竹🎍弓右衛門(たけ-ゆみえもん)

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竹🎍弓右衛門(たけ-ゆみえもん)

X(twitter)→@YumiAmon ”先生が教えてくれない竹弓のあれこれ”を自分なりに紹介していきます。 弓への愛も広めていきます

マガジン

  • 『先生が教えてくれない 竹弓の世界 没入編』

    本マガジンは入門に加えて、さらなる竹弓の世界に没入したい人に向けて編纂しました。 ■扱い方、矯正方法 ■知識のアップデート ■明日役に立たない有用な知識 不定期で更新していきます。

  • 【雑談編】弓右衛門の竹弓備忘録

    竹弓の記事の雑談だけをまとめています

  • 【弦編】弓右衛門の竹弓備忘録〰弦編〰

    弦が出てくるnoteのみをまとめています。

  • 【コラム編】弓右衛門の竹弓備忘録

    コラムのみをまとめたマガジンです。

  • 『先生が教えてくれない 竹弓の世界 入門編』

    竹弓を扱い始めた人からある程度使い慣れた人まで、より深く楽しく学ぶために作成したマガジンになります。 これ1冊あれば、だいたいの場所で安心できる内容になっています。 読むだけでは身につきません。読んで、実践して、実感してもらえるとありがたいです。 さぁ、今からあなたの竹弓ライフをレベルアップさせましょう!

最近の記事

  • 固定された記事

【お知らせ】マガジン第3弾決定!(▲1.00加筆)

【変更履歴】 2024.03.25 ▲1.00 ”マガジンの発行タイミング”の項を追加 日頃より弓右衛門のnoteをご覧いただき、ありがとうございます。 今回のnoteは3つ目のマガジンの刊行が決定したことを報告いたします。 題して、 「弓道教歌の解説集(仮)」 です。 内容としては、 単一のnoteでは弓道教歌と解説と感想を紹介していきます。 それをまとめてマガジンにしていきます。 記事の構成弓道教歌 歌を紹介します。 歌意 歌の意味を解説します。意味が同じ

    • 【弓道教歌】遠矢前(2)

      遠矢前の2回目です。 今回も解釈が難しいものが出てくるんでしょうか。 1回目はこちらからご覧いただけます。 1021 竹林 (歌意) 勝手を高く右の肩に引掛けて、延びるに従って押手の拳を高く射遣(いや)る所に当てる様にして射よ、との意。 (感想) もしかして、現代の射をイメージしてるから混乱するのかもしれないです。 無菓子の射術では大きく引いていない、という前提であれば、妻手を肩に担ぐように引いて、弓手を高くすれば遠くに飛ばせると。 甲冑もあったので、兜に干渉しない引き

      • 【村取りのすゝめ】鉋を生み出す★

        弓右衛門は衝撃を受けたことがあります。 市販の鉋はそのまま使われることはなく、職人はカスタマイズをしているのです。 職種に合わせて使いやすいようにしてます。 弓師も例に漏れず、鉋をカスタマイズしています。 村取り用の鉋、まずは1つ生み出していこうじゃありませんか!

        • 【弓道教歌】初心者に対する教え方★

          今回は”初心者に対する教え方”になります。 コレは興味津々、先達はどのような教え方の教訓を遺していったのでしょうか? それでは云ってみましょう! 20 大和 (歌意) 子供には矢業を望むことは無理であり、先ず弓の引きかたの概略と射礼を教えるのがよい。このことは単に子供の場合だけでなく、初心者の場合も同様である。 (感想) 子供や初心者に教えるのは技術ではなくて、大まかな引き方と射礼ですか。 最初に技術云々を教えないのは理解できます。まずは体を作ることが優先でしょうから。

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        【お知らせ】マガジン第3弾決定!(▲1.00加筆)

        マガジン

        • 『先生が教えてくれない 竹弓の世界 没入編』
          20本
          ¥600
        • 【雑談編】弓右衛門の竹弓備忘録
          17本
        • 【弦編】弓右衛門の竹弓備忘録〰弦編〰
          2本
        • 【コラム編】弓右衛門の竹弓備忘録
          16本
        • 『先生が教えてくれない 竹弓の世界 入門編』
          34本
          ¥700
        • 【お知らせ集】これまでのお知らせまとめ
          6本

