【弓道教歌】愛情を以て弟子を育てよ★

今回は”愛情を以て弟子を育てよ”になります。
今の先生→これから先生になろうとする人に対してのお言葉でしょうか。


10 大和

父母(ちちはは)の 心も弓に 隔てなく
養ひ立し 事ぞ嬉しき

(歌意)
父母の心とは、子に対し愛情を以て立派に育てようとする心を云い、教師が愛情を以て、弟子を我子のように指導を続け、漸く立派に射れるようになったのは、誠に喜ばしいことである。

(感想)
自分の子供を育てるように弟子を育てることで、弟子が立派な射手になれば喜ばく思う、、、本当?
同時期に子供と弟子を同じようは無理です。子供がある程度成人し、自身もある程度のレベルになり、余裕がある時ならばできることだと思いますね。


11 日置、大和、印西

小人(しょうにん)の 器用なりせば 苗にして
秀(ひいづ)る如く 弓を射させよ

(歌意)
小人等初学者で、覚えの早い者には、例えばよい苗を植えて養育し大きくなるように、愛情を以て、弓道の理と業を逐次に教え導いて大成させるようにせよ、との意。

(感想)
初心者に愛情を持って接するのはその通りですね。
逐次教え導くというのは、正解を教えるのではなくて、ヒントを出す意味だと思います。導く、ですからね。連れて行く、ではないのがポイントです。
覚えの早い者と限定してる点が気になります。覚えが遅いものにはどうすればいいんでしょう?読み取れないですね。
ヘルプミー。


12 吉田

兒人(ちごびと)の 器用なるをば 苗にして
秀(ひいづる)ごとく 弓を射させよ

(歌意)
兒人は小人に同じ。歌意は同上
※兒・・・児の旧字、こ / 幼い子供 / 若い男性などの意味を持つ漢字


13 道雪

小人の 器用なるをは 苗にして
ひいつることく 弓を射させよ

(歌意)
同上


14 竹林

人の弟子 かまひて弓を そしるなよ
其人ごとに 心あるべし

(歌意)
教師の心得として重要な歌である。人は誰でも長所と短所をもっており、弓道においても各人各様の病癖をもっているのが通例である。
師は我が弟子の病癖等を直し、上達せしめるために、一箇所づゝ矯正の順序を考えて指導している筈であるから、他師の弟子を見て病癖があったとしても、それを誹謗し悪口を云ったり、或は親切顔をして注意したり、指導したりすることは慎むべきであると戒(いまし)めた歌である。

(感想)
すごく分かります。教え魔と呼ばれる人々は見てほしいです。
どなたかの先生の指導を受けてるかもしれないので、横から口を挟むのはよろしくないですね。
指導するなら必ず一言伝えてから、とも云いますが、”じゃあ遠慮します”って断れる人もなかなかいないと思います。
じゃあどうするか?親しくない人には関わらないことです。うん、それはいいですね。初心者の所作は気になりますが、断腸の思いで我慢です。
長くなるので、このあたりにしましょうか。



以上、”愛情を以て弟子を育てよ”についてでした。
皆さんの感じたことを是非コメントしていってください。

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