【コラム】予習で覚えたい竹弓ワード★

教えてください、って言われたら。。。

ある日のこと

竹弓のコトを教えてください!という相談を受けたときのことです。
あれこれ教えている途中に相手の顔に「?」が浮かんでいるのが分かりました。

別の日

再び相談を受けておりました。
単語の意味を解説したり、遠回しに解説したり、思った以上に時間がかかってることに気が付きました。練習時間がな限られてる夜であったので、勿体なかったです。

今回は
「竹弓のコトを聞く前にちょっとだけ予習していきましょう!最低限の単語編」
と題して、単語を紹介していきます。


復習〜合成弓でも使う単語〜

わざわざ解説をするまでもないでしょう。
末弭・・・弓上部の弦をかける部分
本弭・・・弓下部の弦をかける部分
握り・・・引くときに持つところ
関板・・・ストッパー
弦通り・・弦を通り方
入木・・・弓の右に弦が通ってる状態
出木・・・弓の左に弦が通ってる状態
弦輪・・・弭にかける部分の弦


予習〜竹弓で知っておきたい単語〜

最低限、これだけ知っておけばスムーズに会話が進むであろう単語をピックアップします。

成り/張り顔・・・弦を張ったときに側面から見た形
姫反り・・・末弭の関板下部の反り
上成り・・・握り上部付近の湾曲してる部分
胴・・・・・握り上下の湾曲するまでの部分
下成り・・・握り下部付近の湾曲してる部分
小反り・・・本弭の関板上部の反り

外竹・・・外側の竹
内竹・・・内側(握る方)の竹
側木・・・弓の側面から見えている木材

これ以外にも単語がたくさん出てきますが、
会話していくうちに覚えていくものだと思います。
実物を見ないと分からない単語を予習しても意味はありません。
例えば、下が強い・・・下が立ってる、と書いても文章からだと全然分かりません。強い?立ってる?それって何?となると思います。
写真があれば分かりやすいと思いきや、写真で見るのと、自分の目で見るのとでは見え方が違ってきます。

ヒゴ、芯材、カーボン内蔵竹弓、ニベ弓、など教える側としては覚えてほしい単語はいっぱいあります。
弓師の名前や、◯◯成りも、最初から興味を持て、というのは無理は話です。
合成弓も1種類しか知りません。
弦も1つしか買ったことありません。
ユガケのメーカーっていくつもあるんですか?
というのと同じように、竹弓にも同じことが言えます。

興味をもって、ちょっとずつ知っていってもらえると嬉しいです。

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