        記事

          【雑談】竹弓アドバイザー始めました(★100個目記念)

          本来であれば4月1日に出すつもりの内容でした。 なんだかんだで遅れてしまい、、、せっかくなので100個目の記事にしちゃえ、ということで、悪ふざけにお付き合いください。 現実の知識と身体能力と技術をそのままにMMORPGを行うとしたら? 現実世界にモンスターが蔓延り、サラリーマンやOLの代わりにハンターが労働者としての地位を得ていたら、 会社ではなくギルドがあったとしたら、 そんな世界で弓右衛門はどんな職業を選択するだろうか? 今回はそんな妄想のお話です。 ステータス職業:

          【雑談】竹弓アドバイザー始めました(★100個目記念)

          【雑談】竹弓が重たいと大変だよね

          今回の記事はコラムにしようか、雑談にしようか悩みました。 散々悩んだ結果、雑談ということで思ってることを書き連ねるだけにしました。 結論から書きます。 竹弓の質量が軽いに限ります。 少しだけ他の人よりも多くの竹弓を引いてきて感じた結論がこれです。 もう一度云います。 質量の軽い竹弓がいいです。 まずは執弓の姿勢が楽です。 待ってる時間が地味に長いので、腕への負担が少ないに限ります。 関板の配分を工夫すれば重量の感じ方を軽くすることもできますが、根本的な重量が他で影響が出

          【雑談】竹弓が重たいと大変だよね

          【弓道教歌】未熟なものは弟子を取り立てるな★

          今回は”未熟なものは弟子を取り立てるな”という内容になります。 ちなみに、このタイトルは自分でつけてるわけではないので、気にしないでください。小項目みたいなものです。 15 大和 (歌意) まことの射の道理も不明にして師範となり、弟子をとることは邪道である、との意である。これは日置弾正が詠んだ歌とされている。 (感想) ”まことの射”とは何か?それを理解できる人がどれだけいるのか、、というより、求めるのが弓の道でしょう。 軽率に弟子を取るなよ、くらいの受け止め方をします

          【弓道教歌】未熟なものは弟子を取り立てるな★

          【コラム】籐の数はいくつがいいか?★

          籐の数はいくつがいいか? 上下の切詰め籐と矢摺籐の最低3箇所は必須です。これを3箇所巻といいます。 他には5箇所巻き、7箇所巻が一般的でしょうか。 (重籐弓は何箇所なのでしょうか?機会があれば数えてみたいものです。) 5箇所巻には2つのパターンがあります。 ①握り革の下に1箇所+矢摺籐上部に1箇所 ②矢摺籐上部に2箇所 ①の上部の籐は飾り籐といい、模様を作ることもあります。 ②は三階籐といって、(たしか)尾州竹林流の巻き方だったと思います。 3cm巻いて、1cm感覚を開

          【コラム】籐の数はいくつがいいか?★

          007_竹弓の慣らし方〰弦編〰★

          弓具って選択肢が多くてどれを使ったら良いか迷いますよね。 なかでも、一番気軽に試すことができるのは弦です。1本500円〜1500円程度で購入ができ、気に入った弦を見つけることもできそうです。 弓、矢、ユガケは高くて気軽に買い足すことができない難点があります。 弦探しの旅に出る前に、弦を掛ける竹弓の準備をしましょう。 そう、今回は慣らしに使う弦の考え方になります。 弦の基礎知識弦は大きく2種類に分類されます。 合成弦と麻弦です。 ここでは合成繊維を使った弦は全て合成弦として扱

