトパストラベラーという素晴らしいコンテンツに出逢えた思いの丈をブロゴに書き始めた。

⇒ろーどらおんりーあごぶろぐ 

だが……ブログランキんグのカテゴリー欄を見たときに自分の胸に冷たい風が吹き込んだように感じた。新着エントリーに次々と出ていくのは精力的な自分のきじだ。しかし、かつてある程度は賑わっていたここに並んでいく他のブログはない。咆哮は重ならず、ただ自らのシャウトが木霊するのみ……。

Livedoorカテゴリには「ロードラ」がある。実際127ブログもあったのか……? それは定かではないがとにかくここにはたくさんの者がおり、各々生きていた。だが今や自分しかおらず、内容も別にロードラとは関係がない。それを改めて自覚した時、ある決意が芽生えた。ここはもうそっとしておこう……そういう気持ちになったのだ。多分誰にもそういう経験はあるはずだ。履き古した靴を見て眠らせてやろうと思うような穏やかな気分だ。やさしみ……常にコンテンツに飢え、収まることのない渇きと共に生きてきた自分には相応しくない、たった一度の感傷だった。自分は森の奥、ゆいいつ光の当たる木々の隙間に「ろーどらおんりーあごぶろぐ」を立てかけ、あと気分的には他のブログとかも立てかけた。余計なお世話だと言う者がいたら、各々セルフで立てかけてくれ。ともかく、深いロードラ森を出て自分は新天地を求め海賊船に乗って大航海の旅に出た。新たに咆哮轟かす大地を巡って、危険なサヴァイヴが幕を開ける。

海賊船はスマホ嵐に呑まれた

新天地はなんかやっぱり慣れ親しんでいるしどこかのブログサービスとかにしよう、などと思っていた自分はとんでもない間抜けだった。実は今月ようやく気づいたことなのだが今どき、ブログをPCブラウーザから見るヤツは滅多にいないという研究データが裏社会から回ってきたのだ。目を剥き慌ててブロゴのアクセス解析を見るとそこには閲らん者の使う武器がPCかスマッホかの正確な情報があった。それによるとPCはおよそ20%、スマッホは80%だった。大きな衝撃を受け自分は椅子から吹っ飛び、本棚にぶち当たって倒れ込んだ。自分が知らない間に時代は変わってしまっていたというのか? ANDROIDの緑の奴とリンゴのマークが口を大きく開け悪魔的な笑みを形作り、乱杭歯を見せて自分をあざ笑うのを視界にとらえながら自分は気絶した……。

自分はだいたいPCからブロゴを書く。スマホでやろうとしたこともあるが指がうまく動かなくて断念した。ロードらのブロゴは4年以上やっているが、自分がPCブラウザから見るのでPCブラウザ前提で改行とかしていた。だが、実はそんな改行なんかとかをしても通りかかった人間はスマッホからブロゴ文字を追っていたという。つまり、せせこましくレイアウトを整えて「ぼく、がんばったよ!」ってやってもこのスマホに支配された現代社会においてはクソほどの意味もなかったということだ。この知らない間に肉薄していたスマホ嵐はブログサービスを探そうと航海の途中だった我が海賊船を木っ端微塵にした。荒れ狂う風雨、そして雷が轟く中で自分は僅かな力でバらバラになった木板にしがみつき、大波に耐えた。だが、いつしか無限のような時間を捨てていたという徒労感の渦に呑み込まれ腕の力は抜け……気づいたらこのnoteという新大陸へたどり着いていた。

noteはよくわからない

目を覚ました自分は瓦礫と木片を集めて小屋を作り、今はそこで体を温めている最中というわけだ。軽く周囲の探索してきた限りではこの新大陸は軒並みあるブログサービスよりも文章を書くことに関してはかなりシンプルな出来だということがわかった。画面はほとんど白いし、余計なことを言ってくる気配はない。イルカとかが出てきて、「こうすると良いよ!」とか言ってきたら自分はたぶん……いや確実に気分を害するだろう。何なら小屋を蹴り壊し、泳いで元いた大陸へ帰ろうと無謀な試みをするかもしれない。だがその心配は杞憂で終わった。noteはほぼマインクラフトの世界であり、集めたものと……持ってるもので何とかしろ。そういうサバイバルを薦めてきていることが大体わかったからだ。

何が面白いんだかわからないがアイコンはにやけ面だ。たぶんすぐに変えるだろう。この新天地ではとりあえずオクトパストラベラーとかのことについてを書いていくことになる。まだショボい小屋でしかないがある程度書いたら石とかレンガになり、やがて砦がここに生まれるだろう。この大陸に慣れたらロードラのブロゴのほうのオクトパス記事はこっちに全部移すがそれは今じゃない。もう少し武器と資源をかき集め、自衛ができるようになってきたら自分は本格的に牙を剥き、槍とかを投げ始めるはずだ。思えば遠いところにきて、かつてのブロゴも地平線の遥か向こうだ。だが、同じ星の下に在る……それは間違いない。自分は小屋を出て満点の星空を眺め、ややあって近くのヤシの木に登ると力強くココナッツをもいだ。

#日記 #ロードラ #オクトパストラベラー #ロードトゥドラゴン

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