062_竹弓と遠的

緊急で記事を書きました。(初売りセールの情報がありますので。)

竹弓と矢の重さは切っても切れない関係性があります。
60mという遠い距離にある的に矢を中てるにはブレを極力無くしたいものです。俯角をつけるというひとつの要素も精度良くしたいと考えるのは普通の考えです。
矢を軽くして低い弾道で矢を飛ばすことで、俯角と風の影響を若干ですが軽減できます。
しかし、賢明な方はお気づきかもしれませんが、弓右衛門のnoteには射技の話が一切出てきません。手の内はこうすれば射が良くなる、のような技術的な側面はもっと上手い方々にお任せします。
あくまで竹弓の扱いという観点から見た技術的な話が稀に出てくるのみです。
これを踏まえて、竹弓の遠的の話をしたいと思います。

矢の話

結論 矢を軽くしすぎてはいけません
理由 竹弓に負担がかかるから

これに尽きます。
解説していきます。
近的と遠的で矢の重さを変えることが一般的だと思います。
(妻手に触れる感覚を一緒にしたいからと、シャフトの太さを一緒にする人もおります。興味深い考えです。)
狙いを極力上げたくないならば羽根を遠的用にすることは必須条件です。
矢を軽くしすぎることは竹弓へ負担をかけます。

”弓力+8グラム”くらいを下限にしたほうがいいでしょう。
一説には近的でも”弓力+7グラム”で大丈夫、ということも言われますが、ニベ弓の話ですので、合成接着剤の竹弓と前提が変わってきます。
矢が軽いと空筈に近い間隔となり、引き絞った力が矢に伝わりきる前に弦から離れてしまい、残った力は竹弓に蓄積されます。
この負荷の蓄積が関板や鳥打ちにかかってしまい、首折れや笄を引き起こします。

弓手の押し方の話

射技の話が出てこないという冒頭の話を無視したわけではありません。
竹弓は押し方ひとつで形に変化を生じさせます。
上押しをかけると上成りが膨らんで、下成りが立ってきます。
遠的ではそれが顕著に出ることがあります。
より遠くに飛ばそうとして弓手を押しますよね。無意識に的に向かって押そうとすると、上押しがかかってしまいます。何もない空に向かって押すよりも的があったほうが目標がはっきりしていますから。
上押しをかけて、かつ、捻りも強すぎると、ここで笄が起きます。(竹弓は捻れの力に弱いです。)
通常の竹弓はしっかりと中押しにしたほうがいいでしょう。
もともと下が強い弓(=遠的に向いてる弓)では、ベタ押し気味の中押しにすると、下のメリットを最大限に活かすことができます。
上押しのかけすぎは破損に繋がってしまいます。


カーボン矢の話

矢の重さを変えずに狙いを低くしたい人、ジュラルミンの矢よりもカーボン矢を使ってみてください。
遠的においてはカーボン矢は軽くて直進性があるため、有利に働きます。
ジュラ矢と同じ重さでも遠くに飛んでくれます。

さらに近的に近づけたい人、カーボン矢の中でもKC麦粒を使ってみてください。
一般的なカーボン矢の形状は一文字 or 杉成になるので、形状を麦粒にします。
麦粒の詳しい解説はメーカーのHPを載せておきますので、そちらを参照してください。

ジュラルミン矢→カーボン矢(一文字・杉成)
カーボン矢→KC麦粒
で2段階の感動があると思います。


KC麦粒ですが、現存するカーボン矢のなかではぶっちぎりで高額商品です。
6本揃えるだけでも5万円くらいだったと思います。
小山矢(愛知県岡崎市)の初売りセールで既製品は2割引き(例年通りだと)になりますので、
タイミングがあれば行ってみるのもありかもしれません。

小山矢SNSより セール情報


まとめ

矢を軽くしすぎない
手の内を工夫する
カーボン矢を使う
です。
もっと書きたいことがありましたが、速度優先度ということでご了承ください。
後ほど追記していきます。

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