          007_竹弓の慣らし方〰弦編〰★

          【弓道教歌】射と弓具の関連(2)★

          射と道具の関連の2回目です。 今回は強弓を使うことに関しての歌になります。 1回目はこちらです 1129 吉田 (歌意) 強弓を好む射手の心は、下手な者の心持ちである。それは弓力は弓にあると思うからである。しかし、実際は矢飛びよく貫徹力の強いのは放れの稚拙にあるので、単に強弓を用いて放れが拙(ヘタ)であれば、矢は陸(ロク)に行かず、貫徹力も少ない故、徒(イラズラ)に自分の力量以上の強弓を用いるな、との意味である。 (感想) 矢飛びを良くするために強い弓を求めるのは間

          【弓道教歌】射と弓具の関連(2)★

          【弓道教歌】愛情を以て弟子を育てよ★

          今回は”愛情を以て弟子を育てよ”になります。 今の先生→これから先生になろうとする人に対してのお言葉でしょうか。 10 大和 (歌意) 父母の心とは、子に対し愛情を以て立派に育てようとする心を云い、教師が愛情を以て、弟子を我子のように指導を続け、漸く立派に射れるようになったのは、誠に喜ばしいことである。 (感想) 自分の子供を育てるように弟子を育てることで、弟子が立派な射手になれば喜ばく思う、、、本当? 同時期に子供と弟子を同じようは無理です。子供がある程度成人し、自身

          【弓道教歌】愛情を以て弟子を育てよ★

          【コラム】三河弽

          もう何年も前のことか分かりません。 長期休暇に各地のお店を巡りました。その中でも長時間の拘束から逃れず、お土産までいただいてしまいました。 そう、今回は弓右衛門あらため弽右衛門がお送りする1回限りの”ユガケ”のお話になります。 ※記述内容の漢字など原文準拠で記載します

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          【村取りのすゝめ】①村取りの順序

          村取り村取り・・・竹弓を削って、竹弓を完成にしていく工程のことです。 まずはどんな工程があるかを見ていきましょう。 村取りは1回では終わりではありません。 竹弓の完成までの工程の中には4回の村取りがあります。 荒村→中村→小村→射手村の順番になります。 そうそう、お店で販売されてる弓は完成されてる弓ではありません。 そのことを念頭に置いて、村取りの解説を読むと、すんなりと理解できると思います。 荒村(新村)新張りのまま数日置いて、裏反りも少し抜いた状態で行います。 最初

          【村取りのすゝめ】①村取りの順序

          【弓道教歌】教師の心構え

          指導者としての心構えを詠ったものになります。 今では先輩諸氏の背中を見て学ぶことが多いですよね。 参考になるもの、やってはいけないこと、その他もろもろ存命してる方々に教えてもらっています。 歌は今は亡き先達が遺してくれたものであり、”先生”といっても過言ではありません。 1 吉田、大和 (歌意) 種々の道をきゝ覚えておく先生こそ、父母は子を育て立派に成人させる様に門弟を教え育てゝ、立派な射手となし、又弓道を発展向上させる父母ともなることができる。 (感想) いろんな考え

          【弓道教歌】遠矢前(1)

          今回は遠矢前になります。 遠矢前と遠的って違いがあるんでしょうか? メートル法ではないので60m競技とは等しくないとして、どこからが”遠い”と表現するのか。 それとも堂射のような通し矢を目的とするのか、射流しなのか、謎の解き明かしを試みつつ見ていきます。 1018 竹林 (歌意) 遠矢を射るには、足踏、肩、腰骨の三重を曲尺に重ねて、掛らず退かず、くる身にして反橋の身を作れ、との意味である。妻肩は腰骨のこと。上肩は左右の肩。くる身は足間狭く一所に揃え、勝手の脇腹を引立てるよ

          【弓道教歌】射抜物★

          今回は射抜物になります。 2つだけ紹介します。 1099 大和 (歌意) 射抜物を行なう場合は、十分に心得た自信のある弓矢で射よ、との意味である。 (弓右衛門の感想) 教歌集の順番からすると、ここでの射抜物は堅物射抜きのことだと思われます。 堅物を射抜く場合、角見の効き具合や自己の技量に合致した最も貫徹力のある弓を使うのが良さそうですね。 弓右衛門は28mでフライパンを狙ったことがあります。穴が空きましたが、貫通はしませんでした。 これをもっと近い距離からやっていれば